2017年03月22日
インターロイキン サイトカイン 抜粋まとめ
インターロイキン(Interleukin)とは一群のサイトカインで、白血球(leukocyte から-leukin)によって分泌され、細胞間(inter-)コミュニケーションの機能を果たすものをいう。ILと略される。
IL-1:RANKLを介さずに直接破骨細胞の分化や機能を制御 骨芽細胞に作用し、RANKLの発現を促すことにより破骨細胞の分化を促進 マクロファージによって分泌され急性期反応を誘導する。
IL-2:T細胞によって分泌されT細胞の増殖と分化を促進する。がんの免疫療法に用いられる。
IL-3:T細胞によって分泌され骨髄幹細胞を刺激する。
IL-4:破骨細胞の分化を抑制 B細胞の増殖とT細胞および肥満細胞の分化に関与する。アレルギー反応で重要。
IL-5:B細胞を刺激してIgAを産生させ、 また好酸球を刺激する。
IL-6:骨芽細胞に作用し、RANKLの発現を促すことにより破骨細胞の分化を促進 マクロファージを刺激して急性反応を誘導する。
IL-7:B細胞、T細胞、NK細胞の生存、分化、ホメオスタシスに関与する。
IL-8:好中球の走化性を誘導する。
IL-9:肥満細胞を刺激する。
IL-10:樹状細胞を抑制することによって、Th1サイトカイン産生を阻害する。
IL-11:急性期タンパク質を産生させる。
IL-12:破骨細胞の分化を抑制 NK細胞を刺激し、Th1への分化を誘導する。
IL-13:B細胞の増殖と分化を刺激し、Th1細胞を阻害し、マクロファージの炎症性サイトカイン産生を促進する。
IL-14:活性化B細胞の増殖誘導。B細胞の抗体産生抑制。T細胞から産生。
IL-15:末梢血単球および上皮細胞から産生。キラーT細胞の活性化。B細胞の増殖と分化誘導。
IL-17:骨芽細胞に作用し、RANKLの発現を促すことにより破骨細胞の分化を促進 炎症性サイトカインの産生を誘導する。
IL-18:破骨細胞の分化を抑制 インターフェロン-γの産生を誘導する。
破骨細胞に関するまとめ↓↓↓
IFN-γ 破骨細胞の分化を抑制
T細胞はRANKLを発現したり、可溶性RANKLを分泌することが知られており、一定条件下では破骨細胞分化を促進する可能性がある。
OPG 破骨細胞の形成を抑制するサイトカイン
OPG←→RANKL結合を活性することにより、RANK←→RANKL結合を阻害し、破骨細胞の形成を抑制する
(上文言は RAの医学 −サイトカイン最前線−
第8回 サイトカインと骨免疫学様情報を抜粋埋め込んでます。
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