2015年12月19日
読書感想文『心休ませる』 おすすめの文章と自分なりの感情
こんにちわ、小谷中広之です
今回のブログでは私「小谷中広之」が読んだ本の中で気に入った文章を紹介するとともに私「小谷中広之」がその文章に対して感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に読書感想文は更新していきます)
決して細かくは書くことはありませんのでご了承ください
私「小谷中広之」が感じた文章を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、加藤諦三様の「心の休ませ方」です
加藤諦三様。1938年生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会研究科を卒業。早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所準研究員
気になる文章
●休んでいるときに「こんなことをしていられない」と焦る必要はない。生きることに疲れたあなたは、今こうして生きているということだけで偉大なのです。よくここまで犯罪も侵さず、自殺もしないで頑張って生き延びてきた
あなたと同じ環境に生まれて、心の傷を癒すために犯罪を犯した人はたくさんいる。今こうして疲れて生きているということは、そのことだけで立派なことなのである
○小谷中広之の感情・・・まずは生きることだけを考えてみよう
生きている、それだけで一つ得をしている
●生きることに疲れたうつ病者は、何よりも今の自分の経験を人に話すことである。うつ病者は自分の失敗の体験を話すことである。それを話せる人を探すことである、もし見つからなければ日記でも何でもいい。安全なところに吐き出すことである
○小谷中広之の感情・・・吐き出すことで、必ず何かの変化は起きる。つまり気持ちがスーッと楽になる可能性が高い
●脚の裏をケガした人が「歩けない」といえば普通の人は理解する。しかし、5体無事なうつ病者が「歩けない」と言っても、普通の人はなかなか理解できない
それは人は足で歩いていると思っているからである
人は足で歩いているのではない。人は脳で歩いているのだ。うつ病者はその脳が傷んでいる。足の裏のケガは見えるが、脳のケガは見えない
○小谷中広之の感情・・・うつ病者だけではない。心の病を背負っている人や、不安を抱いて生きている人もきっと同じようなことだろう
見た目だけでは決して判断してはいけない
●「私はどうしていつもこのような目に合わなくてはならないのですか?」
「私を認めてほしい」といつも思っているウサギがいました。今日もなにをしていいのかわからないウサギは、サルとヒツジが歩いている道を、サルとヒツジに誘われるまま同じように歩き出しました。道中、サルとヒツジと同じような気分になれることで楽しい時もありました
ところが道が二つに分かれるところで、サルが別れていきました
ウサギは突然のことでどうしたらいいのかわからなくなりました。でも自分にはヒツジがいると思うと少し安心しました
しばらくすると夕方になりました。ヒツジは「ウサギさんはどこまで行くのですか?私はこの草原でしばらく休みます。もうしばらくすると友達が来ますからその友達と美味しい草の生えている草原に向かいます」とウサギに言いました
ウサギは、またまた突然言われて驚きました。自分はこの道を選んだのはサルとヒツジがいたからです。どんどん日が落ちて辺りは漆黒の闇となってしまいました
誰もいない草原でウサギは星に向かって言いました
「私はどうしていつもこのような目に合わなくてはならないのですか?」
生きることのに疲れたときにはじめて気が付く
答えは「自分はこう生きよう」と考えることがなかったからである
人に認めてもらいたいということばかりに気を取られて生きてきたからである
ウサギは今日はとにかくゆっくりと眠ることである。明日の朝が来たら考えればいい
○小谷中広之の感情・・・人や物に依存して生きていくことをやめてしまおう
そのためにまずはシンプルな孤独を受け入れよう
●生きることに疲れることで、考えが深くなった。この時期を乗り越えれば、前に比べて考え深く、思いやりのある人のなっている
カメがカエルと遊んでいました。カメは小さな魚を取ってはカエルに分けてあげました。カエルが喜ぶとカメは嬉しくなりました。カエルと遊んでいたらカメは気が付くと海から随分離れていました。そして、あたりが暗くなっていました
カエルは大好物の蚊を美味しそうに食べています。カメはそれを眺めるばかりです。「自分はいったい何をしていたのだろう。カエルは食べ物さえ分けてくれない。分けてくれても蚊は食べられない。あー、どうしてこんなところまで来てしまったのだろう」とカメは悲しんでいます。カメはもう大人になっていて、今からではカエルの世界に溶け込むことはできません
苦労してついてきた自分は何を変えるに求めていたのか、この時初めて気づきました。それは誰でもいいから、淋しい自分を慰めてほしかっただけなのです
それがもっと早くわかっていれば、カメは自分にあった相手を選んでいたはずです。結局、カメは淋しさが原因で、いま、たった一人ぼっちで淋しく野原にたたずむということになってしまいました
生きることに疲れた人はこのカメと同じである。淋しい人は誉められることがうれしい。人が自分に注目してくれることがうれしい。そこで自分を見失う
カメが自分を知っていれば、自分のエリアの中で心楽しむことができる。自分を持っていればカメはカエルを深追いしなかっただろう。自分の生き方に自信があれば、カエルは迎合(ゲイゴウ)しない。そんな頼もしいカメを見たらきっとカエルのほうが歩み寄ってくる
○小谷中広之の感情・・・まずは今の自分の身の丈を知ろう
●受け身でいるから当然、日々困難は増大してくる。いつも受け身でいるうちに、なんでもないことがものすごい困難に思えてくる
受け身でいるからストレスが増して来る。困難に出会うから受け身になるのではなく、受け身が物事を困難にしてしまうのである。受け身の態度や考え方が困難を呼び込んでしまう。これが「悩みは自分で作る」という意味である
○小谷中広之の感情・・・不安は、逃げれば倍増し、立ち向かえば半減する
●うつ病者は血中にコルチゾールという副腎皮脂ホルモンのレベルが高い。コルチゾールはストレスの際に放出されるホルモンである
うつ病になるような人はストレスでコルチゾールが出続けている。そしてこのコルチゾールは大脳辺縁系に作用して、セロトニンの受容体を「うつ」のほうに刺激する
○小谷中広之の感情・・・ネット情報です
ビタミンCや亜鉛を摂取することによりこのコルチゾールを抑えることができるそうです
●経済が豊かになり、職業選択の自由をはじめ様々な自由が与えられた。中世から考えれば、今の時代は夢のような時代である
しかし、自由な時代は、同時に人が生き方を間違える時代でもある。生きることに疲れた人は自由な時代の中で生き方を間違ったのだ
○小谷中広之の感情・・・自由という人生の副作用は必ずある
選択することがたくさんありすぎることの自由は、選択が苦手な人にとって苦痛でしかないだろう
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
今回のブログでは私「小谷中広之」が読んだ本の中で気に入った文章を紹介するとともに私「小谷中広之」がその文章に対して感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に読書感想文は更新していきます)
決して細かくは書くことはありませんのでご了承ください
私「小谷中広之」が感じた文章を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、加藤諦三様の「心の休ませ方」です
加藤諦三様。1938年生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会研究科を卒業。早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所準研究員
気になる文章
●休んでいるときに「こんなことをしていられない」と焦る必要はない。生きることに疲れたあなたは、今こうして生きているということだけで偉大なのです。よくここまで犯罪も侵さず、自殺もしないで頑張って生き延びてきた
あなたと同じ環境に生まれて、心の傷を癒すために犯罪を犯した人はたくさんいる。今こうして疲れて生きているということは、そのことだけで立派なことなのである
○小谷中広之の感情・・・まずは生きることだけを考えてみよう
生きている、それだけで一つ得をしている
●生きることに疲れたうつ病者は、何よりも今の自分の経験を人に話すことである。うつ病者は自分の失敗の体験を話すことである。それを話せる人を探すことである、もし見つからなければ日記でも何でもいい。安全なところに吐き出すことである
○小谷中広之の感情・・・吐き出すことで、必ず何かの変化は起きる。つまり気持ちがスーッと楽になる可能性が高い
●脚の裏をケガした人が「歩けない」といえば普通の人は理解する。しかし、5体無事なうつ病者が「歩けない」と言っても、普通の人はなかなか理解できない
それは人は足で歩いていると思っているからである
人は足で歩いているのではない。人は脳で歩いているのだ。うつ病者はその脳が傷んでいる。足の裏のケガは見えるが、脳のケガは見えない
○小谷中広之の感情・・・うつ病者だけではない。心の病を背負っている人や、不安を抱いて生きている人もきっと同じようなことだろう
見た目だけでは決して判断してはいけない
●「私はどうしていつもこのような目に合わなくてはならないのですか?」
「私を認めてほしい」といつも思っているウサギがいました。今日もなにをしていいのかわからないウサギは、サルとヒツジが歩いている道を、サルとヒツジに誘われるまま同じように歩き出しました。道中、サルとヒツジと同じような気分になれることで楽しい時もありました
ところが道が二つに分かれるところで、サルが別れていきました
ウサギは突然のことでどうしたらいいのかわからなくなりました。でも自分にはヒツジがいると思うと少し安心しました
しばらくすると夕方になりました。ヒツジは「ウサギさんはどこまで行くのですか?私はこの草原でしばらく休みます。もうしばらくすると友達が来ますからその友達と美味しい草の生えている草原に向かいます」とウサギに言いました
ウサギは、またまた突然言われて驚きました。自分はこの道を選んだのはサルとヒツジがいたからです。どんどん日が落ちて辺りは漆黒の闇となってしまいました
誰もいない草原でウサギは星に向かって言いました
「私はどうしていつもこのような目に合わなくてはならないのですか?」
生きることのに疲れたときにはじめて気が付く
答えは「自分はこう生きよう」と考えることがなかったからである
人に認めてもらいたいということばかりに気を取られて生きてきたからである
ウサギは今日はとにかくゆっくりと眠ることである。明日の朝が来たら考えればいい
○小谷中広之の感情・・・人や物に依存して生きていくことをやめてしまおう
そのためにまずはシンプルな孤独を受け入れよう
●生きることに疲れることで、考えが深くなった。この時期を乗り越えれば、前に比べて考え深く、思いやりのある人のなっている
カメがカエルと遊んでいました。カメは小さな魚を取ってはカエルに分けてあげました。カエルが喜ぶとカメは嬉しくなりました。カエルと遊んでいたらカメは気が付くと海から随分離れていました。そして、あたりが暗くなっていました
カエルは大好物の蚊を美味しそうに食べています。カメはそれを眺めるばかりです。「自分はいったい何をしていたのだろう。カエルは食べ物さえ分けてくれない。分けてくれても蚊は食べられない。あー、どうしてこんなところまで来てしまったのだろう」とカメは悲しんでいます。カメはもう大人になっていて、今からではカエルの世界に溶け込むことはできません
苦労してついてきた自分は何を変えるに求めていたのか、この時初めて気づきました。それは誰でもいいから、淋しい自分を慰めてほしかっただけなのです
それがもっと早くわかっていれば、カメは自分にあった相手を選んでいたはずです。結局、カメは淋しさが原因で、いま、たった一人ぼっちで淋しく野原にたたずむということになってしまいました
生きることに疲れた人はこのカメと同じである。淋しい人は誉められることがうれしい。人が自分に注目してくれることがうれしい。そこで自分を見失う
カメが自分を知っていれば、自分のエリアの中で心楽しむことができる。自分を持っていればカメはカエルを深追いしなかっただろう。自分の生き方に自信があれば、カエルは迎合(ゲイゴウ)しない。そんな頼もしいカメを見たらきっとカエルのほうが歩み寄ってくる
○小谷中広之の感情・・・まずは今の自分の身の丈を知ろう
●受け身でいるから当然、日々困難は増大してくる。いつも受け身でいるうちに、なんでもないことがものすごい困難に思えてくる
受け身でいるからストレスが増して来る。困難に出会うから受け身になるのではなく、受け身が物事を困難にしてしまうのである。受け身の態度や考え方が困難を呼び込んでしまう。これが「悩みは自分で作る」という意味である
○小谷中広之の感情・・・不安は、逃げれば倍増し、立ち向かえば半減する
●うつ病者は血中にコルチゾールという副腎皮脂ホルモンのレベルが高い。コルチゾールはストレスの際に放出されるホルモンである
うつ病になるような人はストレスでコルチゾールが出続けている。そしてこのコルチゾールは大脳辺縁系に作用して、セロトニンの受容体を「うつ」のほうに刺激する
○小谷中広之の感情・・・ネット情報です
ビタミンCや亜鉛を摂取することによりこのコルチゾールを抑えることができるそうです
●経済が豊かになり、職業選択の自由をはじめ様々な自由が与えられた。中世から考えれば、今の時代は夢のような時代である
しかし、自由な時代は、同時に人が生き方を間違える時代でもある。生きることに疲れた人は自由な時代の中で生き方を間違ったのだ
○小谷中広之の感情・・・自由という人生の副作用は必ずある
選択することがたくさんありすぎることの自由は、選択が苦手な人にとって苦痛でしかないだろう
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
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