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2015年04月17日

ドムドムバーガーの思い出

ドムドムには、ある種苦い思い出がある。
長くなりますが、聞いて下さい。

もう随分まえ、わたしの父親はリストラにあい、
子会社であるドムドムに出向した。
まだ幼かったわたしは、
「お父さんってすごいなぁ!
ハンバーガーつくってるんだもん!」と
殆ど尊敬の眼差しで父を見ていたものだ。
しかし、周りの人達は違った。
学校へ行けば、いつ誰が広めたのか
「コイツのとーさん、ドムドムで働いてんだってよ!」と
ちょっとしたイジメの対象になりました。
ついたあだ名も、ストレートに「ドムドム」。
学校へ行くのがすごくイヤでした。
ある日、学校から帰って来ると、父が
いくつかのハンバーガーと、ノベルティなのでしょう、
キャラクターの付いたグラスを数個・
ちゃっちぃオモチャを手にして待ってました。
わたしが喜ぶだろうと思って・・・。
わたしは、むしょうに腹が立ち、
父が持ってた全てのものを投げつけてやりました。
父はわたしを叱ったりはしませんでしたが
少し悲しそうでした。
それから、父とわたしの間には
ギクシャクとした雰囲気が流れ、
「無視するでもない、仲良くもない」関係が続きました。
今、わたしはオトナになり、仕事もしている。
父のリストラされた心境も理解できるようになった。
父自身、不本意だったのだろう。
しかし、妻子を養う為に、我慢もしたんだろう。
もう一度、叶うなら、父にあの時の事を謝りたい。
一緒に笑いながら、「あんな事もあったね」と
ドムドムでバーガーを食べたい。

その夢もとうとうついえてしまった。
父は昨年の夏、亡くなった。
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