2024年09月24日
心理学統計の検定を用いて中島敦の「山月記」を考える6
1 最初は記憶範囲に差がないと予測する。両者の平均値を取ると、李徴 1.7、袁參 0.9になる。この差は誤差の可能性がある。
2 具体度の1、2は独立変数であり、それにともなう記憶の度合い強弱は、従属変数になる。
3 独立変数そのものの1、2が要因で、独立変数の実際の値、記憶の度合いが水準になる。
4 ここでは、どちらの水準も同じ標本からデータを集めているため、具体度という要因は、参加者内要因になる。
5 得られた有意確率(p値)を有意水準と比較する。危険率は通常5%未満のため、ここではt検定を採用する。
6 t検定では、二つの平均の差を表す統計量(t値)、データの規模を表す自由度(df)、p値(p-value)を説明する。
[満足度のt検定]
李徴 1.7、袁參 0.9、よってt値=0.8。
自由度は、独立した標本の個数から1引いたものである。よってdf=8。
p値は、0.02にする。ここでは5%未満のため、対立仮説を採択し、有意な差があるとする。
花村嘉英(2019)「心理学統計の検定を用いて中島敦の『山月記』を考える」より
2 具体度の1、2は独立変数であり、それにともなう記憶の度合い強弱は、従属変数になる。
3 独立変数そのものの1、2が要因で、独立変数の実際の値、記憶の度合いが水準になる。
4 ここでは、どちらの水準も同じ標本からデータを集めているため、具体度という要因は、参加者内要因になる。
5 得られた有意確率(p値)を有意水準と比較する。危険率は通常5%未満のため、ここではt検定を採用する。
6 t検定では、二つの平均の差を表す統計量(t値)、データの規模を表す自由度(df)、p値(p-value)を説明する。
[満足度のt検定]
李徴 1.7、袁參 0.9、よってt値=0.8。
自由度は、独立した標本の個数から1引いたものである。よってdf=8。
p値は、0.02にする。ここでは5%未満のため、対立仮説を採択し、有意な差があるとする。
花村嘉英(2019)「心理学統計の検定を用いて中島敦の『山月記』を考える」より
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