2020年11月07日
就業促進定着手当
雇用保険には失業中から再就職後
まで3つのタイミングでもらえる
手当があります。
失業したときにもらえる「失業手当(基本手当)」
再就職が決まったときにもらえる「再就職手当」
そして再就職後から一定期間が経過したときに
もらえる「就業促進定着手当」です。
支給を受けるためにはそれぞれの要件を
満たしている必要がありますが
今回は就業促進定着手当について
書きます。
★3つの手当の目的の違い
初めに失業手当と再就職手当
就業促進定着手当について
簡単にそれぞれの目的の違いを
見ておきましょう。
失業中に雇用保険からもらえる失業手当は
生活の心配をすることなく仕事探しに
専念してもらうことを目的としています。
しかし一方で、失業手当をもらえる間は
再就職をためらう人もいるかもしれません。
再就職手当は、失業手当がもらえる日数を
一定日数以上残して再就職した場合に
一時金のような形で支給されるものです。
失業手当の支給残日数が多ければ多いほど
再就職手当も多くなることで、早期の
再就職を促します。
就業促進定着手当は、端的にいえば
再就職先の給与が以前の給与より
低い場合に支給される手当です。
前職と比べて給与が下がってしまう
ような条件では再就職に躊躇したり
就職しても安定して働き続けること
が難しくなるかもしれません。
就業促進定着手当は再就職によって
下がった収入を少しでも補うことで
安定した就業や生活をサポートする
目的があります。
★就業促進定着手当をもらえる条件
先にも述べたように、就業促進定着手当は
前職よりも給与が下がるような場合に
支給される手当です。
支給を受けるためには以下の要件を
満たしている必要があります。
・再就職時に、再就職手当を受けていること
・再就職の日から同じ勤務先で継続して
6ヶ月以上、雇用保険の被保険者として
雇用されていること
・再就職先で6ヶ月間に支払われた賃金の
1日分の額が、前職の賃金日額より低いこと
就業促進定着手当の額は、以下の計算式に
よって決定されます。
支給額=(前職の賃金日額−再就職先で6ヶ月間に支払われた賃金の1日分の額)×再就職の日から6ヶ月間における賃金の支払いの基礎となった日数
(日数については、月給制の場合はカレンダー日数、日給制や時給制の場合は労働した日数)
つまり、前職との給与の差額分が
カレンダー日数もしくは労働した
日数分だけ支給されます。
ただし、支給額には上限額があります。
上限額:
失業手当日額(※1)×失業手当の支給残日数に相当する日数(※2)×40%(※3)
※1 離職時の年齢が60歳未満の人:6165円、離職時の年齢が60歳以上65歳未満の人:4990円(令和2年7月現在。毎年8月1日に改定)
※2 再就職手当を受ける前の残日数
※3 再就職手当の支給率が70%の場合は30%
就業促進定着手当がどれくらいもらえる
か計算してみましょう
就業促進定着手当を以下の例を基に計算してみます。
例)
・60歳未満時点での離職
・離職時の給与が月給33万円
・離職時の賃金日額は1万1000円
・失業手当の所定給付日数が120日
支給残日数が90日(残日数2/3以上)
・失業手当6000円
・再就職手当受給済(再就職手当の支給率は70%)
・再就職後の6ヶ月間は月給31万5000円
・再就職後の6ヶ月間の1日分賃金は1万500円
・支払い基礎日数は183日(月給制によりカレンダー日数)
就業促進定着手当の計算
(1万1000円−1万500円)×183日=9万1500円
上限額の計算
6000円×90日×30%=16万2000円
就業促進定着手当が上限額以下なので
9万1500円が支給されます。
★就業促進定着手当の申請方法について
就業促進定着手当の申請期間は、原則として
再就職日から6ヶ月経過した日の
翌日から2ヶ月以内です。
申請に必要な以下の書類を再就職手当の
手続きを行ったハローワークに提出します。
(提出は郵送でも可能です)
書類
★支給申請書(再就職先の事業主の証明が必要)
★雇用保険受給資格者証
★6ヶ月間の出勤簿の写し、給与明細または
賃金台帳の写しなど(ハローワークが求める書類)
雇用保険は給与から天引きされていて
普段はあまり気にしない保険かもしれません。
しかし、失業のような状況になった場合には
とても助かる保険です。
また、失業時に失業手当がもらえるイメージ
が強い保険かもしれませんが
再就職が決まったときの再就職手当や
就業促進定着手当もあります。
社保はとても手厚いですね。
国保の方ももう社保に加入出来ます!
その仕組を毎月ZOOMでお伝えしてます。
月1回しか開催しません。
是非ご参加下さい!
勿論個別相談も受けております!
<ZOOM会議>
開催日12月2日(水曜日)
開始時間:22:30〜
イベントページ:
https://www.facebook.com/events/331637044589019
内容:@社保に国保の方がどう加入出来るか?
A法人成りの注意点
参加希望の方は上記URLから参加表明お願いします。
ZOOMのコードは当日イベントページのみで
配信します。どなたでも参加可能です。
また、簡単な無料試算はいつでも受け付けてます。
こちらのブログで無料試算受付中!!
https://shaho-kokuho.com
Messengerからの方
必要な情報は下記のみです!
・年齢(扶養者全員)
例:35歳/奥様32歳/お子様5歳・3歳
・住所(市町村まで)
例:横浜市
・2019年度の事業所得又は国民健康保険料年額
例:事業所得/320万
国民健康保険料年額/48万
この3つだけで今の国保負担額
と当社社保加入した時の差額が
見れます。
ただ、削減対象になる方は下記に
なります。お気をつけ下さい。
★奥様専業主婦又はパート・専従者給与で
130万未満(お子様扶養)
「事業所得200万以上」
★独身(奥様会社員やパート・専従者給与
130万以上)
「事業所得300万以上」
*事業所得とは申告書B左中段
又は損益計算書右下の数字
一度知っておくだけでも良いと
思います。お気軽にご相談下さい。
連絡先:t.yokoi@imple.net
担当:横井
まで3つのタイミングでもらえる
手当があります。
失業したときにもらえる「失業手当(基本手当)」
再就職が決まったときにもらえる「再就職手当」
そして再就職後から一定期間が経過したときに
もらえる「就業促進定着手当」です。
支給を受けるためにはそれぞれの要件を
満たしている必要がありますが
今回は就業促進定着手当について
書きます。
★3つの手当の目的の違い
初めに失業手当と再就職手当
就業促進定着手当について
簡単にそれぞれの目的の違いを
見ておきましょう。
失業中に雇用保険からもらえる失業手当は
生活の心配をすることなく仕事探しに
専念してもらうことを目的としています。
しかし一方で、失業手当をもらえる間は
再就職をためらう人もいるかもしれません。
再就職手当は、失業手当がもらえる日数を
一定日数以上残して再就職した場合に
一時金のような形で支給されるものです。
失業手当の支給残日数が多ければ多いほど
再就職手当も多くなることで、早期の
再就職を促します。
就業促進定着手当は、端的にいえば
再就職先の給与が以前の給与より
低い場合に支給される手当です。
前職と比べて給与が下がってしまう
ような条件では再就職に躊躇したり
就職しても安定して働き続けること
が難しくなるかもしれません。
就業促進定着手当は再就職によって
下がった収入を少しでも補うことで
安定した就業や生活をサポートする
目的があります。
★就業促進定着手当をもらえる条件
先にも述べたように、就業促進定着手当は
前職よりも給与が下がるような場合に
支給される手当です。
支給を受けるためには以下の要件を
満たしている必要があります。
・再就職時に、再就職手当を受けていること
・再就職の日から同じ勤務先で継続して
6ヶ月以上、雇用保険の被保険者として
雇用されていること
・再就職先で6ヶ月間に支払われた賃金の
1日分の額が、前職の賃金日額より低いこと
就業促進定着手当の額は、以下の計算式に
よって決定されます。
支給額=(前職の賃金日額−再就職先で6ヶ月間に支払われた賃金の1日分の額)×再就職の日から6ヶ月間における賃金の支払いの基礎となった日数
(日数については、月給制の場合はカレンダー日数、日給制や時給制の場合は労働した日数)
つまり、前職との給与の差額分が
カレンダー日数もしくは労働した
日数分だけ支給されます。
ただし、支給額には上限額があります。
上限額:
失業手当日額(※1)×失業手当の支給残日数に相当する日数(※2)×40%(※3)
※1 離職時の年齢が60歳未満の人:6165円、離職時の年齢が60歳以上65歳未満の人:4990円(令和2年7月現在。毎年8月1日に改定)
※2 再就職手当を受ける前の残日数
※3 再就職手当の支給率が70%の場合は30%
就業促進定着手当がどれくらいもらえる
か計算してみましょう
就業促進定着手当を以下の例を基に計算してみます。
例)
・60歳未満時点での離職
・離職時の給与が月給33万円
・離職時の賃金日額は1万1000円
・失業手当の所定給付日数が120日
支給残日数が90日(残日数2/3以上)
・失業手当6000円
・再就職手当受給済(再就職手当の支給率は70%)
・再就職後の6ヶ月間は月給31万5000円
・再就職後の6ヶ月間の1日分賃金は1万500円
・支払い基礎日数は183日(月給制によりカレンダー日数)
就業促進定着手当の計算
(1万1000円−1万500円)×183日=9万1500円
上限額の計算
6000円×90日×30%=16万2000円
就業促進定着手当が上限額以下なので
9万1500円が支給されます。
★就業促進定着手当の申請方法について
就業促進定着手当の申請期間は、原則として
再就職日から6ヶ月経過した日の
翌日から2ヶ月以内です。
申請に必要な以下の書類を再就職手当の
手続きを行ったハローワークに提出します。
(提出は郵送でも可能です)
書類
★支給申請書(再就職先の事業主の証明が必要)
★雇用保険受給資格者証
★6ヶ月間の出勤簿の写し、給与明細または
賃金台帳の写しなど(ハローワークが求める書類)
雇用保険は給与から天引きされていて
普段はあまり気にしない保険かもしれません。
しかし、失業のような状況になった場合には
とても助かる保険です。
また、失業時に失業手当がもらえるイメージ
が強い保険かもしれませんが
再就職が決まったときの再就職手当や
就業促進定着手当もあります。
社保はとても手厚いですね。
国保の方ももう社保に加入出来ます!
その仕組を毎月ZOOMでお伝えしてます。
月1回しか開催しません。
是非ご参加下さい!
勿論個別相談も受けております!
<ZOOM会議>
開催日12月2日(水曜日)
開始時間:22:30〜
イベントページ:
https://www.facebook.com/events/331637044589019
内容:@社保に国保の方がどう加入出来るか?
A法人成りの注意点
参加希望の方は上記URLから参加表明お願いします。
ZOOMのコードは当日イベントページのみで
配信します。どなたでも参加可能です。
また、簡単な無料試算はいつでも受け付けてます。
こちらのブログで無料試算受付中!!
https://shaho-kokuho.com
Messengerからの方
必要な情報は下記のみです!
・年齢(扶養者全員)
例:35歳/奥様32歳/お子様5歳・3歳
・住所(市町村まで)
例:横浜市
・2019年度の事業所得又は国民健康保険料年額
例:事業所得/320万
国民健康保険料年額/48万
この3つだけで今の国保負担額
と当社社保加入した時の差額が
見れます。
ただ、削減対象になる方は下記に
なります。お気をつけ下さい。
★奥様専業主婦又はパート・専従者給与で
130万未満(お子様扶養)
「事業所得200万以上」
★独身(奥様会社員やパート・専従者給与
130万以上)
「事業所得300万以上」
*事業所得とは申告書B左中段
又は損益計算書右下の数字
一度知っておくだけでも良いと
思います。お気軽にご相談下さい。
連絡先:t.yokoi@imple.net
担当:横井
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