「おとうと」(1)(フィリップ短篇集より)
LE PETIT FRERE
−−−−−−−−−【1】−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A midi, les enfants n' avaient rien remarqué, mais
le soir, à quatre heures, lorsqu'ils revinrent de l'école
ils virent qu' il y avait une personne de plus à la
maison: c' était la mère Buvat, la sage- femme. Ils
allèrent jouer comme d' habitude, et, à six heures,
Lartigaud les appela pour le souper.
−−−−−−−−−− (訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−
正午、子供たちは何も気に留めていなかったが、夕方
4時、学校から帰ると、家にもう一人いることがわかり
ました.それは助産婦のビヴァおばさんでした.彼らは
いつものように遊びにいきました.そして午後6時にラ
ルティゴーは夕食のため、みんなを呼んだ.
−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
remarqué:(p.passé) <remarquer [ルマルケ]
remarquer:(他) 注目する、注意する、気づく
認める;
remarquer les défauts des autres
他人の欠点に気がつく
virent:[ヴィール](単純過去3複) <voir
voir:(他) 見る、目撃する、分かる、知る
sage-femme (sages-femmes):(f) 産婆、助産婦
allèrent:(単純過去3複) < aller (自) 行く
aller + 不定詞:❶〜しに行く;
❷[近接未来] これから〜しようとする
Lartigaud:(人名) ラルティゴー;フィリップの短篇集
では皆同じ名前の人物が登場します.
この ラルティゴーも「荷車」の登場人物です.
souper:(m) 夜食、田舎では「夕食」の意味だそうです.
souper:(自) 夜食をとる、夕食をとる;
−−−−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−−−−−−
使用テキスト対訳書の解説によると、本文の書き
出しは大過去、その後の話は単純過去が使われており、
これにより、時間の経過がはっきり示される奥行のある
ストーリー展開になっているとのこと.
つまり正午の時点では大過去が使われています.
その後はすべて単純過去で書かれています.
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