くり返し学習をしましょう.
島倉千代子の歌に
「繰り返す〜
さざ波のように〜
ではさっそくもう一度初めから中国語文法の学習をしましょう。
ではさっそく繰り返し学習スタート
−−−−−−【1】−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
中国語の文は、
主語 + 述語
というふたつのパートからできています。
たとえば、ネコは4つの手足とシッポと胴体と頭という7つのパーツで
できているように。
この構造を、
「主述構造」
と呼びます。
この他、文の構造には、主語の省略形の、「述目構造」
や、中国語独自の補語を用いた「述補構造」などがあり、
全部で6つの構造があります。
その6つとは
(1)主述構造(主語 + 述語)
(2)術目構造(動詞・形容詞 + 目的語)
(3)術補構造(動詞・形容詞 + 補語)
(4)修飾構造(修飾語 + 被修飾語)
(5)連述構造(述語A + 述語B)
(6)並列構造(語句A + 語句B)
きょうは、 「主述構造」 を学びましょう。
1)主述構造(主語 + 述語)
1: 動作主体
我 看书了 (私は本を読んだ)
wǒ kàn shū le.
ウォー カン シュー ラ
「我」 が主語、「看书了」が述語です。
英語の主語の概念と、中国語の主語の概念はかなり違います。
中国語で「主語」というのは、「テーマ」だと思ってください。
私たちは、学校時代、主語は文章の中で「〜は」、とか「〜が」
に相当する部分を主語と習いました。
しかしこの教えでは矛盾が生じます。
たとえば、
「明日は雨が降る。」
では、「明日は」も「雨が」も主語になってしまいます。
中国語は、単純明快。「テ−マ」と「説明」 に分かれるだけ。
「明日」というテーマがあって、「雨が降る」という説明がある、
そういう文章です。
せっかくですからこれも、中国語でやりましょう。
明天 下雨 (明日は雨が降る)
Míngtān xià yǔ
ミンティエン シャー ユー
「明天」が主語で「下雨」が述語になります。
さらに英語と違う点は、中国語は、場所が主語になるという点です。
「部屋に誰かがいる」という文は英語では
There is smeone in the room.
であって、決して、in the room が 主語になることはありませんでした。
しかし、中国語では、このin the room にあたる部分を主語と考えます。
房间里 有人
Fángjiānli yǒu rén
ファン ジェンリ ヨウ レン
部屋の中に誰かがいる
主語 = 部屋の中には (テ−マ)
述語 = 誰かがいる (説明)
中国語の主語というのは、これからこういう発話をしますよ、
というテーマになります。
そして、述部は、そのテーマに即した内容になります。
(部屋の中の話をするんだよ) (そこには誰かがいる)
こういう2系統から、文が成立しています。
もうひとつ、動作対象も主語になります。
「本は読み終えた。」
という場合、英語では、誰が読み終えたのかが問題になります。
それが主語になりますから。
でも、中国語は、そんなことはどうでもいい。
「本はね、本に関してはね」というテーマが主語ですから
堂々と「本」つまり、书・ (シュー)(本のこと)が主語で
「読み終えた」に相当する部分が述語です.
书 看完了・
shū kàn wán le
シュー カン ワン ラ
となります。
まとめます。
主語 + 述語 を構成するのは
1:動作主体: 我 看书了・ 私は本を読みました
・wǒ kàn shū le ウォー カン シュー ラ
2:動作対象: 书 看完了・ 本は読み終えました
shū kàn wán le シュー カン ワン ラ
3:時間 : 明天 下雨 明日は雨が降る
Míngtān xià yǔ ミンティエン シャー ユー
4:場所 : 房间里 有人 部屋の中に誰かいます
Fángjiānli yǒu rén ファン ジェンリ ヨウ レン
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