【イントロ】
運命の鎖に縛られたまま
未来は見えぬと嘆いた日々
遠くに響く禅師の声が
道を照らし出した奇跡の光
【サビ】
宿命を越えて、善を積み
信仰の力で未来を変える
准胝の祈り、心に抱き
新たな人生、歩み始める
Namosattanam samyaksanmodaktinan taniyata on sharay shurei juntei sowaka
仍被命运的锁链束缚
感叹看不到未来的日子
禅师的声音在远处回响
神奇的光照亮了前路
[合唱]
战胜命运,积善积コ
用信仰的力量改变未来
我将死者的祈祷记在心里。
开始新的生活
袁黄は、浙江省の嘉善で生まれた男だった。占いに精通した孔先生に「三式」と呼ばれる運命学を学び、その技をもって、彼の未来を言い当てられたとき、袁黄の人生は大きく変わることになる。科挙に合格し、その結果や順位さえも孔先生の予言通りだったことから、彼は運命というものに強く魅了される。さらに、孔先生は彼の生涯をも予言した――袁黄の未来にはそこそこの成功があるが、寿命は53歳まで、結婚するものの子供は授からず、そして薄い徳と少ない福の中で失意のうちにその一生を終えるのだと。
その言葉は、まるで運命の鎖が彼を縛りつけたかのように、重く彼の心にのしかかった。運命から逃れることなどできない。そう考えていた袁黄だったが、ある日、雲谷禅師という一人の禅僧と出会ったことで、彼の人生は再び大きく変わる。
雲谷禅師は袁黄に、ただ宿命に従うだけの生き方を捨てるように説いた。彼は『七佛倶胝佛母心准提陀羅尼法』という呪法を袁黄に授け、その力を借りて人生を変える道を教えた。加えて、善行を積むための『功過格』という戒律に従い、徳を積むことで運命を変えられると伝えた。
袁黄はこの教えに深く感銘を受け、運命を変えるために心を入れ替えた。彼は宿命に縛られた生き方から脱し、善行を積むことを選び、准胝観音への深い信仰を持つようになった。信仰と善行が彼の運命を覆し、53歳を過ぎたとき、彼は「袁了凡」と名を改め、新たな人生を歩み始めたのだった。
さらに出世し、倭寇の討伐に成功した彼は、豊臣秀吉による朝鮮出兵の軍勢を退けるという偉業も成し遂げた。奇跡的に子供にも恵まれ、准胝観音の加護により寿命も延び、彼は74歳まで生きた。その長寿は、単なる偶然ではなかった。准提観音への祈りと善行が彼の未来を変え、彼に新たな生き方を与えたのだ。
運命を超える力を知った袁了凡は、人生の最後まで、深い信仰とともに歩んだ。
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