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骨伝導イヤホンとは?音漏れはする?
骨伝導イヤホンとは、鼓膜ではなく骨を振動させることで聴覚神経に音を伝えるイヤホンのこと。耳をふさがずに音楽を楽しめるため長時間の使用でも疲れにくい点が魅力で、ランニング・筋トレ・家事・テレワークなどのながら使いに向いています。
ただし、耳をふさがない構造上、音漏れが発生しやすい点や、細かいニュアンスを再現するほどの精緻な音質は期待しにくい点には注意が必要。音質に関しては、ラジオなどの音声をはっきり聞き取ることができて音楽もながら聞きで楽しめればOK、とある程度割り切って選ぶことが大切です。
骨伝導イヤホンの選び方
骨伝導イヤホンを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
@ 接続方式は「ながら使い」がしやすいワイヤレス一択
骨伝導イヤホンには、通常のイヤホンと同様にBluetoothでワイヤレス接続できるタイプと、イヤホンジャックに接続して使用する有線タイプの2種類があります。有線接続は、ペアリングや充電の手間がなく遅延が発生しにくいのが利点。一方で、ケーブルが邪魔になってしまうのが難点です。
骨伝導イヤホンは「ながら使い」に適した設計のため、Bluetoothでワイヤレス接続して使用するのに適しています。ケーブルが絡まったり、身体に触れたりするわずらわしさがありません。充電を行う手間はあるものの、商品ラインナップや価格帯も有線よりワイヤレスのほうが充実しています。
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也さんのコメント
最新の骨伝導イヤホンは、ワイヤレスタイプがメインです。これは、とくにランニングなどスポーツ向けのコンセプトの商品が多いためです。
A 装着方法は3種類。つけ心地で選ぶのが得策
骨伝導イヤホンは、後頭部から耳にかけて頭部の両側を挟み込むようにして固定するネックバンドタイプが一般的。そのほか、完全ワイヤレスタイプと有線タイプもあり、いずれもそのつけ心地が使いやすさを左右する非常に重要なポイントです。
自然なつけ心地が得られるネックバンドタイプ
ネックバンド型は、最も一般的な骨伝導イヤホンの装着方法です。伸縮性のある柔軟な素材が採用されていることがほとんどですが、耳の上部〜こめかみ付近を挟み込むように装着するため「側圧」の強さに注意が必要です。
よいものは、装着している感覚がないほど自然なつけ心地が得られるのがメリット。一方で、悪いものは頭部に異物がついているような違和感を感じ、側圧が強すぎて装着に痛みを伴うのがデメリットです。
骨伝導イヤホンは、音質もさることながら、自然なつけ心地を得られないと継続して使い続けることが難しい商品です。今回の検証では、実際につけ心地について詳細に評価をしていますので、検証結果を参考のうえ、自分に合った骨伝導イヤホンを選ぶようにしましょう。
装着時の側圧を感じにくい完全ワイヤレスタイプ
左右のイヤホンが独立した完全ワイヤレス型の骨伝導イヤホンは、耳をイヤーカフのように挟み込んで装着する形式です。
メリットは、ネックバンド型のような装着時の側圧を感じにくいこと。しかし、耳をクリップのように挟み込むうえ、若干重さがあるため人によっては快適なつけ心地が得にくいのがデメリット。そのうえ、商品によっては安定感に欠けてしまい、運動など激しい動きを伴うと動きづらく感じることもあります。
接続遅延や充電の手間がない有線タイプ
骨伝導イヤホンの有線タイプは、一般的な有線イヤホンのような要領で装着します。耳の穴の手前のスペースにはめ込むように装着するため、装着時の安定感に個人差があります。
メリットは、耳をふさぐように装着するため、ほかの骨伝導イヤホンに比べて音漏れしにくいこと。一方で、インナーイヤー型のような筐体なので、人によっては装着に痛みを感じることもあるのがデメリットです。
折原一也さんのコメント
骨伝導イヤホンで現在の主流は、ネックバンドタイプです。装着性や接続性が気になる人は、ほかのタイプを選ぶとよいでしょう。
C 予算は1万円以上を目安に。安価なものは音質が悪く音漏れしやすい
イヤホン・ヘッドホン・スピーカーなどのオーディオ製品は、価格によってある程度よしあしがわかる場合もあります。骨伝導イヤホンの場合は値段により性能差が顕著で、1万円を基準に大きく性能が異なる傾向です。
実際に検証すると、1万円以上の商品はいずれも高音質で音漏れもほとんどありませんでした。一方で、1万円を切る安価な商品は耳元にスピーカーを装着しているような強い音漏れもありました。
音漏れが大きいと、電車やバスなどで使えず使用場所が限られてしまいます。予算が許す限り音漏れの少ないモデルを選ぶのがおすすめです。
D 屋外で使用するなら、防水機能もチェック
ランニングやサイクリング、登山などのアウトドアで使用する場合は、防水性能が搭載されているか確認しましょう。防水機能が搭載されていれば、汗をかくシーンでも使用しやすく、突然の降雨でも故障を避けられます。
防水性能は「IPX〇」のように表され、〇に入る数字が防水についての保護等級を意味しています。IPX5以上の規格を持った商品を選べば、汗など水滴がついても基本的に故障の心配はありません。
完全に水に浸ってしまうことが想定されるなら、完全防水レベルのIPX7以上を選ぶようにしましょう。水深1mまで水没しても、30分程度であれば浸水を防ぐことができます。
の使用で汗をかくことが想定される人は要チェック。雨に濡れる程度ならIPX4を、軽く水で洗い流したいならIPX5以上を目安にしましょう。
E オンライン会議や通話に使うなら、マイクの有無もチェック
骨伝導イヤホンはオンライン会議や通話用にもうってつけ。通話をしながらでも周囲の音が聞こえるため、通話中でも子どもの声や宅配便のインターホンの音を聞き逃す心配が少なくなります。また、長時間つけていても疲れにくいため、テレワークでオンライン会議が長時間続く人にもおすすめです。
加えて、マイクにノイズキャンセリング機能が搭載されているモデルや、口元まで伸びるブームマイクがついているタイプであれば、周囲の雑音をカットしてよりクリアな音声を相手に届けられますよ。
スポーツ用として語られることが多い骨伝導イヤホンですが、周囲の音を聴けることから、家族のいる自宅でのテレワーク用デバイスとしても人気を集めています。
F 連続再生時間は6時間以上を目安に選ぼう。バッテリーと重量の関係性にも注目
ワイヤレスタイプの骨伝導イヤホンは、連続して何時間再生できるかも重要なポイントです。
現在の骨伝導イヤホン市場では、連続再生時間の平均は6時間ほど。6時間連続して使うことができれば、外出時でも自宅使用でも十分でしょう。なかには、12時間以上連続して使用できるモデルもありますので、充電が面倒な人や長時間使用する人は検討するとよいでしょう。
ただし、バッテリーとつけ心地は両立しづらい関係にあり、連続再生時間の長いものは本体重量が大きいためつけ心地がよくない傾向にあります。実際に検証で使ってみても、重量が30g以上の商品はずっしりと重みがありつけ疲れしやすく、側圧も強いものが多くありました。
そのため、自分がどのくらいの時間連続で使いたいか事前にイメージして、重量も鑑みながら選ぶようにしましょう。
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