完全ワイヤレスイヤホンとは?
完全ワイヤレスイヤホンとは、Bluetoothを使用する無線イヤホンのことです。左右のイヤホンが独立していて、トゥルーワイヤレスイヤホン・フルワイヤレスイヤホン・左右独立型イヤホン・耳栓型イヤホンとも呼ばれています。
イヤホンの種類
完全ワイヤレスイヤホンはケーブルがないだけではなく、製品によって特徴があります。種類を把握して、自分の使いやすいイヤホンを選びましょう。
操作方法で選ぶ
使いやすいイヤホンを選ぶために確認しておきたいのが操作性です。完全ワイヤレスイヤホンは、本体で音量・再生・停止などを操作します。
操作方法は、タッチ式とボタン式の2種類です。タッチ式は軽くイヤホンに触れるだけで操作できますが、ボタン式はボタンを押すとき耳の穴に痛みを感じる場合もあります。ボタン式を選ぶ際は、ボタンの位置や押しやすさを確認しましょう。
形状で選ぶ
出典:Amazon
イヤホンは形状によって分類され、カナル型・インナーイヤー型・耳掛け型の3種類が一般的です。
耳栓のように耳の中に入れて装着するタイプのカナル型は、もっとも広く普及しています。密閉性が高いため、音漏れしにくい点が特徴です。シリコンがついていて、痛みも軽減できます。
インナーイヤー型は耳の穴に引っかけて使用するため、開放型とも呼ばれています。カナル型より音漏れしやすいですが、ジャンルを問わずクリアで開放的な音質で、着脱もしやすいことがおすすめポイントです。
あまり見かけない耳掛け型は、イヤーフックのような形をしています。スポーツのように激しい動きでも外れにくいところが特徴です。
完全ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット
完全ワイヤレスイヤホンを使用する際のメリットとデメリットをご紹介します。
完全ワイヤレスイヤホンのメリット
完全ワイヤレスイヤホンのメリットは、ケーブルがないことです。ケーブルに引っかからないので、活動しやすくなります。スマホを充電しながら隣の部屋へ出入りしても途切れず音楽が聴け、タッチノイズと呼ばれるケーブルがこすれる音もありません。ケーブルが絡まる心配がないのもうれしいポイントです。何より小型で軽量なため持ち運びに便利だと、愛用者が増えています。
完全ワイヤレスイヤホンのデメリット
完全ワイヤレスイヤホンは小型で軽量なことがメリットですが、半面紛失しやすいことがデメリットです。紛失はメーカー保証で対応してくれる場合もあるので、よく確認しておきましょう。追跡機能Tileを搭載したモデルなら、紛失したイヤホンを探せます。skullcandyや、SB C&S社から販売されています。
ほかにもBluetoothを利用するため、音切れや遅延が起きます。ただしBluetoothの性能も上がっているため、4.2や5.0以上のバージョンを搭載した商品を選ぶと気になりません。現時点での最高バージョンは5.2です。多くの電波が飛び交うところでは接続しにくいこともありますが、音楽を聴く程度であれば支障はありません。
機能や性能で選ぶ
製品によって機能や性能の違いがあるため、用途にあった製品を選びましょう。
フィット感
イヤホンの形は製品によって異なるので、自分の耳にフィットするイヤホンを選ぶのがポイントです。ぴったりフィットするイヤホンを選ぶとストレスなく使え、落下防止にもつながります。
よりフィット感の高いイヤホン選びは、付属のイヤーピースが充実している点に注目します。イヤーピースが小さいと周囲の音が入ってきてしまい、音を聞き取りづらくなります。反対に大きすぎると耳の穴にきっちりはまらず、音が届きにくく感じる原因に。左右で耳の大きさが異なる場合もあるので、付属のイヤーピースが多いほど両耳にあったサイズを選べます。
フィット感を高める付属品も確認しましょう。例えばソニーのWF-SP900であれば、アークサポータというイヤーフックを付属しています。より落下の心配がなくなるため、紛失が心配な方におすすめです。
再生時間と充電方法
イヤホンを使用するとき気になるのが再生時間です。製品によって再生できる時間が異なるので、事前に確認をしましょう。
完全ワイヤレスイヤホンは、収納している間に充電を行える収納ケース=充電ケースの製品が多いです。イヤホン本体と充電ケース両方の、満充電状態での最大再生時間を確認してください。移動が多い人ほど、長時間再生できる製品がおすすめです。
ほかの充電方法として、イヤホン本体を直接充電するタイプもあります。外出先で充電を行うことが困難なため、自宅用として使う方におすすめです。
持続の安定性
Bluetoothは通信できる範囲を、Classと表記しています。Ciassは1〜3の段階に分かれていて、完全ワイヤレスイヤホンではClass2以上がおすすめです。Class2であれば、スマホから少し離れていても問題なく音楽を聴けます。
【Classと接続範囲】 Class1:100m程度 Class2:10m程度 Class3:1m程度
音質
音質を左右するのが、音声圧縮コーディングです。製品によって対応できるコーディングが異なるので、イヤホンを購入する前に自分のデバイスで使用できるか確認をしてください。iPhoneであればAAC、AndroidやパソコンだとaptXが対応しています。
防水・防塵
見落としてはいけないのが、防水・防塵機能です。外で使用することを想定して、汗や雨だけではなくホコリにも強い製品を選ぶと安心して使えます。
そのほかの機能と性能
ほかにも各製品にはさまざまな特徴があります。イヤホンをしたまま通話ができるハンズフリー機能は、スマホを取り出さずに通話ができるため便利です。
自動ペアリング機能を搭載していれば、ケースから取り出すだけでスマホとBluetooth接続できて、面倒な設定を毎回行う必要がありません。使い終わったときもケースに収納するだけで自動オフ。簡単に音楽を楽しめます。
イヤホンによってアプリが連携できる製品もあります。アプリと連携させることによって、サウンド調節やタッチセンサーのカスタマイズ、バッテリーの確認が可能です。より好みにあう、使いやすいイヤホンになります。
利用方法で選ぶ
利用するシーンにあった完全ワイヤレスイヤホンを選択して、さらに楽しい時間を堪能しましょう。
通勤通学
多くの方が通勤や通学のときにイヤホンを使用するのではないでしょうか。持ち運ぶ際はケースの大きさにも注目しましょう。ポケットに収納しやすい大きさがおすすめです。
再生時間が長いものを選ぶと、充電切れの心配をせず使用できます。イヤホンが収納ケースにくっつくマグネット式タイプだと、落としにくくて安心です。
スポーツ
ランニングやスポーツを行う際に利用するときは、落ちる心配がないようにストラップやイヤーフックを利用しましょう。よく運動するなら、耳掛け型もおすすめです。
周囲の危険を察知できるように、外の音を取り込む機能を搭載している商品もできれば選択肢に入れてください。音楽を聴きながらクラクションや自転車のベル音が聞き取れるため、より安全にスポーツを楽しめます。
外での運動は、汗はもちろん雨やホコリの心配もあるので、防水・防塵性能が高めの商品を選びましょう。
静かに作業
集中したいときに利用する場合は、ノイズキャンセリング機能がおすすめです。周囲の音を消すため、より集中しやすい環境を作れます。外の音を取り込む機能とノイズキャンセリング機能を切り替えられる製品もあり、いろいろな使用シーンに対応可能です。
【5,000円以下】完全ワイヤレスイヤホンおすすめ5選!
おすすめの完全ワイヤレスイヤホンを、5,000円以下・10,000円以下・高級モデルに分けてご紹介します。防水や音質、遅延といった機能や性能に注目しながら、通勤・通学やスポーツ用といった使うシーンにあわせて予算にあうものを選んでください。
はじめに5,000円以下で購入できるおすすめの完全ワイヤレスイヤホンをご紹介します。
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音質を左右するドライバーのパーツには、日本で開発された高磁力ネオジウムマグネットを採用。世界最強磁力で空気を振動させ、深みのある低音域再生を実現します。クラシックオーケストラの楽器が織りなす、幅広い音域を楽しみたい方に最適です。
Bluetooth Class1に対応し、遠く離れても音楽を聴けます。本体ボタンをタッチして、再生や音量調整が可能です。IPX4相当の生活防水仕様。不意の雨や水しぶきがかかっても安心です。
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コードはUSB Type-Cを採用し、フル充電の時間短縮を可能にしました。ケース充電量は、電池マークとパーセンテージで大きく表示されます。ケースをチラリと見るだけで残量がわかるため、バッグの中に入れたままチェックでき便利です。
イヤーピースは3種類付属し、使う方の耳にフィットする形を選べます。イヤホンと耳が密閉し、遮音性がアップしたクリアな音。片側ずつ単独で使用でき、周囲の音を確認しながらラジオニュースが楽しめます。IPX7防水規格対応で、運動時の汗や水仕事でも心配はいりません。
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防水対応は、ランニング中のテンションを維持できます。汗や天気に左右されず、いつもの音楽を聴きながら1日のルーティンをこなしましょう。本体のスイッチで操作可能。電話の応答は1タッチ・曲選択は2タッチ・録音3タッチと、回数により操作内容を変えられます。
ドライバー8mmと大口径で、低音域が響く豊かな音質を実現しました。重低音の効いた、レゲエサウンドにおすすめです。イヤホンサイズは26.5×16.8mmと、オーバーコートのボタンくらい。イヤーピースは4種類付属し、耳にフィットするタイプを選択できます。充電ケースを使用すれば、最大14時間連続再生が可能です。
完全ワイヤレスイヤフォン X400
- 税込み3,980円
音声圧縮コーディングは、iPhone・Androidに関係なくすべてのBluetoothデバイスへ接続可能なSBCとAACに対応しています。高音質と低遅延を実現し、ストレスなく使用できます。タッチ式スイッチにより、片手操作が可能。音楽の再生と停止のほか、曲送り・戻し・通話の応答操作もできます。
コンパクトな収納ケースはポケットに収まるサイズです。音楽再生なら最大5時間連続再生OK。10分あればUSB Type-Cケーブルを使って1時間再生できる、高速充電機能もあります。充電ケース込みなら最大連続30時間再生が可能です。
cielo 完全ワイヤレスイヤホン TA-CI01TW
- 税込み3,448円
ホワイトのほか、ブルー・ピンク・ブラックと4色のカラーバリエーションです。どれもかわいらしく、通勤やプライベートのファッションアイテムになります。耳元からのぞくマットな質感のイヤホンは、おしゃれを演出します。
充電は約6時間連続再生が可能。ケース込みなら最大36時間再生できるため、飛行機の長い移動も快適です。表面にある大きなマルチファンクションボタンは、音楽再生・音量・通話の誤操作を避けられます。音声圧縮コーディングAACとSBCを採用したモデルなので、デバイスを選ばず使えて便利です。
【10,000円以下】完全ワイヤレスイヤホンおすすめ5選!
続いて5,001円〜10,000円以下の価格で購入可能な、完全ワイヤレスイヤホンのおすすめ商品をご紹介します。
完全ワイヤレスイヤホン ELITE 65t
- 税込み8,880円
勉強やトレーニングのお供に音楽が欠かせない方へ、おすすめのモデルです。高低音をバランスよく奏でる本格派サウンド。「完全ワイヤレスイヤホンを買うのがはじめて、でもちょっといいものがほしい!」と思う方も手に入れやすい、1万円以下の価格が魅力です。
1回の充電で連続再生最大5時間。収納ケースをあわせると、最大15時間持続可能です。アプリの注目機能Hearthroughは、雑踏や交通といった低周波域の騒音を抑え、中高域の曲をクリアにします。
イヤホン TW-E3A
- 税込み7,980円
大音量で長時間のリスニングは、聴覚障害になる恐れがあると世界保健機構が警告。音楽に触れる機会が多い若い頃から、耳のケアをするのは大切です。ヤマハ音楽事業部担当者の「音楽を深く、長く楽しんでほしい」との思いを込めた技術は、耳のケア問題から生まれ一部モデルに搭載しています。
Qualcomm社の独自テクノロジーTrueWirelessStereo Plusを搭載し、左右それぞれのイヤホンへデータ送信が可能です。イヤホン間でデータを送る方式よりも、遅延を抑え充電を長持ちさせます。
ワイヤレスステレオインサイドホン RZ-S30W
- 税込み8,910円
タッチセンサーアンテナは、動画音声の遅延や途切れを抑制。デジタルコードレス電話事業のノウハウを無線技術に生かしています。操作はタッチセンサー部分を、軽く指で触れます。電話は左右両方、曲送り・戻しは右、音量調節は左のイヤホンを1〜3回タップと簡単です。
重さ4g、大きさ幅約17mmのコンパクトサイズです。イヤーピースはXSからLまで4種類あり、カラーバリエーションはグリーン・ブラック・ホワイトを揃えています。耳の小さい方にフィットするサイズが充実した、女性にやさしいラインナップです。
高度なデータ処理が必要な音楽ゲームを除き、通常の映画鑑賞やシューティングプレイは気にならない遅延です。Bluetooth5.0を採用し、iPhoneやAndroid、タブレットに対応しています。大口径13mmダイナミックドライバーは、低音域を意図的に膨らませた音ではなく、心地のよいサウンドです。
充電ケースは手のひらに収まる小型軽量タイプ。ストラップが付属して、携帯に便利です。イヤホンの充電は約3時間持続し、ケースを使えば最大16時間使用できます。防滴規格IPX4の性能を持っているので、汗や多少の雨は平気です。
Tune 115TWS
- 税込み6,927円
歪みの少ないクリアな重低音のピュアバスサウンドで定評があるモデルを、1万円以下のエントリー価格で楽しめます。デュアルコネクト機能は片側単独で使用OK。長時間電話をするときは、片側を充電しながら会話が可能です。本体ロゴをプッシュするとハンズフリー通話でき、GoogleアシスタントやSiriにも対応します。
イヤホン本体は最大6時間連続再生可能。充電ケースをあわせると、21時間使用できます。約15分の急速充電で1時間再生に対応するので、忙しい朝もあわてません。急速充電に必要なUSB Type-Cケーブルと、イヤーピースも3種類付属しています。