9インチはミニと呼べるのか問題
アップルが新たなiPadを準備中との噂はたびたび報じられていますが、新たに「10.8インチのiPadと9インチのiPad mini」が発売予定とのアナリスト予測が伝えられています。アップル関連のインサイダー情報で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏の投資家向け最新メモによると、まず2020年の後半に10.8インチiPadが投入され、続いて2021年前半には8.5〜9インチのiPad miniが発売されると述べられています。
それと合わせて、これらiPadのセールスポイントは「手頃な価格と高速チップの採用」ということで、新iPhone SE(廉価モデルにiPhone 11シリーズと同じA13 Bionic搭載)と似通った特徴も書かれています。
今回の予測は、先月「画面埋込みTouch IDのiPad Air」という噂に続くものです。10.8インチといえば、現行の10.2インチiPadと10.5インチiPad Airの中間に位置しますが、Kuo氏は「手頃な」10.8インチiPadがどちらの後継機かは言及していません。
ホームボタン内蔵型よりコストのかかる画面埋込みTouch IDを廉価モデルに採用する可能性は低いはず。よって、その上位にあるiPad Airシリーズにてホームボタンを無くし、それにより画面サイズを拡大する......と考えるのが妥当かもしれません。
また新iPad miniの「9インチ」という画面サイズも興味深いところです。現行の7.9インチiPad mini(第5世代)は前モデルとほぼ同じフォームファクタでしたが、ベゼルを狭くすることで本体サイズを据え置きながら画面を拡大する可能性もあり得ます(すでに13インチモデルの後継機である14インチMacBook Proで実践済み)。そのためにホームボタンをなくし、画面埋込みTouch IDないしFace IDに切り替えるのか、現時点では不明です。
最後にKuo氏は、アップルは「最短で」2022年にアップルメガネ(こと純正MR/ARメガネ)を発売するとも予測しています。それと合わせて「革新的なMR/AR」ユーザーエクスペリエンスを実現する多層的なアプローチのため、アップルメガネは製造が難しく、コストもかかるとのことです。
Kuo氏は以前、2020年前半にARヘッドセット(アップルメガネ)が発売とも予測していましたが、それより後にずらされたのは新型コロナ感染拡大の影響が織り込まれているのかもしれません。そして2022年発売の観測は、有料ニュースメディアThe Informationも伝えていたところです。いずれにせよ「発売まであと2年」もあるということで、さらに遅れる、あるいは前倒しにされることもあり得そうです。
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