ゲーミングノートPCの比較とおすすめ 2020
更新日:2020年4月28日
この記事では、過去100機種以上の製品を検証・テストした結果から、メーカー別や、グラフィックス別等におすすめのゲーミングノートPCを紹介していきます。
数年前のゲーム向け「ノートPC」の性能は、ゲーム向け「デスクトップPC」より大きく劣り、価格もノートPCのほうがかなり高めでした。しかし、技術は進歩し、現在は性能差も価格差もだいぶ縮まってきています。「部屋が狭い!」、「持ち歩きたい!」という方は、デスクトップではなく、ゲーミングノートも是非検討してみてはいかがでしょうか?
最新ピックアップ製品
GIGABYTE AERO 15 OLED
15.6型 4K OLED
〜Core i9-10980HK
〜RTX2080 Super Max-Q
約2kg
21万円台〜
第10世代インテルCore Hシリーズの最上位版を搭載したクリエイター/ゲーム向けノートPC。
レビュー
MSI GF65 Thin
15.6型 FHD 非光沢 120Hz
Core i7-10750H
GeForce RTX 2060
約1.86kg
16万円台〜
最新世代のインテルCPUを搭載し、約1.86kgと非常に軽いゲーミングノートPC。
レビュー
GALLERIA GCR1650GF7
15.6型 FHD 非光沢
Core i7-9750H
GeForce GTX 1650
約2.03kg
9万円台〜
エントリークラスのグラフィックスGeForce GTX 1650を搭載したライトゲーマー向けノート。
レビュー
HP Pavilion Gaming 15 (2019)
15.6型 FHD 144Hz / 4Kなど
第9世代Core (H)、Ryzen
GTX 1050 〜 1660Ti Max-Q
約2.01kg
7万円台〜(税別)
これからゲームや動画編集などをしてみたいユーザーに最適なエントリー向けのゲーミング/クリエイターPC。
レビュー
目次
はじめに
カテゴリ別おすすめゲーミングノート
メーカー・ブランド別
- デル ALIENWAREシリーズ
- マウス NEXTGEAR-NOTEシリーズ
- ドスパラ ガレリア シリーズ
- HP OMENシリーズ
- MSI ゲーミングノート
- ASUS ROGシリーズ
- ギガバイト ゲーミングノート
- パソコン工房 LEVEL∞
- デル Gシリーズ
- レノボ ゲーミングノート
グラフィックス別おすすめゲーミングノート
- GeForce GTX 1050/1050Ti
- GeForce GTX 1650
- GeForce GTX 1660Ti
- GeForce RTX 2060
- GeForce RTX 2070
- GeForce RTX 2080
その他
ゲーミングノートPCとは?
ゲーミングノートPCとは、3Dゲームができるほど性能が高いノートPCのことで、具体的にはCPU内蔵のグラフィックスではなくGeForceなどの"専用"グラフィックスを搭載したノートPCです。CPUもノートパソコンとしては性能の高いものを搭載していることがほとんどです。
高性能グラフィックスは、ゲームをするとかなりの熱を発します。そのため、冷却機構が大切になってきますが、ゲーム向けノートPCは、GPU専用のファンを搭載したり、2連、3連のファンを搭載したり、ヒートパイプを複数本(多いと10本以上)搭載したりなど工夫されています。まだまだ放熱面ではデスクトップPCのほうが有利ですが、ノートPCも、長時間ゲームをしても大分問題のない温度になってきています。2、3年前に比べれば、安心して使用できるようになっていると思います。
また、戦闘機やレーシングカーのような攻撃的な印象を持つデザインが多く、LEDイルミネーションが綺麗な製品もあります。逆にあえて普通のPCを装って、中身はゲーム向け仕様といったノートPCもあります。
高価格帯のゲーミングノートPCになると、G-SYNC、240Hz駆動液晶のような機能に対応した製品もあります。
ゲーミングノートPCのメリット・デメリット
デスクトップPCと比べたときのメリット・デメリットを簡単に解説します。
メリット
ゲーミングノートPCのメリットは、やはり省スペースな点です。床設置面積が少なく、日本の住宅事情にマッチしていると思います。またディスプレイやキーボードをつなぐケーブルを必要としないので、配線が綺麗になります。また、持ち運ぶことが容易な点も大きなメリットでしょう。
デメリット
ゲーミングノートPCのデメリットは、価格差は縮まっているとは言え、デスクトップPCよりコスパがやや悪い点です。特に高価格帯の製品はかなり高額になってしまう製品もあります。
また、液晶やキーボードが自由に選べないのもデメリットです。外部ディスプレイやキーボードをつなぐという方法もありますが、それをするならデスクトップPCのほうがいいかなと思います。
また、放熱性はデスクトップPCよりも劣るので、夏場などは冷却性能が悪くなるケースもあり、パーツの寿命も心配になります。キーボードの表面温度が熱くなりやすく、不快に感じることもあります。夏場はエアコンをつけたほうがいいと思います。
ACアダプターの置き場所に困るときもあります。かなり熱くなるので、風通しの良い場所に置いておきましょう。
ゲーミングノートPCの選び方
ゲーミングノートPCの選び方を簡単に解説します。
CPU
現在は、Core i7-9750Hが主流です。ただ、4月にCore i7-10750Hが発売されたので、今後はこちらが主流になると思います。グラフィック性能が低いエントリー向けゲーミングノートには、Core i5-9300Hでもいいと思います。
グラフィックス
人気が2分化している傾向があり、ライトにゲームができればいいならGTX 1650、本格的にやるならRTX 2070が人気です。下に各グラフィックスの性能の違いをグラフにしているので参考にしてください。
液晶
240Hzなど高リフレッシュレートに対応していると、映像が滑らかで見やすいです。あとは、当サイトの個別のレビュー記事を見て、色域、視野角、遅延、残像感もチェックするといいです。
メモリ
メモリは、最近では16GBがおすすめです。リアルタイムレイトレーシング向けのPC最低動作環境が12GB以上であったりするので、RTX20シリーズのPCを選ぶ方は、特に16GB以上推奨です。
ストレージ
ストレージは、ゲームのロード時間を速くするためにSSDがおすすめです。SSDには、PCIe SSDとSATA SSDがありますが、ゲームの場合、体感速度はそれほど変わらないため、SATA SSDでも大丈夫だと思います。
質量・バッテリー
2kg前半なら比較的軽く、2kg以下ならかなり軽いです。持ち運ぶ方は、質量もチェックしましょう。
バッテリー駆動時間はそこまで気にしなくても良いです。ゲームをすると1〜2時間しかバッテリーはもたないため、ACアダプターがほぼ必須となるためです。ACアダプターの質量は気にした方がいいと思います。
G-SYNCとは?
G-SYNCとは、ティアリング(横に線が入り上下の映像が少しズレる現象)やスタッター(映像がカク付く現象)を抑えるディスプレイ同期技術で、映像が安定します。
Max-Qデザインとは?
Max-Qデザインとは、パフォーマンスを少し抑える代わりに、発熱や消費電力を下げたグラフィックス、またはこれにより薄型化されたノートPCのことです。
ノート用グラフィックスの性能差は、おおよそ次のようになっています。なお、ノート用グラフィックスは、デスクトップ用よりもGPUクロックが低く、性能が低いためご注意下さい。
ノート用グラフィックス性能の目安
〜 3DMark Fire Strike - Graphics score 〜
〜 3DMark Fire Strike - Graphics score 〜
安い初心者向けゲーミングノートPC
とにかく安いゲーミングノートPCを紹介します。はじめてゲーミングノートPCを購入するにあたって、安価なものを買いたい方に適したエントリー向けの製品です。また、グラフィック設定は低めでもいいので、ライトにゲームをしたいという方にも適しています。なお、本格的にゲームをしたい方には適しません。
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF7
液晶 | 15.6型 広視野角 非光沢 FHD |
---|---|
CPU | Core i7-9750H |
GPU | GeForce GTX 1650 |
価格 | 9万円台(税抜)〜 |
GTX 1650、SSDで9万円台Core i7-9750H、GTX 1650、500GB SSDの初期構成となっており、9万円台から購入できます。
それほど悪くないスペックで、この価格なのでコストパフォーマンスは高いと思います。
納期が早く、翌日出荷してくれるのも魅力です。
色域(表現できる色の範囲)がやや狭いですが、ゲームをする分には特に気にならないでしょう。クリエイティブな作業をするなら、色域不足に感じます。
レビュー記事はこちら
HP Pavilion Gaming 15
液晶 | 15.6型 IPS 非光沢 FHD / 4K |
---|---|
CPU | Core i7-9750Hなど |
GPU | GeForce GTX 1050 〜 1660Ti Max-Q |
価格 | 8万円台(税抜)〜 |
GTX 1050、HDD+Optaneで8万円台Core i5-9300H、GTX 1050、1TB HDD + Optaneメモリーの構成が8万円台から購入できます。
ゲーム中のCPUやGPU温度も問題なく安心して使えるでしょう。
4K液晶を搭載したクリエイターモデルもあります。
レビュー記事はこちら
コスパ高いミドルレンジ・ゲーミングノートPC
GeForce GTX 1660TiやRTX 2060あたりのミドルレンジ性能のグラフィックスを搭載し、価格も安くコスパの高い製品を紹介します。快適にゲームを楽しむならこのくらいのスペックのPCがおすすめです。
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC
液晶 | 15.6型 FHD 非光沢 144Hz |
---|---|
CPU | Core i7-9750H |
GPU | GeForce GTX 1660Ti |
価格 | 14万円台(税抜)〜 |
軽くて安くてスペックも十分インテルと共同設計したゲーミングノートで、約1.87kgと非常に軽く、スペックもまずまずです。
価格も値下がりし、発売当初は18万円台でしたが、現在は14万円台にまで下がっており、コスパは高いと思います。
国内メーカーなので、安心感もあります。
また、RTX 2070 Max-Qのモデルもあります。
レビュー記事はこちら
HP OMEN by HP 15
液晶 | 15.6型 FHD IPS 非光沢 144Hz G-SYNC |
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CPU | Core i7-9750H / Core i5-9300H |
GPU | GTX 1660Ti / RTX 2060 / RTX 2070 Max-Q |
価格 | 13万円台(税抜)〜 |
コスパの高いゲーミングノート狭額縁液晶を搭載しサイズがコンパクトです。さらに144Hz+G-SYNC+IPS液晶を搭載しています。
下のクーポンを使うことで、7%OFFで購入することができ、価格も安いです。
レビュー記事はこちら
当サイト売れ筋ゲーミングノートPC
当サイト経由で購入された製品の中で、売れ筋のゲーミングノートPCを紹介します。売れていればいい製品というわけではないですが、他の人はどんな製品を購入しているのか、やはり気になることでしょう。最近は、GeForce GTX 1050Tiを搭載したエントリーモデルと、RTX 2070を搭載したハイエンドモデルに、人気が2極化しています。
HP OMEN by HP 15
液晶 | 15.6型 FHD IPS 非光沢 144Hz G-SYNC |
---|---|
CPU | 第9世代Core (H) |
GPU | GTX 1660Ti / RTX 2060 / RTX 2070 Max-Q |
価格 | 13万円台(税抜)〜 |
バランスよく非常に人気の製品下のクーポンの影響もあると思いますが、競合製品よりも安く、当サイトではかなりの人気です。
レビュー記事はこちら
HP Pavilion Gaming 15
液晶 | 15.6型 IPS 非光沢 FHD / 4K |
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CPU | 第9世代Core (H) |
GPU | GeForce GTX 1050 / 1050Ti / 1660Ti Max-Q |
価格 | 8万円台(税抜)〜 |
ゲーマーにもクリエイターにも人気台数だけで言えば、最も売れているゲーミングノートです。価格が安くライトにゲームをするユーザーに人気です。
4K液晶を選択できることから、ゲーマーだけでなく、クリエイターが購入することも多いと思われます。
レビュー記事はこちら
2kg以下の軽いゲーミングノートPC
2kg以下の軽量なゲーミングノートPCを紹介します。
ゲームPCを購入するにあたって、デスクトップPCではなく、あえてノートPCを選ぶからには、持ち運びを想定されている方も多いと思います。知人宅へ持って行ってゲームをしたり、クリエイターが出先で使ったりする方も多いです。ここでは、そんな持ち運びに便利な2kg以下のノートPCを紹介します。
ドスパラ GALLERIA GCR2070RGF-QC
液晶 | 15.6型 FHD 非光沢 144Hz |
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CPU | Core i7-9750H |
GPU | GeForce RTX 2070 Max-Q |
価格 | 18万円台(税抜)〜 |
約1.87kgインテルと共同設計したゲーミングノートで、約1.87kgと非常に軽いです。
しかも、軽いのに、バッテリー容量が約94Whと非常に多いです。
国内メーカーなので、いざというときの安心感もあります。
また、GTX 1660Tiのモデルもあります。
レビュー記事はこちら
MSI GF65 シリーズ
液晶 | 15.6型 FHD 非光沢 120Hz |
---|---|
CPU | Core i7-10750H |
GPU | GeForce RTX 2060 |
価格 | 16万円台(税別)〜 |
約1.86kg約1.86kgと軽い15.6型ノートPCです。持ち運びをする方に非常におすすめです。
最新世代の第10世代Coreプロセッサーを搭載しており、CPU性能が高いです。
ただし、液晶の視野角がやや狭いです。クリエイティブ作業も行おうと思っている方は、ご注意下さい。
レビュー記事はこちら
MSI GS65 シリーズ
液晶 | 15.6型 FHD 非光沢 240Hz |
---|---|
CPU | Core i7-9750H |
GPU | RTX 2060 / RTX 2070 Max-Q / 2080 Max-Q |
価格 | 19万円台(税別)〜 |
約1.9kg質量約1.9kg、薄さ17.9mmの軽量・薄型の15.6型ノートPCです。持ち運びをする方に非常におすすめです。
また、240Hz駆動の液晶を搭載しており、映像が滑らかです。
ただし、価格が高いです。
レビュー記事はこちら
GIGABYTE AERO 15 OLED
モニター | 15.6型 4K OLED |
---|---|
CPU | 第10世代Core (H,HK) |
GPU | 〜GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q |
価格 | 21万円台(税抜)〜 |
約2.0kg軽量・薄型・コンパクトなゲーミングノートです。
Adobe RGB 100%に対応した4K OLEDを搭載しており、どちらかと言うとクリエイター向けのモデルです。
CPUおよびグラフィックスも最新世代となっています。
レビュー記事はこちら
メーカー・ブランド別ゲーミングPC
ここでは、メーカー別、またはゲーミングPCブランド別に、特徴やおすすめのPCを紹介していきます。
バランスが良い近未来的なボディ形状に、複数のゾーンに分けられたLEDイルミネーションを搭載し、物欲を刺激するデザインです。
G-SYNC対応液晶、高リフレッシュレート液晶、4K液晶、有機ELなども用意されており、液晶の選択肢が豊富なのも特徴です。
通常のサポートの場合は中国人が対応しますが、Premium Supportに加入すれば日本人が対応してくれ、24時間365日の電話サポートが受けられます。
ただし、価格は高いです。この価格に手が出ないようなら、これより下で紹介している他のブランドが良いでしょう。
メーカーサイトはこちら
ピックアップ製品
ALIENWARE M15 R2
15.6型 FHD 非光沢 240Hz /
4K-UHD 光沢 など
Core i9-9980HKなど
RTX 1660Ti 〜 2080 Max-Q
約2.16kg
21万円台〜(税別)
質量とキーボードが大幅に改善。高性能でも持ち運べるゲーミングノートパソコン。
レビュー
ALIENWARE AREA-51M
17.3型 FHD G-SYNC 144Hz
Core i7-9700Kなど
RTX 2060 OC 〜 2080 OC
約3.87kg
30万円台〜(税別)
中身はデスクトップのずば抜けた性能を持ったALIENWAREの名にふさわしい製品。
レビュー
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