ビタミンなどの栄養素を摂るために、私たちの食生活に欠かせない野菜。自宅のベランダや庭で育てれば、無農薬の新鮮なもぎたて野菜を食べることができるのがうれしいですよね。今回は、家庭菜園で栽培できる野菜として定番の「ミニトマト」を育てるコツをお伝えします。
ミニトマトの抗酸化作用に注目!
ミニトマトには、体内の有害な活性酸素を除去する抗酸化作用があるといわれています。生のままサラダなどに利用するのはもちろん、ミニトマトの抗酸化力には熱に強い特長があるので、煮たり焼いたりと加熱調理して食べるのにも適していますよ。また、体内の塩分濃度を一定に保つ働きがあるほか、ビタミンCやカロテンも豊富に含んでいます。
さらに、トマトには食欲を増進させる働きがあります。トマトそのものが持つ栄養素をたっぷり摂れるのはもちろん、気温が高くなって食欲が減退しがちな季節の食事にトマトを取り入れれば、食欲回復に役立つかもしれません。
ミニトマトを育てるためのヒント
・プランターの選び方
プランターの大きさは、野菜の種類や大きさに合わせて選ぶのがポイント。ミニトマトには、マグカップより一回り大きめのスペースを確保するのが適当です。複数株まとめて育てたい場合には、長方形のプランターを用意して、同様の間隔を取って植えることもできますよ。
ミニトマトは、枝が伸びている長さに合わせて根も長く育ちます。根が十分に伸びるスペースが確保されていないと、根詰まりを起こして成長が妨げられてしまうため、できるだけ深いプランターを選ぶようにしましょう。
プランターの素材は、素焼き・テラコッタ・プラスチックなどが販売されており、基本的にはプラスチック製のもので問題ありません。しかしサイズが大きくなるに従って中に入れる土の量も増えるので、家庭菜園に適した耐久性のよいものを選ぶと安心です。
・支柱は複数本使おう
ミニトマトは、成長すると2mほどになることが見込まれます。伸びたときのことを考えて、高めの支柱を準備するようにしましょう。また野菜が育つに従って、風の影響を受けやすくなります。支柱は1本だけではなく、ピラミッド状に複数本立て、紐などで上端をまとめて結んでおくと安定感が出ます。家庭菜園用のプランターを探しに行くと、あらかじめ支柱を固定できる仕組みのものが販売されていることもあります。
・日当たりを確保して!
家庭菜園でミニトマトを育てるは、日当たりの確保がとても大切です。プランターの置き場所選びは「1日のうちどのくらいの時間、日光が当たるか」を基準にしてください。できるだけ長時間、朝から西日が当たる頃まで日の当たる場所が適切です。
一石二鳥!? トマトとハーブ、寄せ植えのススメ
野菜を育てる時に、実は「ハーブ類」と一緒に鉢に植えるのもアリです。ハーブの香りで害虫から守ってくれたり、お互いの生育を助けたりする効果が期待できますよ。ミニトマトの場合は、バジル、ミント、レモンバームなどと寄せ植えの相性が良いとされています。
ハーブが育ったら、もちろん料理に活用してOKです。さまざまなメニューで一緒に使われることも多いミニトマトとハーブ類。カプレーゼにサラダ、パスタ、スープなどに幅広く利用でき、一石二鳥ですよ。
まとめ
抗酸化作用や食欲回復など、体にうれしい効果がたくさん期待できるミニトマト。今年の夏は、自宅でミニトマトを栽培してみませんか? 土に触れて野菜の世話をしたり成長を見守ったりする時間は、日常を忘れる憩いのひとときにもなるでしょう。
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