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2022年04月12日

さよなら絵梨(by藤本タツキ)

管理人のゆうすけです。「さよなら絵梨」を読んだので、感想などをちょっと記しておきます。
未読の方は、ネタバレを含みますので、先に作品をお読みください。
sayonaraeri.jpg「さよなら絵梨」藤本タツキ
2022年4月 ジャンプ+にて公開
200頁

「チェンソーマン」や「ルックバック」などの作品で知られる漫画家の藤本タツキがジャンププラスで発表した新作が「さよなら絵梨」です。
公開された翌日に読ませていただきました。
うん、面白いね。でも人を選ぶかもしれない。
中学生である主人公が、母親から買ってもらったスマホで映画を作るお話です。
マンガと映画が好きな人にはバッチリでしょう。
TVやSNSが好きな人にはちょっと受けないかもしれない。良い悪いじゃ無くてね。
読んだら即座に分かる通り、極めて「映画的」な手法で描かれています。
基本的に1頁を横長の4コマに分割して、シネスコな画面で構成されています。
「映画」なんですよ、このマンガ。
また、この作品は、3本の映画によって構成されています。
一本目は物語の冒頭で描かれる、主人公が初めて撮った映画で、文化祭で上映されて「糞映画」の評価を受けるヤツ。タイトルは「デッドエクスプローションマザー」
二本目はヒロインである絵梨の協力を得て、1作目のリベンジとして作り上げた映画。タイトルは不明ですが、たぶん「さよなら絵梨」。
三本目が一番のキモです。
これが分かるとこの作品が腑に落ちて、「スゲエ」となります。
三本目はこのマンガ自体です。「さよなら絵梨」というタイトルの、「マンガ」であり且つ「映画」です。
一本目と二本目で完成しなかった作品が、三本目で完成する、という仕掛けです。やったね。
作品内の虚構と現実が入り混じる部分があるので、一回読んだだけだと意味が分からん、と言う感想もあるかと思います。管理人も混乱しました。
あらためて読み直すと、わりと分かりやすく出来ています。
映画をマンガに落とし込む作品は過去にも有りますが、これほど上手く見せたのは記憶に無い。
さすが藤本センセイです。
ちなみに、作品内で虚構というか、ファンタジーなのは、やはり爆発シーンです。
あそこは「合成」です。
でもアレが無いと、この主人公の映画では無いのです。パパも絵梨さんも言ってるしね。
終盤の、家族をいきなり事故でなくしたり、絵梨の正体が明らかになる部分は「事実」です。
歳をとった主人公は、パパが演じているのではという説もありますが、管理人的には「違うよ」と思います。
作画的に、眉の形を親子でわざわざ変えているのをご確認ください。
それじゃあ、最後のシーンは誰が撮っているのかというと、それは間違いなく「作者」だと思います。
いきなりメタ的な話になっちゃいますが、この作品は「映画」であること以前に、やはり「マンガ」なのです。
藤本、天才かよ。

2022年04月07日

半値印証時刻(ハーフプライスラべリングタイム)

気が付いたら4月でした。春ですね。管理人のゆうすけです。
職場のシデコブシが今年も綺麗に咲きました。
じつは3月に咲いて、4月にはもう散っています。
せっかくなので写真をご覧ください。
IMG_1733.JPGIMG_1732.JPG


さてこそ。
タイトルの半値印証時刻(ハーフプライスラべリングタイム)とは、スーパーなどで閉店が近くなると「半額」とか「**%OFF」などのシールが貼られる時間の事です。
「ベン・トー」というラノベが出典かと思いますが、一般的な用語かどうかは不明です。
管理人は日常的に使用しています。
というか、「半額」というシールが貼ってあると、体が自動的に当該商品をカゴに放り込むように条件付けがなされています。怖いですね。無意識でも自律行動可能な殺戮マシーンみたいです。
そんなわけで、自宅にはあまり使用されない不思議な味のドレッシングが溜まっています。
野菜サラダとか嫌いなのに。なぜ買うのか。体が自動的に動くからだYO。
先日は仕事帰りにスーパーに寄って買い物をしたんですが、イチゴが安かったので1つ買いました。
会計を済ませて店を出ようとしたら、さっき買ったイチゴが「半額」になっていました。
気が付いたらその「半額イチゴ」を持って、再度レジに並んでいました。
ああ怖いですね。
IMG_1737.JPGご購入の品
イチゴ1パック197円は安いと思うが、さらに「半額」だと税込で107円。
先に買った方を「返品」する勇気はないYO

余談ですが、「半額」のシールを貼ってくれる店員さんを「半額神」と呼ぶのは一般的なのでしょうか。

2022年03月26日

収容違反(SCP財団)

管理人のゆうすけとねこです。
土日も仕事があるわりに、実際はけっこうヒマな時間が多い管理人です。
ものすごく頑張って働くと、午前中にほぼ終了して、午後5時までが長くてつらい時間になります。
朝は7時ぐらいから仕事を始めているので、じつは毎日10時間近く拘束されている。

そんなわけで、地味に時間をつぶすコンテンツのご紹介です。
「SCP財団」
知っている人は知っている、知らない人は全く知らない「SCP」の世界です。
簡単に説明すると、ネット上で始まったシェアワールドのひとつです。
シェアワールドとは、複数の作家などが共通の設定・世界観に基づいて創作を重ねる作品群またはその世界のことです。
古い例ではH.P.ラヴクラフトが元祖である「クトゥルー神話体系」、SFではおなじみの「スタートレック」や「スターウォーズ」などがその例です。きいてますか。
「SCP財団」の始まりは英語圏の某大型匿名掲示板です。2007年頃です。ねこです。
とあるスレッドで、一枚の画像からストーリーを創作するという遊びから始まりました。
最初のSCP『SCP-173「彫刻-オリジナル」』をきっかけに数多くの「報告書」が投稿され、やがてそれが「SCP財団」という大きな世界を持つに至り、文字通り世界中に広がっていったのです。
SCP財団とは「SCP」と呼ばれる自然法則に反した超常的な物品や存在、場所などを一般人から隔離し、
確保(Secure)、収容(Contain)、保護(Protect)
することを目的とした架空の組織です。
現在ではSCP日本支部のサイトで、過去の大量の「報告書」を無料で読むことができます。
SCP財団には世界中の怪奇で珍奇なモノや生物?あるいは建造物などが確保され、収容され、保護されているわけです。
有名なところでは、SCP-173(彫刻 - オリジナル)、SCP-087(吹き抜けた階段)、SCP-096(シャイガイ)
などがあります。いずれも番号で呼ばれており、()内はその報告書のメタタイトルです。
興味のある方は、検索してみてください。ただし自己責任で。
日本支部でも多くの報告書が寄せられており、2022年現在では「収容違反」(収容手順に違反があり対象を逃がしてしまったり、対象による汚染が拡がってしまうこと)により「有名」になったSCPもあります。

SCP-040-JPもそのひとつです。
これは、日本国内某所に放置されていた、井戸小屋です。
特筆すべきはその異常性で、この小屋を肉眼で覗くと、見た人は「ねこがいた」と動揺します。
この影響を受けるとイエネコに対する認識が歪められ、下記の画像のような、毛がなく、人間のような目を持った生物に見えてしまいます。しかも、どの方向からでもこちらを見ているように見えるようです。
nekodesu01.png
SCP-040-JP
ねこです よろしくおねがいします

ねこはいます。
更にこの影響を受けた中で対象者は常にねこが暗闇にいるように感じ、見張られているような錯覚を覚えます。
また、影響を受けた対象はねこがいると周りに伝えようとし、これを理解した(『信じる』ではなく、『理解する』)場合、上記と同じ症状を被ります。
いわゆる「ミーム汚染」を引き起こすSCPです。この"ねこ"はそこに居ます
よろしくおねがいします

2022年03月21日

あの夏で待ってる

世間的な評価はともかくとして、個人的にやけに評価が高いというか、思い入れの深い作品ってありませんか。
管理人的にはけっこう多いのですが、TVアニメの「あの夏で待ってる」もそのひとつ。
2012年1月から3月までの1クール12話で放送された作品です。
監督が長井龍雪さんで、その前年に「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」を制作しています。大ヒット作の次ということで、ものすごく期待されたはずだったけど、今ではあまり話題に出ないアニメです。
脚本が「あの花」の岡田麿里さんじゃなくて「無限のリヴァイアス」の黒田洋介さんだったので、「あの花」とはかなりテイストが異なります。
お話は、高校生のラブコメですが、ヒロインが「宇宙人」という設定です。
みんなで8mm映画を製作しつつ、恋愛もしちゃうという、まるで夢のような作品です。
note-2012-02-08-12h46m52s6.jpg「あの夏で待ってる」2012年放送
監督 長井龍雪
脚本 黒田洋介
キャラクターデザイン 羽音たらく(原案)、田中将賀
アニメーション制作 J.C.STAFF

今回、10年ぶりに全話を見返してみましたが、うん、確かに「傑作」「名作」の類ではないです。
だがしかし。
この作品、なかなか変っています。
まずは時代設定。いわゆる「現代」ではなく、ざっくりとした「昔」です。
スマホはもちろん、携帯電話やPHSも無い世界です。主人公が趣味にしているのが「8mmカメラ」です。
8ミリビデオではなく、フィルムのほうです。お間違いなく。
2022年現在では製造も販売も終わっている、アレです。
紹介画像の真ん中に、三脚に据えてあるのがそれです。
FUJICAのシングル8、P300です。すっげ。
ちなみに管理人が昔、映画製作で使ったのは同じFUJICAのZ450です。勝った!
作中では明確に時代設定を示している場面は無いのですが、登場する小道具(スクーターがベスパとか、車が60年代ぐらいのトライアンフとか、電話は固定電話のみとか)などから、1980年末〜1990年初め頃と推定されますが、じつは正確に決めている訳ではないようです。
「高校1年の夏にみんなで映画を作る」っていう状況設定が大事なのです。
さらに、「映画製作」というのは、スマホのムービーみたいなのじゃなくて、「フィルム」で撮るのがお作法?なのです。ここは大事です。テストに出ます。
anonatsu002s.jpgなぜか上級生の女の子が持っている8mmカメラ。
FUJICAのZC1000
8mmカメラの最上位機種。
レンズ交換も逆転撮影もできるぞ

そんなわけで、8mm映画製作が不自然で無さそうな疑似レトロ世界でのラブコメとなった次第です。
じつはこの作品、脚本の黒田氏の過去作「おねがい☆ティーチャー」の番外編だという説もあります。
管理人は残念ながら「おねてぃ」を見ていないので、なんとも言えません。
ただ、かなり唐突に、後半になって謎な設定が明かされます。明かされる、というか、無理やり突っ込んでくる、というか。
「おねてぃ」を見ている人には理解できる展開らしいのですが、初見の人にはよくわかりません。
分かっているのは、この作品が、「すべての人に受け入れてもらいたい」訳ではないことです。
かなりニッチな層を狙っているように思えます。
たぶん、昔、FUJICAのZC1000を使いたくても使えなかった層だと思います。オレかよ。

2017-05-14 12.24.34.jpg2017年5月に「グランフォンド軽井沢」というサイクルイベントに参加した際の写真です。
途中の補給所に置いてありました。
他の参加者の反応はものすごく薄かったけど、管理人だけはハフハフ言ってました。
posted by ゆうすけ at 15:48 | TrackBack(0) | 映画・TV

2022年03月13日

「漫勉NEO」(渡辺航)

不定期にNHKで放送しているドキュメンタリー番組「漫勉NEO」でございます。
この番組では漫画家の仕事場に無人カメラを設置して創作の一部始終を記録し、それを後日、ホストの浦沢直樹(漫画家)とゲストである漫画家本人がVTRを観ながらいろいろと語る、というものです。
マンガに興味がない人には、何が面白いのかさっぱり分からない番組です。
だがしかし観ている人はいるものです。しかも評価は高い。
文化庁は2022年3月に、優れた映像作品などを表彰する第25回メディア芸術祭で、NHK・Eテレの「浦沢直樹の漫勉neo〜安彦良和〜」にエンターテインメント部門の大賞を贈りました。たしかに、安彦さんの回は、もうなんというか、スゴかったですよ。だれもマネできない。
mannbenn watanabe01.jpg「漫勉NEO 渡辺航」
2022.3.2 NHK・Eテレにて放送

そんなわけで、2022年3月2日には「弱虫ペダル」で人気の渡辺航(わたる)先生が登場しました。
渡辺先生、さっそうとロードバイクに乗って登場したのですが、着ている服が「弱ペダ」の総北高校レギュラージャージ+主人公のでっかい顔が描いてあるTシャツという格好だったので、「ものすごいオタク感」を醸し出していて死にそうになりました。作者が自分自身のキャラクターグッズを着用して来るというスタイルに、渡辺先生の覚悟完了の心意気を感じました。

渡辺先生は趣味の自転車でブレイクしただけあって、自転車好きは半端じゃないようです。
最初にさらっと「昨日も160km走ってきました」と言っていますね。
浦沢先生は自転車に乗らないせいか、これを拾わなかったのですが、1日で160km走る漫画家が世界にどれだけいることか。
ちなみに160kmという距離ですが、淡路島1周だと150km、琵琶湖の南湖を除いた北湖1周が160kmです。平均時速30kmで走っても6時間はかかるはずです。休憩や信号待ちなどを計算に入れると、9時間はかかります。
いずれも管理人はいちおう1日で走ったことがありますが、翌日は使い物にならないぐらい死んでいました。
他にも渡辺先生は週に5日程トレーニングをしていて、毎日1時間位ローラー台でもがいているようですが(Zwiftという室内サイクリングアプリを使っているみたいでした)、1時間もローラーを回せるというのが信じがたい。こんな健康な漫画家を見たことが無い。
脚の筋肉なんかはすっごいことになっているはずなので、浦沢直樹に「ズボンを脱がせ!」という念波を送り続けていましたが、ダメでした。たぶん、太くは無いけどパツンパツンで、ふくらはぎが常人の倍ぐらいあると思う。「弱虫ペダル」の岸神小鞠君にメチャクチャ触られそう。

番組内では、渡辺先生がとてつもないスピードで絵を仕上げてゆく様子が紹介されて、そっちも凄かったです。フリーハンドで自転車をガリガリ描いているのが驚異的でした。
以前、このブログでも書いたのですが、やはり「ネーム」を作っているところを見せて欲しいですね。
作画作業も面白いのですが、漫画家が絶対見せたくないと思う、「ネームを描いているときの苦闘」を紹介してほしいです。江口寿史とかどうかな。
posted by ゆうすけ at 15:23 | TrackBack(0) | 映画・TV

2022年03月12日

マンガ喫茶がじわじわ消える

管理人のゆうすけです。
コロナ禍が延々と続いております。皆さん3回目の接種は済みましたか?
コロナの影響で飲食店など閉店になったお店もありますが、個人的にはご近所のマンガ喫茶がそれです。
じつはコロナの影響を受ける前から、チェーン店でないタイプのマンガ喫茶はじわじわと閉店しておりました。
10年ぐらいの間に、近隣だけでも4-5件は消えています。わりと多い。
いずれも非チェーン店で、規模的にはあまり大きくないお店です。
マンガ喫茶は客の回転が悪く、マンガ本が場所を取る上に新刊を入れ続けないと客が離れてゆく原因になるので、ビジネスとしてはかなり分の悪い方だと思います。
どうしても体力のない個人経営のお店はつぶれて行き、カラオケなどの、マンガやネット以外の娯楽も提供できるチェーン店が残る構図になります。
管理人が継続的にマンガ喫茶に出かけるのは、基本的に「雑誌」を読むためです。
コミックスを積み上げて読みふけることはほぼ無くて、週刊誌や月刊誌をバラバラ読みます。
「雑誌」にはベテランから新人までいろいろな作品が掲載されていて、あまり自分では選ばないような傾向の作品にも出会えるので、流し読みするだけでも面白いのです。
さらに言うと、マンガ喫茶で単行本を読まないのは、読みたいと思える本が少ないからです。
お店が揃えるのは基本的に「人気作」なので、どのお店でもほぼ似たようなラインナップになります。
書棚の容量には限界があるので、人気が無いものや古い作品は外されてゆきます。
結果としてどのお店も同じような本が並んでいる訳です。
個人的にはもっとニッチな作品を読みたいのですが、そういうのは自分で買うしかないようです。
さらに数年たつと、書籍の電子化がもう少し進み、紙の本を置くことも減ってゆくと思います。
紙の雑誌も淘汰されてゆくと思いますので、マンガ喫茶という文化も過去のものになるはずです。
マンガというコンテンツは無くなりませんが、印刷物として販売されるものは希少品になるでしょう。
発行部数〇〇万部、という指標が死語になるわけですね。
タグ:マンガ喫茶

2022年03月09日

猫と寝る実験

先日、ネットのニュースで法政大学が「猫と寝る」実験をしていることが伝えられました。
「猫と共に探求する新たな睡眠価値の創出」という論文で、寝床がいつも変わる猫の横で寝る睡眠手法を検証した内容です。
猫の横に寝袋を敷き24日間一緒に寝た際に、身体的・心理的にどう影響するかを従来のベッドや布団で寝る睡眠スタイルと比較し考察したものです。
結果的には、ベッドで普通に寝るのと比べて有意な差は認められないけど、「なんかいい感じ」だったらしい。
うむ。そうか。
猫が寝ている横に人間がにじりよって添い寝する、というのがちょっと新しいかな。ストーカーみたいだけど。

ということで、毎晩ベッドで猫と一緒に寝ている管理人です。
自宅内には現在5匹の猫がいますが、そのうち管理人のベッドで一緒に寝るのは2匹です。
いちばん古株の「しぃ」さんと、その次に古い「フォウ」さん。
ノラネコ育ちの新参組は、決して人間と一緒には寝ません。あと5年ぐらいしたら寝るかもしれないけど、いまのところは無理ですね。目が合うと、いまだに逃げます。嫌われているかもしれない。

猫と一緒に寝たことがあるひとには周知の事実ですが、猫は意外と重いです。
成猫の場合、ざっくり言って、「広辞苑」とか「つけもの石」みたいな重さです。
しかも遠慮なくベッド内の「良い場所」に寝ようとします。
敷布団の上で寝てくれれば良いのですが、うちの場合は、一匹は掛布団の上、もう一匹は掛布団と毛布の間に潜り込んで寝ます。掛布団も毛布も動かせない。ずっしり重い。
ものすごく邪魔です。安眠できない。就寝時の位置関係は、だいたい下図のとおり。
nekotoneru.jpgIMG_1721.JPG

甲はおおむね「しぃ」さん。
乙は「フォウ」さん。
猫がどっしりと布団の対角線上で寝ているので、管理人は「斜め」になって寝ています。
寝返りも満足にうてないので、なんか最近は腰が痛いのです。
「猫と共に探求する新たな睡眠価値の創出」
それほど立派なものではないよ。
でも猫の寝息を聞きながら寝ると、ちょっとだけ安らぐかな。
タグ: 猫と寝る
posted by ゆうすけ at 20:16 | TrackBack(0) | ペット

2022年02月27日

グッバイ、ドン・グリーズ!

2022年の2月もまもなく終了ですが、管理人は2月生まれなので、ひっそりと馬齢を重ねております。
自分の人生の残り時間を数えると、後何冊本が読めるとか、何本映画が観れるとか、計算を始めたりする人もいますが、管理人的にはいつもと変わりません。
名著、名作を慌てて鑑賞したりはしない。
なんとなく観たいものを観ます。

ということで、久しぶりに土日が連続してお休みだったので、映画館へ行ってみました。
今回ご鑑賞したのは「グッバイ、ドン・グリーズ!」というアニメ映画。
goodbydongreez.jpg「グッバイ、ドン・グリーズ!」
監督・脚本:いしづかあつこ
キャラクターデザイン:吉松孝博
アニメーション制作:MADHOUSE

この作品の監督は、「宇宙よりも遠い場所」(通称「よりもい」)というTVアニメの監督です。
「よりもい」は奇跡のような作品なので、その監督が今度は劇場オリジナル作品を手掛けたというので観に行きました。
感想はですね、「ちょっと色々と足りないんじゃない」って感じです。
全然ダメじゃないんだけど、わりと残念。
15歳ぐらいの男子3人が、夏休みに冒険をするお話です。まあ「スタンド・バイ・ミー」みたいなね。
公式からのあらすじでは、こんな感じです。
「東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。周囲と上手く馴染むことができないロウマは、同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。
「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」
高校1年生の夏休み。それは新たに"ドン・グリーズ"に加わったドロップの何気ない一言から始まった。
ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。
ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE”生き方を一変させる大冒険へと発展していく・・・。」

主人公たちのモノローグやダイアローグは饒舌で、セリフで心情などをなんでもかんでも喋ってしまいます。
語りすぎだろうと思う反面、肝心なエピソードなどが欠けているようです。
「ドングリーズ」という2人で作ったチームに、もう一人加わって3人になるのですが、その部分が省略されています。セリフや後からの展開で分かるのですが、本来は必要なエピソードです。
また、主人公が片思いしている女子との関係が深まるエピソードも、ひとつだけです。ちょっと少なくないですか。
この辺りの脚本としての不足は、監督が自分で脚本を書いているせいではないかと思えます。
「よりもい」のときは、花田十輝が脚本を書いていたので、あの作品との大きな違いは、やはりそこにあるのかなと思います。花田君が脚本を書いていたら、また別の作品になっていたかもしれない。
アイスランドでの珍道中の物語があって、その旅の背景を説明するための長いアバンタイトルを観ていたような感じがします。映画のボリューム的にはその逆になっているので、すごく違和感がある。
オリジナルな劇場アニメって、けっこう難しいんですよね。
posted by ゆうすけ at 18:08 | TrackBack(0) | 映画・TV

2022年02月19日

ミッドサマー

コロナの3回目のワクチン接種は済みましたか?
管理人は本日(2022.2.19)接種しました。
1回目と2回目がファイザーで、3回目がモデルナでした。なんか副反応がいちばん出やすい組み合わせらしい。
ということで、注射の後はおうちでおとなしく映画を鑑賞しておりました。

先日NETFLIXに加入したので(「地球外少年少女」を観るためだけに)、せっかくなのでそこのコンテンツから選択しました。
選んだのは「ミッドサマー」
midsommer01.jpg「ミッドサマー(Midsommar)」
2019年製作/アメリカ
監督・脚本 アリ・アスター

アリ・アスター監督は、前作が長編デビュー作で、「ヘレディタリー 継承」というホラー映画を撮っています。これが2作目です。
この「ミッドサマー」は、ジャンル的には「ホラー」にカテゴライズされていますが、どうなんだろう? なんかちがうんだけどな。ざっくり言うと、旅行先でトラブルに遭う話です。
あらすじはこんなかんじです。
「不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め・・・」
あまりこの映画が好きですと他人には言わないほうが良いのですが、じつは好きです。かなり好き。
監督のセンスが好きなのかもしれない。
前作はいまいちピンとこなかったのですが、この映画で確定しました。ああ、オレはこの監督が好きなんだと。
なんといっても映像が美しいのです。白夜の国で、白いリネンのドレスを着たお姉さんたちが歌い踊っています。ヒロインのお花で飾られた衣装(写真参照)、どうですか。スゴイですよね。小林幸子もビックリだぜ。
後半になると映像のなかにCG処理が増えて来て、なんか花とか背景とか料理とか、もぞもぞ動くんです。
なんかワクチンの副反応で、自分の脳がバグっているのかと思いました。ドラッグ感がヤバいです。
わざわざ長いディレクターズカット版を観たのですが、世間的には「だるい」とか言われてるようですが、すっごく楽しめました。できればこちらを観た方が良いです。
この監督はけっこう性根が腐っているみたいで、前作もこの作品もそうですが、登場人物に全然感情移入できません。
出てくる奴はみんないけ好かない連中。好感度が高いやつが皆無。
そのせいで、どんな悲劇が待っていようと(冒頭の10分ぐらいでハッピーエンドな映画でないことは誰にでもわかるようになっています)わりと平気です。
基本的に映画の半分以上はスウェーデンの一部地域で行われる特殊な「お祭り」(創作です)を実況中継している内容なので、観光気分で眺めていると楽しいと思います。
この映画が好きだと言えるようになれば、なかなか見どころのある変態かと存じます。

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posted by ゆうすけ at 20:44 | TrackBack(0) | 映画・TV

2022年02月13日

地球外少年少女

NHKでかつて放送された「電脳コイル」というアニメをご存知の方は、その監督をやっていた磯光雄氏の新作アニメ「地球外少年少女」が公開されたこともご存知かと思います。
ご存じない方は、今、知りましたので、急いで観るように。
2022年のベストが早くも登場です。
chikyuugai01.jpg「地球外少年少女」(Extra-Terrestrial Boys & Girls)
監督 磯光雄
脚本 磯光雄
原作 磯光雄

ちなみにこの作品、本当は劇場用ではなく、全6話の作品です。
地上波やBSでは今のところ放送予定がなく、NETFLIXが独占配信しています。
それと同時に劇場で、前・後編の2回に分けて公開されました。
管理人は劇場まで足を運べなかったので、この作品を見るためだけにNETFLIXに昨日加入しました。
全然後悔していません。いや、もう元は取った気がしています。

作品のあらすじは、こんなかんじ。
「舞台は、インターネットも、コンビニもある「2045年の宇宙」。日本の商業ステーション「あんしん」で、少年少女たちは大きな災害に見舞われる。大人とはぐれ、ネットや酸素供給が途絶した「あんしん」から、自力での脱出を目指す子供たち。ときに仲間の、ときにAIの力を借り、生きるための行動を採る彼らは、史上最高知能AIが語った恐るべき予言の「真意」にたどり着く。
絶体絶命の状況下で、子どもたちは何に触れ、何に悩み、何を選択するのか――。」

「電脳コイル」もそうでしたが、磯光雄監督の描く近未来の映像は、既知と未知がうまくミックスされて、違和感は無いのにとても刺激的です。今回は「宇宙」が舞台なので、アニメでは描写の難しい「低重力」(火星や月面の重力が人工的に再現されています)などがしっかり表現されています。王道のジュブナイルSFなので、できれば少年少女に観てもらいたいのですが、どうも年齢の高い層に人気が出ているようです。

できればあまり余分な情報を見聞きしない状態で鑑賞していただきたい作品です。
それもできるだけ大きな画面で。
SFや宇宙開発、コンピュータやAIなどに興味が無い方は、最初は戸惑うかもしれませんが、「未来を体験する」映画だと思って最後までおつきあいください。
作中ではAIのシンギュラリティが描かれますが(そのために時代設定が2045年なのです)、「知性とは何か」「人類と人間は同義か」「未来は予測可能か」といった問題が提示され、「え、子供向けじゃないの」と慌てる方もいるかと思います。そういう方は「電脳コイル」もご覧ください。
ジュブナイルだからといって、大人の鑑賞に耐えられないわけがない。
むしろ逆なのです。
大人の鑑賞に耐えられない作品を、どうして子供たちに見せられるのか。
宇宙SFが好きな人と、そうでない人へ。貴方のために未来を見透す。
posted by ゆうすけ at 17:58 | TrackBack(0) | 映画・TV
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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコンコピーライトマーク卵酒秋刀魚さん。
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