いみじのあんちの徒然なるままに

今日は、清須会議の日です。
天正10年6月27日ですが、西暦換算の本日（1582年7月16日）とします。
先の「山崎の戦い」を経て、織田家後継者及び遺領の配分を相談します。
本来は、信長さんの居城、安土城で執り行われるところ、安土城は信長
次男信雄さんが燃やしてしまったので、清須城となりました。

「本能寺の変」直後の各方面軍の動向は…
柴田勝家さんは300�`離れた越中魚津城で上杉軍と交戦中でしたが、
一旦北ノ庄（福井市）まで進軍したものの、背後を脅かす上杉軍がネック。
その間に、秀吉さんが敵討ちしてしまいました…
滝川一益さんは一番遠い上野厩橋城(前橋市)で北条軍を牽制していましたが
信長討たれるのニュースは早く、現場は混乱し収拾がつかない状態に。
神流川の戦いで北条軍に惨敗し、信濃から伊勢へ敗走中…なので参加せず。
丹羽長秀さんは信長三男の信孝さんと大坂・堺で四国征伐待機中でしたが、
信長討たれるのニュースに多くの兵士が逃走。
「中国大返し」の秀吉軍に合流して何とか体面を保ちます。
徳川家康さんは堺で近習数名と見物中でしたが、信長討たれるのニュースに
危険な「伊賀越え」を選択、何とか命拾いしましたが、織田家の後継者選び
には参加させてもらえず…

さて、「清須会議」はというと…
出遅れた勝家さんは父の敵討ちを果たした信孝さんを擁し、織田家の実権を
握るつもり。重臣筆頭なので、秀吉以外は反対しないと高を括っていました
が、秀吉さんは、参加者である丹羽さん池田恒興さんを懐柔していて…
後継者はダークホースの三法師ちゃん（信長嫡孫）に決定！
その後の遺領の配分も秀吉さんが勝家さんを逆転！

この後、丹羽さん池田さんを抱き込んだ秀吉派と、これに危機感を覚えた反秀吉派
（信孝さん勝家さんに滝川一益さん）に緊張が高まり、「賤ヶ岳の戦い」へ！

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