おはようございます。あるへです。
本日はXBLA作品「リンボ」のレビューです。
スマホアプリ(↑)でも配信されているんですね。攻略難易度は低く、ボリュームも控えめですが、この独特の世界観に浸れれば満足のいく作品です。
アクションゲームというより、短編童話を鑑賞しじっくりと余韻に浸るような雰囲気ゲーです。
Xbox360:製品情報
大抵、私がXBLAを購入する時はその作品が持つ独特の雰囲気に一目惚れすることが多いのですが、本作もそうして衝動的に購入に走った作品の一つでした。
数年前のたしか夏でしたか、「夏のアーケード特集」みたいな感じでXbox360イベントみたいなのが開催され、そこで公開されたPVを見て全身に電撃が走ったように記憶しています。
その日のうちにコンビニに走り、当時のマイクロソフトポイントを購入、LIMBOの配信日を今か今かと待ち続けたものでした。
全編モノクロームの世界、それゆえ物悲しく、でもどこか優しく、暖かく、懐かしい。そんな静謐な世界観に魅了され、頭を使ってじっくりと進んでいくパズルアクションというジャンルに惚れこみました。
実際にプレイしてみると、前半は確かに頭を捻るパズル的な要素を含みますが、思っていたよりも難度は低く、さくさくと進んでいけました。後半になるとパズル要素よりもタイミングアクションとしての色が強くなっていき、個人的にスキルを要するパズルアクションというのは好かないのですが、これもまた鬼難度なんてものではないので許容範囲です。
ダウンロードしたその日のうちにクリアできてしまったのは、少し寂しかったのですが、買ってよかったと心から思いました。
白黒画面で構成されていますが、「見難い」ということはまったく無く、そして白黒だからこそ想像力を掻き立てられます。二頭身のキャラがちょこちょこ歩いたり走ったり引っ張ったりするのはコミカルで、癒されます。
それとは対照的にマップギミックや罠にはグロテスクな仕掛けが多く、そのギャップがまたLIMBOという世界に味を与えています。
主人公が罠にはまるとなかなかエグいことになりますが、これもまたモノクロという設定が様々な意味でカモフラージュしてくれています。
会話等、文字表現もなく、映像のみでストーリーを感じさせる手法も画期的だと思いました。全世界に手を加えることなく発信でき、製作者の意図を彼らの望むままに伝えられるというのは、すごいアイデアだと思います。
最近では「Brothers」などもありますね。ただ綺麗なだけじゃない、無言の中に奥深いストーリーが隠されているのがLIMBOの素晴らしいところであり、私はこれを名作だと感じています。
アーケードゲームなので、基本的にはお持ちのハードに合ったオンラインストアから購入し、ダウンロードしてください。
変り種としてXbox360では「LIMBO」の他に二つのアーケードゲームが収録された「トリプルパック Xbox LIVE アーケード コンピレーション」というディスク版が存在します。トライアルズとスプロージョンマンも、非常に良く出来た珠玉のアイデア作品ですのでお勧めしたいですが、私は所持していないので仕様は把握していません。
おそらくポップキャップアーケードで述べたような欠点を持ち合わせているんじゃないかと睨んでいますが。
ではでは、最後にこちらのHPを紹介します。その名の通りLIMBOのその後を考察している、1ページで完結している(と思う)小さなページですが、読んでみてしっくりきました。
LIMBOを一周、クリアしてから行ってみてください。
LIMBOエンディング考察
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