おはようございます。あるへです。
本日はこちら「Bullet Witch」のレビューです。
美女や魔女が活躍するアクションシューティングですが、この手のゲームは探せばたくさんありますよね。それらを凌駕する突出した要素を持つとは言い難い本作品ですが、意外に味のある隠れた良ゲーです。
公式サイトの代わりにファンサイト(?)を見つけました。ゲーム内容そのものよりも、周辺事情がなんとなくわかってにやりと出来ます。
ファンサイト
まずはなんといっても主人公である魔女・アリシアの存在ですよね。三大臭い(汗臭い・泥臭い・血生臭い)の海外製シューティングとは対極な、見目麗しい魔女を操作できるというのですから、それだけで結構ポイント高い気がします。
基本的にはTPSですから、箒と銃を組み合わせたような斬新なデザインの「ガンロッド」で弾をばら撒き、敵を駆逐しながら進んでいきます。
攻略したのは随分昔で、攻略情報もあまりないので細かいことは自信がないのですが、たしかこのゲーム、TPSでありながらカバーはできなかったと思います。
カバーができなかったり、レティクルの動きに独特の滑りがあったりと、操作系はとても快適とは言えないのですが、アリシアに惚れたのなら不満は言えません。愛と腕でカバーしましょう。
そうです、これ、結構難しいタイプのゲームです。
魔女と言えども撃たれれば死んでしまうか弱い女の子ですから、操作もスムーズにはいきませんし、むやみに突っ込めば死は当然の結果です。
カバーもできないし、遮蔽物が近くにないような広い場所ではどう戦えばいいのか。 で、それらの問題を緩和するためにあるのがアクションスキルですね。ある時は鋭利なブーメランだったり、ある時は弾道をカーブさせる厨二技だったり、硬派なリアル系FPSでもない限り、大抵のシューティングアクションゲームには「射撃」+「○○」という形でアクションスキルが備わってます。
今回は魔女ということで魔法ですね。
なんだかFFのようなサンダーとか、メテオとか、意外とありそうでなかったような……やっぱあるかも……、みたいな魔法を覚えることが出来ます。
FFでサンダーといえばしょぼい初級魔法で「パリパリ」程度のエフェクトですが、本作品でのサンダーは「大魔法」。「バリバリズドーンッ」です。迫力あって気持ち良いです。
この中にバランス崩壊級の便利魔法がありまして、こいつが高難易度クリアの鍵になるわけです。
レイブンパニックと言います。
魔女の永遠の友達カラスさんが、大勢の仲間を引き連れて目視した敵に群がります。敵が慌てふためいている間にガンロッドで蜂の巣にする、というのがこのゲームのセオリーです。
一見、最強に見えるこのレイブンパニックにも弱点があります。それは「屋内では使えない」という点。
そのため、ステージの大部分が屋内であるステージ3をいかに攻略するか、それ以後強力になってくる敵を万能魔法レイブンパニックも併用してどのように突破していくかが、醍醐味なんです。
ちょっと操作しづらいけども、アリシアの可愛さに癒されつつ、見つかったら死亡くらいの勢いで正確に乱射してくる敵を一匹ずつ丁寧に片付けながら、1シーンで立ち止まりトライ&エラーで突破し、また次の1シーンで立ち止まる……。
それが顕著なステージ3など、このじりじりと前進する様がたまりません。私、こういうの結構好きなんです。
で、たまに裏技使って敵をスルーしたりね(笑)。
コレが面白い! とか、アリシアに萌え殺される! とか、魔法便利すぎて鼻血が出る! とか、そういった表面上の快感、快適さは、たぶん皆無です。
また、ストーリーが際立って面白いとか、難しいけど丁寧にじっくり細部まで作りこまれている……というわけでもありません。
なんでしょうかね。ですので名作とも言えないのですが、不思議な魅力があって、とりあえず実績コンプするまでは気になって辞められない……そんな愛嬌があるんですよ。このゲーム。
コアな人ほどお勧めです。
P.S.
そうそう、バレットウィッチをお持ちの方は、……どこだったかな。森のステージで竜巻の魔法を使ってみてください。
ではでは。
攻略サイト
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箒? え、銃なの!? みたいな(笑)。
魔法を使って銃弾にエンチャント出来るのも世界観とマッチしていて良いと思います。
もしも続編が出るなら、このガンロッド(箒)に乗って空爆ヘリのように立ち回ってみたいですね。
空中から大魔法を撃って、逃げ惑う敵どもを眺めてにやにやする悪魔女プレイも……。
最後までプレイできました(笑)。
圧倒的形勢不利の中、それでも戦おうとするアリシアに対し、
「黙れ! ヤツら全てを滅ぼすという目的を忘れたか!!」
という台詞を言った辺りからもうゾッコンでした。