おはようございます。あるへです。
本日はこちら「トーチライト」のレビューです。
以前、トーチラ2のレビューの時にも話したと思うのですが、本作がXboxで配信されるぞ、出るぞ出るぞと噂され、非常に楽しみにしてたのに、結局ローカライズの問題で日本での配信が中止された時に非常にがっかりしたのを覚えています。
それが何の因果か、こうしてGwGで無料配信されて遊ぶ日が来るとは、なんだか不思議なものですね。
あ、ちなみに本作のGwG配信は海外ストアですので、欲しい人は本体設定をアメリカあたりにして落としてください……ってこの記事が出るころには終わってるかも(汗)
なのでなかなかに印象深い本作ですが、遊んでみた正直な感想としては、別に無理してやる必要なし、です。
実際遊んでて楽しいし、こないだ調べて初めて知ったのですが、このシリーズ、ディアブロの制作チームが絡んでるみたいですね。なのでハクスラに関して非常に遊びやすいデザインになっています。
ただ、360全盛の頃であれば、もうね、あの頃はハクスラに飢えていた。私だけでなく全世界が(笑) そもそもRPGすらまだブームじゃなくて、あの頃の360はアーケードやアクション、シューターばっかりだったんですよ。
そういう意味でちょっと話題になったゲームでもありますし、やってみればきちんと定石を押さえた安定した面白さなのですが、現在は2や3がリリースされて結構経ちますし、後述する理由によりそれほどお勧めの作品ではなくなりました。
理由の一つがターゲッティングの仕様です。
本作は敵に近づけば一番近い敵をオートでターゲットし、スキルを放てばその敵に向かって攻撃してくれる、ごく普通のターゲッティングシステムを備えているのですが、攻撃してる最中に自由に向きを変えられるんですね。
これにより敵と敵の間を狙って範囲攻撃を放つ、なんていう芸当もできるんですが、多くの場合、こいつが邪魔をして敵にしっかり狙いをつけられないんです。
PCならまだしも、コントローラーとの相性がかなり悪いと感じました。
攻撃する瞬間はターゲットに向き直るんですが、そこからスキルが放たれるまでの間に少しでもスティックを触って角度がずれると、明後日の方向にスキルが飛んでいくという。
それから本作だけでなく本シリーズ全体を通して言えると思うんですけど、一般的な見下ろし視点のアクションゲームに比べて、本シリーズはかなり「高低差」の概念を強く感じさせられます。
あちこちに階段やら段差やらなんやらがあって、自キャラから射出されるスキルをことごとく封じてくるんですよ。こいつのせいでスキルのカタログスペックをうまく引き出せなかったり、逆に産廃だと思ってたスキルが輝いたり、まぁ一長一短ではあるんですけど、割とストレスに感じます。
もう一つの理由が、アイテム整理の煩雑さです。
本作にはソート機能がないので、手に入れた順番にカバンに入っていきます。さすがに武器や鎧などのアイテムは各カテゴリに分別されるのでいいんですけど、問題はエンバー(装備のソケットにはめ込むジェムみたいなやつ)です。
このエンバー、同じランク同士を掛け合わせて上位のエンバーに合成できるんですけど、さっき言った通り、倉庫のエンバーカテゴリの中に入れた順に収まっていくので、数が増えれば増えるほど、どれとどれが合成可能で、今持っているのは何か、その整理が収拾つかなくなっていくんです。
ハクスラ中はとっても……いや、攻撃あたんなくてうぜーってのがよくあるので、まぁまぁ気持ちいいんですけど、帰った後の戦利品の整理が果てしなく面倒で(笑)
ちなみに、比較画面などもないので、新しい装備の性能も、装備中のものとカーソルを行き来させて自分の目で確かめなければなりません。
そんな感じで、現在はグレードアップかつボリュームアップした2や3があるので、無理して1やる必要はないかなって。
英語なんでストーリー読む人もほとんどいないだろうし、読んだとしても別に大したお話じゃなかったですし。
こうして1の不満や残念なところを鑑みると、2はかなり楽しかったのでちゃんと問題点を改善したんだなっていう、何か歴史みたいなのを感じられました。
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