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2022年03月18日

487.Diablo III

Diablo III Reaper of Souls – Ultimate Evil Edition.png

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「ディアブロ3」のレビューです。

 私ハクスラは大好物で、ディアブロクローンだとかそうじゃないものとか、結構遊んできたんですけど、実はディアブロそのものを遊んだことは一度もなかったんですよね。今更やっとこの3に触れたわけで、まだ2もまったくの未体験です(汗)

 とんでもねぇゲームでした。
 いったい何から言えばいいのかな。かつてハクスラといえばディアブロ、この名前自体が一つの代名詞になるほどの人気ぶりでしたが、その時代からいったいどれだけの時間が経過したのか。なんならこのディアブロ3でさえ、発売からもう大分賞味期限が過ぎている状態ですよ。そんな古臭いカビの生えたゲームにいったいどれだけの魅力が残っているのか……。

 なんていう杞憂を一瞬で吹き飛ばすゲーム体験でした。
 信じられないくらいにわらわらと湧きだす敵を一瞬でなぎ倒し、ボロボロと零れ落ちる戦利品をかき集め、自分を強化しまた狩りに行く。ハック&スラッシュの原点ともいえるこの一連の動作が非常に快適で、強くなる快感というか手ごたえがとても気持ちいいんですよね。インフレーションというか、レジェンド一つでマジで世界が変わる、なら三つならもっと変わるんじゃね?という期待に見事に応えてくれ、その期待を遥かに超えるセット装備の効果に目を白黒させて、また潜りに行くんですよ。

 そして、こんなにもアトラクションに溢れ、集め物や探し物も莫大で、チャレンジも豊富、グラフィックのクオリティもまったく見劣りしないくせに、ロードが爆速なんですよね。正直これが一番信じられない。
 ちなみにX|Sじゃないですよ。ただのOne Xです。
 シーンは少ないですがムービーも実写の映画を見ている雰囲気。アズモダンの侵攻のシーンとか、インぺリウスVSディアブロとか物凄い迫力でした。

 軽快でサクサク遊べる割りに、本当に奥が深いなってしみじみと感じました。私が買ったのはエターナル・コレクション版という、DLC全部入りみたいなバージョンなんですけど、その名に恥じぬ本気でエターナルに遊べるなぁと感心してしまいました。

 でも今作、実は前作にあたる2とはシステムがガラっと変わってるんですよね。当時として前人未踏の新システム導入なのに、私が今まで遊んだこのタイプのシステムのどんなゲームよりもシナジーがすさまじく、ボリュームが長大で、深淵の深さを感じましたよマジで。ついでにバグも無い。本当に無い。
 今考えればウォーハンマー:ケイオスベインは本作の丸パクリなんですけどね、あれはあれで非常に面白かった。でも本作と比べると見劣りしてしまいます。
 元祖かつ王道、そのくせ圧倒的存在感。
 何年経とうともハクスラの王者の玉座には本作がぴたりと収まって、まったく揺ぎ無いと感じさせられました。
 ディアブロ4、開発中だそうですね。楽しみですね。

 私の好きなクラシカルなハクスラといえばたぶんディアブロ2から派生したものなのでしょう。レベルを上げ、スキルポイントを振り、wikiを熟読した知識を総動員して理想のビルドを形作る。ええもう大好きです。

 であれば、本作はその流れとは枝分かれしたニュースタンダードとなるでしょう。っていうか今の時点ではすでになってるんでしょうね。ただ開発が難しいのか、この流れを汲むゲームはほとんど見たことがありません。まず作り手がAIか天才じゃないと、この無数のシナジーのバランスを取るって無茶振りすぎますよ。
 こちらは経験を積み立てていくというよりは、まさにビルドを組む、手に入れたカードでデッキを組むようなイメージで、組み合わせの妙を楽しむハクスラです。
 レジェンド一つで世界が変わると言いました。
 新しく手に入れたレジェンドの効果を生かすため、手軽にスキルなどの入れ替えを楽しむ、そうやって、キャラクターの持つ新たなポテンシャルに気づく、それが非常に心地よく、楽しいゲームです。

 そんなこんなですっげぇ楽しませてもらいました。
 ゲーム内チャレンジには、本作の実績を含み、それ以外にもピンからキリまで非常に多くの項目があるので、これらを潰していくのが結構大きなモチベーションになってましたね。協力プレイや死んだら終わりのハードコアモードで達成しなければならない項目、更にはシーズン中のみ有効なチャレンジなどもありました。
 ちなみに私がプレイした時はシーズン25でした。シーズン25の開催中に始め、その間に旅立つことになりますね。

 チャレンジの中には戦闘に関する項目の他にも様々なNPCと特定のタイミングで会話したり、マップ内で拾える読み物を集めたり、そこでしか出会えない特別な敵を探したりもあります。
 本作はそのマップでどんなイベントが起きるか、どこに宝箱があるかもランダムなのでこれらを集めるのはかなり大変でした。ユニークモンスターとか、実はまだ埋まり切ってないです(笑)
 中でも個人的に苦戦したのがネフェリムリフトを二分以内にクリアする、というチャレンジでした。
 紆余曲折いろいろあってやっとこ達成したのですが、それと同時に「もうたっぷり遊んだな」という満足感と達成感に包まれて、そろそろ卒業しようと思ったのですが……。

 最後に残しておいたネクロマンサーがまた思いのほか楽しくて。
 色々試行錯誤しているうちに資産も充実し。
 よし、これで本当に終わろうかと思った矢先、だいぶ充実したし、もう一度お気に入りのキャラに戻って装備組みなしてみるか? などとふと思ってしまったのが運の尽き。
 またまたどっぷりハマり込んでいくあるへでした。

 私の一番好きなゲームのジャンル。
 それは紛れもなくハクスラです。幸せでした。



 最後に皆さまを不幸のどん底に落とす発言をします。

 本作は、英語です。

 うひひ。

 Xboxではディアブロ3はガチ英語版しかありません。
 PS4もしくはSwitchなら翻訳、さらに吹替ありですので、そちらをどうぞ。

 ……まぁ、私も英語が完璧に読めるわけじゃないので。ストーリーの大部分はフィーリングでした。何周もやったので次第になんとなくわかってきた感じ。NPCとの会話も、冒険中に手に入る書物なんかも物凄い量があるし、拠点ではたまにNPC同士の会話なんかも突発的に起こったりして、「なーんか面白そうなこと言ってんなぁ」と羨ましく思ったりしました(笑)
 やっぱりこのストーリーやシナリオに関わる部分はきちんと日本語で楽しみたかったですね。
 逆に、スキルの説明やレジェンダリアイテムの効果などは英語の方が機能的でわかりやすいんで、個人的にはこちらの翻訳はいらない派です。


↓デーモンハンターは私が一番好きなキャラ。まぁ、性能的にも人気クラスですよね。
 特定のセット装備を集めた者だけが入れる特殊なダンジョンで、全ての目標を一度に達成しなければならない。
 半日くらい使った。めっちゃ大変でした。


↓こちらはその二分切りの記念動画。
 溢れるレジェンド品の光の柱と音を全て無視し、速さのためだけに何度リフトに潜ったことか。こういうプレイは好きじゃないんだけど、新鮮でした。


↓その記念のSS
Diablo III Reaper of Souls – Ultimate Evil Edition (2).png



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