おはようございます。あるへです。
今回はこちら「セイクリッド2」のレビューをします。
本作品は、私が初めてオープンワールドRPGを体験したゲームですので、個人的感想はぶっちぎりの神ゲーです。あえて……あえて本作品を客観的に分析するならば、するめ味の良ゲー……いえ、傑作です。ごめんなさい。
公式サイト(PC版)
セイクリッド2は一昔前の洋モノRPGを髣髴とさせる、古き良きRPG要素の集合体です。自分好みのキャラ(職)を選び、レベルアップで獲得するスキルやステータスポイントを自由に割り振り、ハック&スラッシュで強力な装備をかき集め、鍛冶屋で強化し、膨大な数のお遣いをこなして理想のキャラを作り上げていくものです。
私が感動したのはやはり、世界の広さですね。「RED STONE」というネトゲをご存知でしょうか。10年くらい昔に、私はこのゲームにのめりこみましたが、見た目やシステムなど良く似ています。現在もサービスが続いているという老舗中の老舗ゲームですから、似た要素をふんだんに持っているセイクリッド2も、潜在的に多数のプレイヤーのお気に入りとなることでしょう。
が、いかんせん「古い」「洋モノ」RPGですので、現在の爽快感溢れる、泣かせる、大迫力の、そして超リアルなゲームに慣れ親しんでいると、その違和感には抗い難いのではないでしょうか。
イモ臭いキャラモデル、まったく面白くないストーリー、慣れるまで混乱するUIやアイテム整理、wikiや説明書を熟読し計画性を持たないと面白さのわからないビルド、と、不親切な部分やバグもよくあり若干敷居は高いです。
裏を返せばこれらの要素は欠点を補って余りある長所でもあり、理解すればするほど想像力のアドレナリンが吹き溢れることでしょう。
棚田を見つけたときは感動しました。地形を利用した「この世界で生活してる」感を感じたからです。
巨大な滝を見つけたときも感動しましたし、ストーリーには絡まない辺鄙な場所で街を見つけたときや、このゲームには不釣合いなほど気合いの入った例のあのクエストを見たときは身震いしました。暗く陰湿な湿地帯から洞窟に入り、砂漠に抜けたときのあの開放感は忘れられません。
どれもちょっとしたことで、演出やムービーなどといったものはほぼ皆無なのですが、この世界には多くの「おぉ!?」が隠されており、世界をめぐる楽しさ、発見する喜びがふんだんに盛り込まれています。
これらのことは、当時プレイした私が感じたことですが、初めてのジャンルというか、このゲームに非常にのめりこんでしまったので、もしかしたら過剰な表現なのかもしれません。
キャラによってまったく違う様々なスキルや装備を組み合わせてどう育てるか、が一番の醍醐味ですが、その作業しつつ片っ端からクエストを消化し(100や200では済みません)、マップの隅々まで歩き通す(キャッチコピーは伊達ではありません)のもまたキャラビルドに劣らず大きな醍醐味です。
このゲームは始めマップが灰色で、歩くとその部分が(割と狭い範囲で)色がつく仕組みになっています。是非とも、行けるところ全てを塗りつぶしてもらいたいですね。
プレイしつくし実績をコンプリートした後、棚の奥にしまっておいても、ある時ふと新しいビルドを思いついたり、世界やBGMが懐かしくなっていそいそとソフトを引っ張り出す……そんな依存性のあるゲームです。
(追記)
記憶の底にしまっていたのを、ふと思い出しましたので追記しておきます。
たしかこのソフト、今は昔のInside Xboxで看板娘のひかりちゃんがデモプレイをしているのを見て一目惚れしたのでした。
Inside Xbox、ご存知ですか? かつてそんな番組がありまして新着タイトルの紹介や、埋もれた良ゲーの発掘、ゲームとはあまり関係のないダベり回等々、毎日のように更新されていました。当時のMC、ウッチーとひかりちゃんの掛け合いは黄金級でして、大評判でした。毎回のように大笑いさせてもらって、毎日Xboxを起動するのが本当に楽しみでした。
非常に残念な幕引きとなって、番組は打ち切られ、その後も姿を変えて細々と続けられたようですが、今ではもう見ることはできません。
ああ、懐かしいなぁ。
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