おはようございます。あるへです。
今回はこちら「ブレイドストーム 百年戦争」のレビューです。
どうやら今度、次世代機(PS4/XboxONE)でリメイクされるようですね。本作品は触りが良く、爽快感にハマるゲームですが、いかんせん底が浅いです。普通に遊ぶだけでもメインミッションを出現させる条件上、相当数のミッションをこなし、かなりの時間を食いますから、ただ単にゲームクリアを目指している人、ましてや実績コンプリートを目指していれば、必ずどこかで飽きが来ると思われます。
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と、コーエー作品には若干厳しめのあるへですが、もちろん良いところもあります。
何をおいても爽快感は外せません。このゲーム、主人公はあくまで隊長であり、傭兵であり、一人の人間に過ぎません。ですので、一人で大群に立ち向かうのは無謀です(無理とは言いません)。なので、その辺をふらふらしているごくつぶしども……失礼、フリーの部隊を即興で指揮し、目標である敵の砦を陥落させるべく進軍します。
この率いた部隊を用いて、特攻させたり呼び寄せたり、あるいはアクションスキルを発動するくらいが関の山なのですが、それでも十分に面白いです。ここはシンプルイズベストな面白さを感じます。
兵科には強弱関係がはっきりしており、その効果はかなり強めに調整されています。ですので相性の良い敵に対しては、文字通り一撃必殺、瞬殺と言うにふさわしい活躍を見せてくれ、冗談抜きで我が隊の駆け抜けた後に敵の一人も残っていません。逆もまた然りです。これがとても楽しいです。
兵科の相性表はすぐに呼び出せますが、敵に近づけば今の隊と相性が良いか悪いかはすぐに判別できるので、覚える必要はあまりないと思います。いくつかこなしていくうちに良く使う兵科の相性くらいはすぐにわかるようになっています。
ミッションを進めたり、特定の兵科のレベルを上げたりすることで、次第に戦略の幅が広がり、新しい兵科を引き連れることが可能になったりと、RPG要素もあります。
後半になるにつれ、ピーキーな運用を強いられる兵科なども出てきたりと、各々の兵科には様々な個性があるので、中盤くらいまではのめりこむのも容易いのではないでしょうか。
英仏戦争を題材に壮大なストーリーが展開しますが、「魔法(ファイアボールとかのアレ)」を扱う兵科がいたりと、かなりファンタジーな部分もあります。まあ、無双を見れば分かるとおり、「リアリスティック」ではあっても「リアル」ではないです。
ただ、最初に申したとおり、ある程度やりこみ、未知の兵科も少なくなり、戦場での攻略法が分かってくると、アドレナリン刺激要素よりも作業が目立ってきます。
仕様上、一つの兵科に絞ってあげようとしても、かならず天敵が存在しますので他の兵科も強化する必要があり、そもそもこちらの一番育った兵科に比例して敵が強くなるため、一つに固執(こしゅう)すると貧弱な他の兵科のレベル上げが辛くなったりもします。ですので育っていない兵科(=たいてい扱いにくい兵科だったり、プレイしていて単調な兵科)を育てつつ、次のストーリーミッションを出現させるために延々とサブミッションを回す羽目になります。
私は登場人物「ジャンヌ・ダルク」がなんだか気持ち悪く思え、終始英国側についてストーリーをクリアしましたが、別段感動も達成感もありませんでした。大味すぎて史実の勉強とするには疑問が残ります。残る二つの実績を解除するため、クリア後もひたすら兵科のレベル上げです。
ジャンヌ・ダルクといえば、PSPのSRPG「ジャンヌ・ダルク」はすごく面白かったです。好きでかなりやりこみましたし、少しだけ英仏戦争に詳しくなれました。「もしも○○だったら」系のIFストーリーですがね。
というわけで、門戸は広く、万人にお勧めできそうですが、このゲームをやりこんだ人ほど、「ちょっと待てよ? 他に適当なゲームはないかな」と思いとどまってしまいそうです。
中毒性という意味では一過性のものですが、戦場において敵を殲滅する爽快感だけは毎回得られますので、根気の継続はそこまで難しくはないと思います。
ではでは。最近、自分の好きなゲームと嫌いなゲームの肩の入れよう、熱の差に驚愕しているあるへでした。
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