本日はこちら「ロコサイクル」のレビューです。
すごーい古いタイトルですけどね。
めちゃくちゃ楽しいバカゲーでした。さすがTwisted Pixel。スプロージョンマンやThe Mawの会社です。
ゲーム内解禁要素であるコンセプトや制作風景を見るとなんとなく思っちゃうんですが、ぶっちゃけこのゲーム、そんなにやりこむものでもないし、一日あればコンプ余裕なんですけど、その割には作りこみがガチすぎない? I.R.I.S.の実物とか作っちゃうしお金大丈夫なの? と、余計なこと考えてしまいます。BGMだってオーケストラっすよ!?
ゲームの話に戻すと、本作は文字通りストーリー・ドリブンな、とにかく派手な演出と息をつかせぬ展開で引っ張る勢いゲーです。
シュールな世界を冷めた視点で見るようなコントというよりは、腹を抱えて笑えるような漫才を見ている感じですごく楽しめました。
S.P.I.K.E.好きですね(笑)、しぶーい声なのにアホの子ってところが(笑)
客観的に見れば満点なんですけど、個人的には一つだけ不満がありまして。
本作は落雷によっておかしくなったI.R.I.S.と不運にも一蓮托生の身となったパブロの珍道中が売りなわけです。
ゲーム中にもぺらぺら喋りまくるので、正直字幕を読んでいる余裕はないのですが、ゲーム全体を通して終始パブロはぎゃーぎゃー騒いでいるだけ、I.R.I.S.は意味不明なことを口走っているだけ、といった感じで、お互いに会話ができていないんですよね。
せっかくのこのシチュエーションなんだから、パブロとI.R.I.S.のとんちんかんな言葉のキャッチボールが見てみたかったですね。そう、アンジャッシュのような。
(ホントに字幕読む余裕がないので、そこはあえて流せるようなセリフにまとめているってことも大いにありえますが)
国境の向こう側で給油中に、スペイン語しか話せないパブロと英語しか話せない店員のやりとりとか見てて面白かったので、なおさら強く感じました。
思ってた以上に爽快感があり、とても楽しかったです。
【このカテゴリーの最新記事】