おはようございます。あるへです。
本日はこちら「スティクス:シャードオブダークネス」のレビューです。
本作は前作「スティクス:マスターオブシャドウ」の続編です。前作の世界のその後を描いた作品です。ラストの展開から考えるに三部作構成にしたかったんじゃないかな。そのため、スッキリしない終わり方なのがなんとも残念。
前作と比べると、今回はあっと驚くような急展開も無く、かなり王道な進行具合でした。そのため、ストーリーに関しては可もなく不可もなくといった感じなのですが、肝心のゲームプレイに関しては、地味ながら大幅な調整が施されており、かなりスムーズに、余計なストレスなくステルスプレイに没頭できました。この辺は純粋に楽しかったです。
まぁ、裏を返せば、可能なことや取り得る選択肢が増えたということで難易度は下がったと思います。前作のレビューを読み返してみたのですが、結構難しくて苦労していたようですね。今回はそこまで苦労した記憶がないので。
前作では最序盤はカバーキルすら出来なかったので忍ぶのに苦労したり、アンバービジョンにアンバーを必要としたので残量が常にカツカツで、満足に透明化できなかったり、手持ちのアイテムも非常に少なく心許なかったり、飯を食わない水も飲まない際に立たなけりゃシャンデリアもない場所で重装兵に居座られた日にゃ為す術もなかったのが、今作では対策が備わっています。
そういった部分が、丸くなったなと感じさせられる部分ですが、あんまり硬派でも神経が保たないんで、個人的にこの改革は良い方に捉えています。
(ただまぁやっぱり捉え方の問題で、たとえば重装兵に対してアシッドトラップという回答が今回用意されましたけど、ステージの中には警備が厳重でステルスメインでプレイしてほしい場面ってのがあった場合どうするかというと、重装兵をてんこ盛りに配置するしかないんですよね。更に嫌らしいのが重装兵と耳の良い虫をペアで配置する場面。明らかにこいつらには手を出すな、忍べ、ってメッセージをびんびんに感じますよね。これがね、ちょっとね、どうかなって。今回の調整は、強いて言えば遊びやすさを向上するためにインフレを許可したってことなんですよね。今作にはちょっとうんざりするくらい楽にキルの取れない重装兵が多数配置されています。もしも次回作でもこの傾向が続くようだと、要警戒なんですよね。遊びやすい反面、ゲームプレイの質そのものが下がる危険を孕んでいるとも感じました)
今回もマップはかなり複雑で、探し物もあるので1ミッション2時間とか余裕でかかります。疲れますけどそれが楽しい。そして二週目は知識と経験をフル活用して20分程度でクリアできてしまうのがステルスゲーの隠れた醍醐味ですよね。
正直なところ、前作よりも感動は強くありませんでしたが、ロケーションは変化に富んでいて、青空の下をステルスプレイできるのは結構気持ちいい。まだまだ堅実なゲームだと思いました。
さてお待ちかね。こいつをどうぞ! 待ってる人がいる気がしたので(笑)
Styx: Shards of Darkness 初心者の手引き
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