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2020年05月09日

402.Cat Quest II

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「キャットクエスト2」のレビューです。

 スマホなどでは前作があるようですが、Xboxではこの2が初出となります。
 遊んでみた感じ前作との繋がりはほぼ感じられなかったので、ここから遊び始めて大丈夫です。

 もとがスマホゲーということで世界観やゲームシステムに、踏み込んだ複雑さはありません。
 オープンワールドとはいいつつも、世界の広さや土地の空気を味わえるほどではないにしろ、地名や境界線などが書かれた世界地図の上を歩いて冒険するというのは少し新鮮でもありました。

 所詮はこの程度だろうという感覚でのライトなゲームでしたが、予想以上に楽しめたのが以下の二点です。

 一つ目はサブクエスト。
 メインクエストにおいてはライトなゲームのライトな設定のライトな展開そのもので良くも悪くも騒ぐほどのものでもないのは確かですが、サブクエストにおいてはどれも(面白いかどうかはさて置いて)ひねりが利いているのが新鮮でした。
 コレが必要だからアレを持ってきてくれーとか、悪い奴を退治してくれーとか、出だしはオーソドックスでありながら、進めていくと妙にねじれた展開になっていくのが追っていて楽しかったです。

 二つ目はアクション。
 意外ときびきび動けるうえに、敵の攻撃が可視化されていて、ヒットアンドアウェイでしっかりアクションできるのが想像以上に気持ちよかったです。
 これがライトなゲームであるということはしっかり念頭に置いたこと前提ですけど、その割には攻撃するタイミングや回避するタイミング、あるいは攻撃してMPを回復しつつしっかり自身の魔法の範囲に敵を入れて発動など、アクションRPGとしての醍醐味を生かせていたのは驚きでした。

 敵には弱点や耐性などの個性があり、こちらの魔法や武器も範囲や特殊効果があるなどRPG部分は意外と手が込んでいたのが好印象です。
 数だけで見ればメインクエストやサブクエストも量があるほうだと思います。

 もう一つ面白かったポイントを思い出しました。
 探索です。
 世界にはかなりの数の宝箱が散らばっていて、これらを探してぐるぐる走り回るのが結構楽しかったですね。
 メインクエストをクリアしても開けられない金の宝箱はスマホ時代の課金要素の名残かと思ってましたが、とあるサブクエをクリアすることで開けられるようになるので、またそれを探して走り回るのは嬉しかったです。

 私が本作を買った直後はすでにローカライズ済みではあったものの、やや日本語が不自然でした。
 しかしどこかのタイミングで修正があったようで、後日残りの要素を消化するために遊んだ時には各キャラのセリフなどに違和感を感じませんでした。話者による主語や話し方の統一が図られたように感じました。

 ローカル限定ですがCo-opもあります。

 見た目通りライトなゲーム、という前置きが含まれますが、その割には、意外とお勧めできる作品でした。

*野暮な突込み
 ゲーム世界には犬と猫の二つの種族が暮らしており、この二つの種族の共存の大切さを説くのがテーマなのにタイトルに犬の字が入ってないのはこれいかに(笑)



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