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2020年04月08日

399.Hexologic

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「ヘクソロジック」のレビューです。

 雰囲気がよく、なんかちゃんと理屈で解くパズルゲーがやりたいお年頃だったので買ってみました。
 ボリュームはまずまず、インディーゲーながらも思った通り、感じた通りの出来だったので満足です。

 本作はきちんと頭を使って解くペンシルパズルのようなゲームで、独自の定石なども存在し、思った以上にパズルパズルしているのはとても好感でした。
 ローカライズはされていませんが、言語そのものが使われていないのでグローバル仕様とも言えます。
 若干わかりづらいアイコンは、緑の顔と赤の顔でしょうか。切り替えるとパズルの難易度が変わります。ハードモードでは一部の便利機能が封じられますが、ノーマルモードでそのワールドにおける基本的な解き方、考え方、定石をマスターできていればちゃんと解けます。ノーマルモードとハードモードではパズルの内容が違うので、単純に問題数が倍あるとも言えますね。
 また、実績には関係ありませんが、エンドレスモードもあります。

 で、各パズルの基本的な解き方チュートリアルはあるのですが、それ以外はすべて手探りで探っていかなければなりません。
 特殊なルールが増えてくる後半よりも、よりシンプルで手掛かりの少ない序盤のパズルのほうが相対的に難しく感じました。

 ただし、その「難しい」も、ちゃんと知恵比べを土台にした難しいなので、しっかりと頭の中で解き筋を形作っていくことで手掛かりが見え、答えにたどり着ける難しさであり、昨今のなんちゃってライトアクションパズルのような、「時間」「タイミング」「操作」を一切除いた純粋なパズルゲームは、解いていてかなり気持ちよかったです。
 問題を解いていくうちに、ふと何度も出てくる特定のカタチがあることに「気づき」、その時その空欄には必ずこういうカタチが収まることに「気づき」、そうこうしているとまた特定の別のカタチがあることに「気づき」、いつの間にかパズルの定石について学んでいる……。
 まっさらな状態ではまったく見えてこなかった全体像が、これまでの挑戦で学んできた様々な、自分流の定石を絡めることでスルスルと露わになり、気が付けば解けている。
 この気づきの連鎖こそがペンシルパズルの醍醐味であり、脳汁の溢れる瞬間です。

 操作説明がやや不親切ですが、ちゃんと仮置き機能なんかもあって、いやはやインディーゲーと舐めてましたわ。
 ゲームのルールもユニークだし、楽しかったです。

 ただ、少し残念だったのは、問題によっては複数回答が存在する、という点でしょうか。
 どんなパズルも作り方によっては複数解や矛盾する問題が出来てしまうものですが、その辺をしっかりと淘汰して、唯一解の問題のみでまとめてほしかったです。
 仮にもロジックを謳っているのですから、パズルとはたった一つの答えを求めて、そして真実は一つという前提のもとに成り立っていると私は考えています。


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