↑こちらはサウンドトラックの紹介。試聴もできます。また、Switch版もあるようです。
おはようございます。あるへです。
本日はこちら「ディーモ 〜ラスト・リサイタル〜」のレビューです。
まだ遊び始めたばかりなんですけどね。まさに私の求めてた音ゲーだったのでつい。
もうね、原曲垂れ流しの後ろで合いの手のようにリズムを振るような、カラオケのタンバリン的なリズムアクションは好きになれないので、古き良きビートマニアのような、「自分で演奏するタイプ」の音ゲーを探してたんです。
降ってくるノートに合わせてディスプレイをタップする……、タイミングが合ってコンボが繋がるとすごく気持ちいい! そしてちょっとタイミングがずれてチャーミングヒットにならないとすごく悔しい(笑) 音もずれる!
もっと早く知っとけばよかったなぁと思わせる傑作で、かつ今も新しい曲が配信され続けてる……ってことですよね?
DEEMO 3.1 DLC配信ディスカウントキャンペーンってのがあって、本体やDLCが(たぶん)半分ほど安くなってたので、それを機に買ってみたわけですよ。最初は本体だけ買って、選曲が気に入ればDLCもってつもりだったんですが、選曲が気に入れば、なんて上から目線な頭を叩き落としたくなるほどすごく綺麗な曲ばっかりだったので、キャンペーンが終わらないうちにおまとめパックだけでも買ってしまったのでした。
DLCがすごくたくさんあって、おまとめパックはそこから一部なのでちょっと分かり辛いんですよね。自分でも見やすくするために下にまとめておきました。おまとめパック第二弾が出れば是非買いたいです。
本作はPS Vitaで遊べます。たぶん初出はスマホだったと思います。
タップとスライド、たったそれだけのルールと、指が二本あればすべて遊びきれます(高難易度曲とかとても二本じゃ足りないけど 笑)。
ピアノをコンセプトにした音ゲーなので、全ての曲にはピアノの旋律が入っていて、でもそれ一辺倒には感じさせない様々なジャンルの曲、しっとりしたものから激しいもの様々で、ピアノというカテゴリに縛られた曲の偏りというものは感じません。
むしろこのピアノの音色がすごく綺麗で癒されて、遊んでいてすご〜く気持ち良いんですよね。
来る日も来る日もDestiny2のとあるクエストのせいでクルーシブル(対人コンテンツ)に入りびたりなものですから、ささくれた精神と、長ーい待ち時間にホント最適なんです(笑)
というか、この長いマッチング時間を解消したくて手頃なゲームを求めてたのが本音です。
本作がここにピタリと当てはまったわけです。
また、本作には音ゲーとしては珍しいストーリーが付いていまして、さっきそれを一区切りクリアしたのでレビューしようと思ったわけです。できればキャンペーン期間中にレビューしたかったのですが、この半額キャンペーン、あと二時間で終わってしまいます……。きっと記事があがる頃には日付が変わってしまっていることでしょう。
あと一日早ければ、この記事を読んだほんの一握りの中の、さらに購入を考えた微かな人々の助けになり得たかもしれないのに……。
ストーリーは奇を衒ったものではないですが、しっとりとしていて、そしてすんなりとしています。童話のような、絵本のような手書きのグラフィックの中で、ポイント&クリックのようなちょっとした探索をしながら、新しい楽譜を見つけると選べる曲が増えていき、実際に演奏して遊んでいるとストーリーが進展していくという形で、エンディングがこのゲームならではのギミックと、「音楽」という強力な演出力が破壊的なパワーを生み出し、思わず涙を誘うことでしょう。
実際これは卑怯だと思いました(涙)。
ゲームとしては、音ゲーとしてはもちろん、雰囲気ゲーとしても非常にクオリティが高く、また曲数も多く質の高い曲が揃っていますから非常に長い時間熱中して遊べることは間違いありません。
しかし実績マニアの観点から一言注意を申しますと、トロフィー獲得フラグの管理にやや問題があり、条件を満たしたのに達成できないという話をちらほら聞きます。原因もよくわかっておらず、wifiにきちんと繋ぐだとか、PSNにきちんとログインするだとか……。
ただ、もっと厄介なのが、一部のトロフィー獲得にアドホックプレイ必須という点ですね。
私はXboxに手一杯なのでトロフィーは気にしないことにしてます(獲れるものは獲るけど、もちろん)。
ニコニコやYouTubeにDeemoのPVや曲紹介等たくさんあるので、一度聴いてみてください。すごくお勧めですよ。
あと超高難易度曲を100%(フルチャーミングヒットかつフルコンボ)プレイしてる変態動画もお勧めします(笑)
=2018年10月現在確認できたPSストアでのDLC一覧=
AD:PIANO collection
Aioi Collection
Brian Crain Collection
●Cytus Selection Vol.1
●Cytus Selection Vol.2
DS:PIANO Collection
((Day1 DLC ALL IN ONE Collections))←●印のついたDLCが入ったお得パック。
●Eshen Chen Collection Vol.1: Transmission
●Knight Iris Collection
●Knight Rosabell Collection
L: The Lower Collection
L: The Upper Collection
●M2U X NICODE Collection
●MILI Collection
MILI collection Vol.2
●N.M.S.T. Collection
RAC Collection #1
RAC Collection #2
RAC Collection #3
RAC Collection #4
RAC Collection #5
Rabpit collection
●Rayark Selection Vol.1
●Rayark Selection Vol.2
●Rayark Selection Vol.3
Sakuzyo Collection
Timeline Collection
●V.K Collection
--------↑ここまでがセール中の値段で各240円。おそらく初期のDLC
--------↓ここから値段がセール中の現在でも480円で、おそらく後期のDLC
Cranky Collection
Etude Collection
MILI Collection Vol.3
RAC Collection #6
Samsara Collection
Yamajet Collection
--------↓本編をクリアすると遊べるようになる後日談DLC。Deemo 2.1はたぶん本編に組み込み。全部無料。
Shattered Memories (Deemo 2.2)
Shattered Memory 2.3
Shattered Memory 2.4
Shattered Memory 3.0
Shattered Memory 3.1
追記・
音ゲーをやってる時、その曲がどこで作られたのかを知ると、その国の音楽事情やお国柄が見えてくることがあります。
昔Vitaでプレイした「DJ MAX テクニカチューン」というゲームは、当時Vitaで発売されたばかりの新作ゲーム(ゲーセンのアーケードには昔からあったみたい)で、曲の多くは韓国産でした。
当時の韓国産音楽は、なんというか、そこからもう十年くらい昔の日本のようなエレクトリカルサウンド的な曲が多く、人によっては古臭く聞こえ、私のような者にはどこか懐かしくもあり新鮮でもあるかなりツボにはまった選曲でした。
そのような経験から本作Deemoを考察してみると、曲の滑らかさや一度下げてから上げるタイミングや音域などに、どこか一定の流れというか規則(というほど強くはないですが)のようなものが見えて、ああ、これが現在主流の音楽なのだなと感じさせてくれます。今流行りの旋律、パターン、つまり若者向きの曲ですよね。
そんな中にも(その人を有名人として一方的に)昔から知ってる楽曲提供者の名前を見つけて驚いてみたり(笑)
リズムに乗って手を叩くリズムゲーではなく、「自ら演奏したい」という嗜好が強いので、例としてビートマニアみたいなゲームを好み、ボカロゲーは好みません。違い……わかるかな……。
同じ音ゲーマニアの長年の友人はわかってくれました(笑)
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本作のDLCとは追加楽曲のことであり、追加ストーリーや追加トロフィーなどはありません。
タイトルから選べる「main」は、女の子が窓から落ちてきて、また窓を通って帰るまでのお話です。
これをクリアすると、mainの横の「after story」が選べるようになり、もう少しだけお話の続きを見ることができます。
アフターストーリーは最後の二択の選択肢が最終局面で、どちらの展開も何度でも視聴可能で、これ以上の進展はありません。
無料DLCであるshattered memoryとは、mainをクリア後に選べるようになるレーベル「shattered memory」内の楽曲で、2.2以後をDLすることにより、遊べる曲が追加されていきます。
*激しくどうでもいい小技*
タップする白ノートと、スライドする黄ノートが連続で落ちてきた場合、白ノートをタップしたら指を放さずそのままスライドすることで、続く黄ノートも拾うことができます(逆にスライドから白ノートを拾うには一度指を放さなければならない)。
また、この黄ノートは、判定が出る前に指を置いておいても拾うことができ、また、それぞれのノートを個別にタップすることでも拾うことが出来ます。
例として、
白黄黄 白黄黄と落ちてきた場合、
白(指を置く→放す)黄(指を置く)黄(置いたまま→放す)白(指を置く→放す)
とするとかなり忙しく混乱しがちですが、
白(指を置く)黄(置いたまま)黄(置いたまま→放す)白(指を置く……)
とすると、比較的余裕を持ってノートの配列を見ることが出来ます。
また、左側が全て白、右側が全て黄色で同じ間隔で降ってきた場合、もしそれぞれのノートの間隔に余裕があれば、両方の指で同時押しして、個別にタップしていく方が感覚的にも分かりやすいです(白黄 黄白 白黄なんていうえげつない配置にも対応できる場合があります)。
一瞬の静寂を置いた後、超密度のスライド階段が来ることがわかっていれば、その静寂の間にすでに指四本くらいを等間隔に置いておけばとても楽になります。
これらのスライドノートの扱いを理解しておくと、少し演奏しやすくなる曲が増えることでしょう。