おはようございます。あるへです。
本日はこちら「ディビジョン」のレビューです。
やっぱり何より感動したのは描かれた世界の緻密さでした。スナイパーライフル(マークスマンライフル)のスコープで15倍にして覗くと、「この人探しています」の貼り紙に書かれた個人の特徴(性別、年齢、身長体重など)が、あるいは無数にある広告やポスターに書かれている「文字」が読めるんですよね……。びっくりしました。仕事机にそっけなく置かれてる小さな写真もモザイクのようなボケボケではなく、きっちり顔がわかるんです。
さすが60GB食ってるだけあるねぇ(笑)
人のいない街には犬も徘徊してるんですよ。しかも無駄に種類が多くて、ごく普通の野良犬っぽいのからもともとどこかのペットと思われる犬まで様々でした。
道端で羽を休めていたカラスに犬が襲い掛かったのを見た時はびっくりしましたね(たしか撮ったはずなのであったら下にアップします)。あとネズミとカラスが喧嘩してる現場も見かけましたがこっちは撮るの忘れました。
「ゲーム」には割と不必要な存在である「動物」と「子供」が存在するゲームは、「トイレがあるゲームは良いゲーム」と同じくらいの意味を持つと思います。本作にもトイレあります。
この手のゲームには珍しい冬の季節で、雪の描写や吐く息の白さ、そしてたまにブリザードに襲われて視界が著しく悪化したり、DLCのサバイバルモードではその寒さを一つのサバイバル要素に当てているなど、街およびその背景、気候、土地の様子などこだわりを感じます。
でも確か、パンデミックが起こってまだ何か月も経っていないと聞いたような気がするのですが、それにしてはゴミが散乱しすぎやしませんかね。実際にパンデミックが日本で起きたら、このマンハッタンと同じような世界に、同じ時間で変化するのでしょうか。
そのあたり、ゲームのためにやや変化が速すぎないかなぁと。精緻な作り込みを表現するためゴミゴミした街を作りたかったんでしょうけど、経過時間を考えると、ちょっと汚すぎないかなぁと。まぁ、平和ボケした一般人の感覚ですから? 別にいいんですけどね。
こんな危機のために大統領直属の命令で「ディビジョン」なる秘密組織を作ったのは非常に中二心をくすぐられる良い設定です(笑) 怪獣の出現、宇宙人の襲来、パンデミックなど未曽有の世界危機に活動を許されるディビジョン! その時彼らは自らを法とし、治安回復、国家存亡のために殺人を含むあらゆる行為を許可なく行使できる……ラノベかよっていう。
と思いきや、やはりゲームのためか第一次に派遣されたディビジョンチームの離脱率(ローグ化=特権を盾に無法者化)およそ半数……。
どんだけ求心力無いんだこの国は。というかディビジョンメンバーを選んだ人事担当の目が腐りすぎだろって。笑ってしまいます。
本作は真面目なボーダーランズと言われたことがありましたが、そんな感じです。
ただし、トム・クランシーシリーズのシビアな難易度は健在で、強力な装備を纏っていて敵がヘッドショットを何発食らっても倒れないような化け物難易度になろうとも、TPSの原則はきっちり守らなければ生き残ることはできません。
序盤のチュートリアルでも何度も言われますが、カバーは鉄則。遮蔽物に身を隠すのは当たり前すぎるほど重要ですが、言及されない隠れた(でもよく考えればわかる)もう一つの重要な点として、「視線切り」を意識するべきです。
見えてるだろって感じの低い遮蔽物でも、カバーしながら移動すれば割と見失ってくれます。
遮蔽物の端で敵を狙い撃ち、すぐに隠れてもう一方の端から顔を出せば、しっかり敵の頭を狙うくらいの時間は十分稼げます。
すごく面白かったのですが、いったんレベル30になってしまうと、あるいはストーリーを終えてしまうと、結構モチベーションを維持するのは大変かもしれません。
レベル30のキャップに到達して初めて本作の本番が始まると言っても過言ではないくらい多くの要素が解禁され、アイテム掘りの毎日が始まるのですが、意外と敵が最上級装備もセット装備もボロボロ落とす上、フィールドマスターキャッシュなど経験値を一定数稼ぐ毎にもらえるお宝なども非常に簡単にもらえるため、5段階もあるワールドクラスもトントン拍子に繰り上がっていき、ギアスコアと呼ばれる値もあっさりとカンストしてしまうでしょう。
拠点の再調整ステーションなど利用すれば、自分の理想のビルドは為しやすく、案外キャラ育成の旨みは少ないです(そのせいなのか、まともな攻略サイトがネット上にありません)。
そんな中ソロでも出来るアンダーグラウンドは良いとしても、人が居ないと開始すらできないサバイバル、ラストスタンドは、今から遊ぶには辛いものがあります。
幸いにもサバイバルは一度だけ体験できましたが、ラストスタンドは絶望的でした。最大7人まで揃ったのは見ましたが、始まりませんでした。16人いないとやっぱダメなのかな。
DLCは人気がないけど、アンダーグラウンド、(デイリーミッションの)チャレンジ難易度ミッション、ダークゾーンなど、人はまだまだいる印象でした。もちろんレベル30、ギアスコア256が前提ですけど。
総評として、ストーリー追跡中は非常に楽しめました。徐々に強く、装備も良くなっていき、揃ってくるスキルの組み合わせを考え(バグのため超簡単なはずのスキルMODの実績が解除できず……二人目作るかなぁ)、ミッションでは主に敵の攻撃にハラハラしながら、フリーロームでは各地に散らばるデータを集め、真冬の街で存分に孤独感を満喫できると思います。
現実の季節も冬だったらなぁとは思いましたが(現在は初夏w)
で、レベル30になったらなったで案外楽しいことも多いのですが、やはり個人の都合だけではどうしようもない部分が多くなってしまい(サバイバルやラストスタンド、複数人で襲ってくるローグプレイヤー)、装備もこれというのが決まってしまうと、あとは細かい数字の比較くらいの差しかなく、ちょっと疲れてきました。
まだ取ってない実績も多いのですが、取れそうなものを取ったらあまり粘らずに卒業しようと思ってます。
高難易度は本当に敵硬いですけどね、理不尽じゃないと思いますよ。武器毎に定められた最適な射程で、きちんとヘッドショット狙えば、ちゃんとあっさり沈められます。
ボーダーランスでは不規則に動きまくる弱点(頭とか)にいかに長時間弾を当て続けられるか、みたいなゲーム性でしたが、本作ではちゃんと戦略や基本ルールが最後まで生きている印象でした。
スナイパーライフルもちゃんと強いのが嬉しいです。
↓びゅーてぃふぉー!
↓ぐーれいとぉー!!
↓ワンだふぉー!!!
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そろそろ無更新一ヶ月になりそうなので広告が出てきそうですが、中の人は普通に生きてますのでご心配なさらず(笑) 今やってるデウスエクスが超ボリュームなのでコンプに手間取ってるだけです……。
ディビジョンLv30おめでとです〜!
このゲームはレベル30に達するまではほぼチュートリアルという感じが強いので、本番はここからですね。30にならないと挑戦すらできないコンテンツも多かったと思います。
DLCが入ってるなら、アンダーグラウンドとサバイバルは比較的ソロでもなんとかなるので(サバイバルはかなり難易度高いです。サバイバルの実績を目指す場合は、PvP有りルールをお勧めします。人がいないのでPvPはほとんど起こらないくせに、PvPなしよりもスコア倍率が高いので、実績を狙いやすかったです)プレイしてみてほしいですね。
特にローグライクなサバイバルは本編とは趣が違って、けっこう新鮮でした。
最初は、似たようなミッションばかりで、少し飽きてきたのですが、
やりこむ内に、面白さが解ってきました。良いゲームを紹介して頂いてありがとうございます。
明けましておめでとうございます。
ブログも半分放置で失踪しかけてましたが、私は元気です(笑)
めいさんはお変わりないですか?
ディビジョン始めたんですね。季節的にもぴったりですね。
映像的な寒さ感や、空き家に侵入して物資を漁っている時などの、なんとなく感じる生活臭の温かさや、人のいない街をとぼとぼと歩く孤独感なんかも感じてもらえると嬉しいです。
プレイしているのはPS4でしょうか?
ソロでも十分楽しめるとは思いますが、気の合う仲間が見つかればいいですね。
では、今年もどうぞよろしくお願いします。
ブログも、プレイするゲームが尽きないうちはのんびり続けていく所存です。
プレイ時のオススメスキルはシールドです。ソロで困ったときや咄嗟の瞬間にすごく役立ちますし、現在プレイヤーの9割りは攻撃偏重でして、戦場が膠着した時や強敵が現れた際に、注意を引き付けるシールドを用いたタンク役は結構輝けますよb
ディビジョンはXboxOne、PS4、あとはPC版かな? どれをお求めになるかで値段も微妙に変わってくると思いますが、私はXboxOne版のDLCが全部入ったゴールドエディションというのを3000円ちょいでオンデマンドで購入しました。PS4やPC版は分かりませんが、DLC全部入りのゴールドエディションかつパッケージ版は輸入品しかなさそうです。
DLCの値段はちょっとうろ覚えですが、全部で三つあり(アンダーグラウンド、サバイバル、ラストスタンド)どれも1500円くらいと、高めな感じです。3~4000円くらいで揃えられれば安いと言えるのではないでしょうか。DLC無視で本編のみのパッケージであればもっと安く済むと思います。
ボリュームはおそらく十二分にあると思いますよ。アップデートも充実しましたから、遊びにくさは感じないと思いますし、最初は覚えることもたくさんあって楽しめると思います。ストーリー部分はやや素っ気ない感じで盛り上がりに欠けるところがありますが、探索要素の密度が濃いめです。
本作の評価ですが、トム・クランシーシリーズと言えばリアル系のシューターというイメージが強いので(レインボーシックス、ゴーストリコン)攻撃するとダメージ数値が出てクリティカルとかなんとか、高難易度になるとアーマーが固すぎていくら頭に当てても倒せない、そんなRPGでリアルじゃないところや、発売初期の不具合などが理由に思えます。
現在は多くのバグや不具合が除かれ、非常に遊びやすくなっていますし、アプデによる新装備などで火力がインフレ気味です。逆に言えば高い火力で敵を倒しやすくなってますし、撃たれたらすぐ死ぬリアル系シューターに近づいたとも思えます。
人はたくさんいますし、然るべき条件で検索すればco-opもまだ大丈夫です。問題のダークゾーンも北米のお休み時間を狙ったり、もっと深部にいけば全然人がいないので案外のんびりと回れます。ダークゾーン1~3くらいが一番怖いです。
こんな感じかなぁ。他に知りたいことがあればどうぞ。
攻略サイトが機能不全なので色々手探りプレイになると思いますが、それもまた(笑)