本日はこちら「カラーガーディアン」のレビューです。
SS見た感じリズムゲーっぽくて(XBLAのランナー2みたいな感じ)、なんか無性に走りたくなったので買ってみました(笑)
総評として、私の勘は間違ってはいなかったのですが、やり込むほどに練り込みの甘さが露呈して、嫌気が差してしまいましたとさ。
本作は自動で走るキャラの、走るレーンと色を変えながら障害を突破し、ゴールを目指すアクションゲームです。
ゴールするだけならば道中のアイテムを無視したり、パーフェクトタイミングで取る必要はないのでかなり簡単ですが、それだと味気ないです。
やはりリズムゲーらしく、アイテムをとる直前にボタンを押してパーフェクトで取り、全てのアイテムを取得してゴールしたいものです。
それを目指すと途端に指が忙しくなりなかなかにアクションさせてくれるのですが、アマチュアっぽい練り込みの甘さがここで見えてくるんですよね。
まず、リズム系のタイミングアクションでありながらタイミングを取るモチベーションに欠けています。具体的に言えばアイテムを取った時の効果音が別にBGMなどとリンクしていたりなどせず、ただの取得効果音で完結しています。
また、色を奪われた世界観ということで、アイテムを連続で取得していくことでステージに色が戻ってくるという仕掛けがあるのですが、これも言葉以上の感動は得られず、がっかりな広がり方なんですよね。
リズム系のゲームでありながら、アイテムを取るタイミング、取得モーションが曖昧です。
彼我の距離がどのタイミングでボタンを押すか、などというシビアな考え方はいらずボタン連打してれば勝手にパーフェクトになります。つまり指が堪えられるならずっと連打してれば全てのアイテムはパーフェクトタイミングで取れるわけです。その連打の間隔も甘めで問題ありません。……リズム?
赤、青、黄色の玉を、自キャラをその色に変えながら臨機応変に次々に取得していくのが楽しい本作ですが、後半のステージに進むにつれて次第に超反応を求めるようになってきます。
具体的にはほぼ最速で一番上のレーンと一番下のレーンを往復しつつ、三つの色をごく短時間で何度も切り替えなければならなくなります。
左親指も右親指もほぼ連打状態で、とてもリズムゲーとは言えなくなりました。本編であればまだなんとかなるのですが、おまけステージは最初から殺しに来ていて、頭では構成がわかっていても指が追い付かないことが多々あります。
攻略には関係ありませんが、本作にはランキング機能があります。
そしてスコアを稼ぐのに必須となる行動が……連打です。
色を切り替えることでわずかばかりのスコアが入ります。レーンを変えることでわずかばかりのスコアが入ります。
つまり、ランキング上位を目指すならば、暇さえあれば両指を死に物狂いで連打しろということです。
もしかしたら本作はリズムゲーという枠には収まらないただのアクションゲームなのかもしれませんが、リズムゲーとして捉えていた私には、リズムもくそもない指の限界に挑戦する連打ゲーに嫌気が差して全ステージパーフェクトクリアは投げてしまいました。
それに加えて本作、バグや不具合も非常に多いのです。
・ステージ選択からワールド選択に戻るとBGMが消える。
・変なタイミングでジャンプしたり引っかかったりするとキャラがそのモーションのまま固まったり、操作不能になったりします。
・ロードがとても長いです。オプション画面を呼び出すのにもロードがいるって何それ(笑)
・しばらく遊んでいると音が壊れました。びっくりする上に心臓に悪い音です。
・追い打ちとして頻繁にエラー落ちします。
本作の制作会社はゲーム制作理念として「子供から老人まで楽しめる」を標榜していますが、本作を見る限りどの年齢層も楽しめないんじゃないかと……。
そんな感じで終始いらいらしながら遊んでいました。
唯一褒める点があるとすれば、それはトロフィーでしょうか。
あえてアイテムをまったく取らずにクリアするとか、ちょっとした機転を利かした縛りプレイなどが多く、違った見方でプレイできました。
また、トロフィーコンプにはボタンを連打しつつのパーフェクトクリアは数回でいいし、隠しステージは出現させるだけでいいので、その辺も楽でしたね。
というわけで死んだ目でプラチナとってすぐに削除しました。
・追記
似たようなゲームに「POLARA」があるのですが、密かに狙ってます(笑) 遊んだことのある方はちょっとした感想を教えてもらえると嬉しいのですが……。
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今ちょうどカラーガーディアンがセールで半額くらいですよね。
カラーガーディアンは残念ながら、私にはあまり相性が良くなかったみたいです。トロフィーコンプを目指すくらいならちょうどいい歯ごたえなのですが、それ以上頑張ろうという気にはなりませんでした。せめてオプションでLRにもキーを割り当てられればもう少し操作性も上がったと思うのですが。
初見で戸惑うのはたぶん空中にあるカラーボールだと思います。どのレーンにあるのか咄嗟に見分けがつかないので(汗)
もしゲストさんが本作をやり込んで楽しめたのなら、ここに私とは反対の意見を書いてもらえるとレビューに幅が出ますね!
POLARA、聞くと面白そうですね。サウンドシェイプもずっと前から気になっているし、リズム+アクションゲー魂に火が付きそうですわ……。
よろしければまたお越しくださいませ。いつでも歓迎ですよ
途中からしんどくなりますか・・・
POLARAはコンプしました。
設計思想は同じゲームです。
オートで走る、自機の色で敵弾を無効化・仕掛けのオンオフ。
あとはライン移動ではなくてジャンプですね。
コンプの壁は各ステージのノーミスクリアで、
ランダム性の無い完全な覚えゲーなので、
繰り返せばよっぽどリズム下手じゃなければコンプ可能です。
達成感はありましたよ。