おはようございます。あるへです。
本日はこちら「オペレーション・ダークネス」のレビューです。
本作は第二次世界大戦を舞台にしたSRPGなのですが、リアル系かと思いきやヴァンパイアやワーウルフ、しまいにはドラゴンなども出てきたりとかなりファンタジーな内容です。
そんな異質な特徴を持った人々の寄せ集め部隊ブラッド・パック隊が、実際の史実をバックボーンとしながらも裏で糸を引く邪悪な存在と渡り合う王道ファンタジーもの、ですかね。
ストーリーはぎりぎり及第点だと思います。お約束てんこもりですが、お約束や王道の展開がきちんと役割を果たす使い方なので、ちゃんとホッと出来たりうるっときたりします。
個人的に興味深かったのが隊長のブリーフィングですね。
自分たちが今どのような状況にあり、これからどこへ行って何をするのかが明確ですし、導入も毎回違い、「よし、集まったな」とか「30分休憩を取ったのちに進軍を開始する」などその場の臨場感や空気、時間を感じさせる良いセリフ回しで、とても好きでした。ちなみにこの隊長の中の人がスネークとかブラックジャックの中の人です。
(大塚氏の声は渋くて深みがあって私も大好きな声ですが、表舞台に姿を現さないという仕事人ポリシーを特に尊敬しています)
ただ、本作の真価はやはりゲームにあります。
稀に見るするめゲーだと思いますよ。ラスレムやOFP:DRのような、見た目や操作感で損してる部分もある上、「カバーシステム」や「攻撃範囲と射線」など直感的にすんなり入り込めるシステムではないので、理解できるまでは苦労すると思います。
その代わり、これらの本作特有の概念を理解し、駆使できるようになると途端に面白くて仕方なくなりますし、これらをうまく使えなくとも、「ありったけの回復薬とオートキュアで耐えながら敵の頭数を減らす」という本作の基本理念さえ実感できれば、やっぱり楽しくて止められなくなりますました(笑)
目玉システムである「カバー」は、一般的なFPSやTPSにあるような「遮蔽物に身を隠す」という意味ではなく「援護」的な意味合いが強く、その仕様上戦術は迎撃気味になります。
そのためガンガン前線を押し上げる戦術とはうまく噛み合わない部分もあるのですが、ぶっちゃけ「カバー」を使わなくてもなんとかなるレベル至上主義でもありますし、ここぞという場面でしっかり機能したりするので、ちゃんと息をしたシステムだと思います。
二年くらい棚に放置しっぱなしの本作でしたが、発掘出来て良かったと思える良いゲームでした。本作の醍醐味に惚れた人なら、もしかしたら実績コンプした後もふとやりたくなる中毒性も持ってると思いますよ。
攻略中に気づいたメモ
・ビクトリア十字勲章(タイムアタック)について
かなりの余裕があります。
計10時間近くレベル上げをしましたが、結局大幅に時間を残して余裕で解除できました。
コーデリアやガラント、キースなどのアタッカーのレベルが上がれば上がるほど楽になるので、こちらの平均レベルで敵のレベルも上昇するARミッションで集中的にこれらのキャラを育てれば、メインミッションは驚くほどさくさくクリアできるでしょう。
以下詳細。
→さすがに銃器だけでARミッション単騎クリアは無謀だったのでSPアタック解禁まで普通に進める。
→AR「アフリカの砲煙」でコーデリア単騎で出撃。最初はロケランで戦車を潰した後、銃器でちまちま敵兵を潰す。育ってきたら「水」を飲みながらSPアタックごり押し。サプライに水が尽きたらSPアタックとショットガンなどの軽い銃器でハイブリッド特攻。
(後になって考えたのですが、本作は経験値入手量が相対制なので、自レベルが敵より低いとおいしいですが、以上になると途端にまずくなります。レベル30程度までは最初の戦車二台で自キャラのレベルが上がってしまうので=単騎出撃=敵のレベルは自分と同じ=レベル上がったら残りの敵は全員まずくなる。
ということは残った敵を有効に使うためにも単騎ではなく二、三人で出撃した方が効率が良いかもしれません。タゲが分散して安全性も高まります)
→コーデリアが45になったらAR「愚か者たちの戦場」へ赴き、コーデリア+1人(A)で出撃。
初期配置をコーデリアで一掃し、Aを敵増援の出現位置に配置。
コーデリアで最後の一人を倒して増援を出し、待機していたAがロケランを敵の塊にぶっ放す。20くらいまで一気にあがるのでこれを人数分。
(この戦法はかなり危険でした。低レベルなAを20程度まで一気にあげるための戦闘ですが、コーデリア45+A7〜8程度なので敵のレベルは26程度。キャラによっては増援で出現した一団にAが先手を取れず蜂の巣にされたり、7〜8から一気に20程度まであげることは出来ても、それ以上は厳しいです。コーデリア45+A20くらい、だと敵の攻撃が痛すぎてコーデリア一人では手に負えなくなりました)
→こんな感じでコーデリア45+他キャラ20程度まで育成。愚か者の戦場での増援待ち伏せ作戦は結構難易度が高くて苦労しました。もっとうまいやり方が絶対あるはず。
ちなみにここまでやってセーブ画面のプレイタイムは10時間ちょっと。
→以後はメインミッションのみ進行。イベントは普通に楽しみつつ、急ぐ意識もなく普通に楽しみ、ヴァルハラ指令書もレアアイテムもきちんと回収しつつ、仲間を集め、殺さないようにしつつ。
→ミッション18をクリアすると出現するAR「鋼鉄の壁」にだけ寄り道します。
ここで得られるスキル「アーマーブレイク」は神スキル。
→ミッション20と23で、レベルが頭一つ高く、HPも多いステージボスに回復アイテムを使いながらリンチして、遅れているキャラのレベルを整えます。フランク、ルイス、ハーバードなどの最終SPアタックが強力なキャラを優先して育てると後がぐっと楽になります。
→コーデリアがずっと強いので彼女を起点に攻略していけば余裕でしょう。ガラント、キースペアのワンコパンチは非常に強力ですし、終盤にはフランク、ルイスの晩成キャラも頭角を現しますし、終盤になるにつれ難易度は下がっていきます。
→こうして、ラストミッション到達時のプレイタイムは29時間50分程でした。
・結論。急ぐ必要はまったくありません。
・本作には入手個数が限られるレア武器が、実績要件以外にも存在しますが、これらの取得もお勧めします。痒い所に手が届く良質な武器揃いです。特に「シモノフ」はメリットデメリットがどちらも強烈で、入手できれば戦術ががらりと変わることでしょう。
2chで仕入れたネタですが、たしかにジャックに持たせると使いやすかったです。
・ドラゴンスレイヤーは敵から入手するチャンスが二度ありますが、実はミッションを進めることで一振りだけサプライから購入することもできます。
たしか2400ポイントだったかな。こいつが実績としてカウントされるかはわかりません。
・ヴァルハラ指令書は実績wikiにて全24冊とありますが、正しくは全12冊です。
ミッション13からこれを持つ敵が出現し、以降の12ステージに現れます。
・ファイヤーエムブレムっぽく、仲間が死んだ状態でステージクリアすると、その仲間はKIAとなり以降のストーリーに関与しなくなります。
仲間が全員揃っているか否かでエンディングが変わるようですが、実績には影響ありません。
・「スキルレベルアップバグ」は強力ですが、逼迫した状況でもなければあえて利用するまでもないです。まぁ、あれば便利ですし、デメリットは皆無なので興味があれば。詳しくは攻略サイトで。
・実績wikiにて「ドラゴンには踏みつぶされない」とあります。私も踏みつぶされたことはありません。が、たぶん踏みつぶし判定はあると思います。
ただ、ドラゴンの攻撃は9割方SPアタックなので、結果的に動かないということになります。
目が光ってボーン!は通常攻撃なので、この後移動します。もしこの移動に巻き込まれたら、おそらくプチっとなるでしょう。
(強力無比なSPアタックですが、敵味方共通で1ターンその場に留まらなければならないというデメリットがあります。地味にきつい制約ですが、これがまた面白いです)
・ちなみにミッション1のタイムアタック実績はセーブ画面呼び出し時点で6分少々でした。ステージ攻略さえ効率的に出来れば、イベントを見る余裕はある、かな?
・カメラがぐるんぐるんするのでお疲れの時は注意(笑)
・面白かった!
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