おはようございます。あるへです。
本日はこちら「ファークライ3」のレビューです。
行けども行けども緑が広がり、見える景色はジャングルばかりというのはさすがに終盤頃になると飽きてきた嫌いもありますが、個人的には非常に楽しめた作品でした。
何よりストーリーに惹き込まれました。まだファークライ3を持っていなかったころ、どうしても本作が気になり、動画サイトで序盤のプレイ動画を視聴したのですが、もうそれから絶対に買おうと心に決めていました(笑)
よくある漂流ものではあるのですが、流れ着いた(?)それぞれの人物の描写が素晴らしく、また主人公自身の戦士としての成長も興味深く、なんといっても悪役との絡みが絶妙で、すごく印象深いんですよね。ただのヒャッハーのクセになんでここまで大物なんだ(笑)
なのでこいつとのケリをつける終盤のシーンは、演出も様変わりしていてとてもドラマチックに映りました。
公式サイト
さて、ストーリーだけでなく本作はオープンワールドとしての探索の面白さも一級品だと思います。前述の通り見渡す限りジャングルや平地や海で、初めは観光気分でもだんだんと代り映えしない景色にうんざりしてくるのですが、マップ自体はよく作り込まれており、探索は非常に楽しいです。
サバイバル用品を自作するのが面白いですね。動物を狩って皮を剥ぎ、それを売って金にしたり、お財布(!?)やポーションベルトを改良したりできます。
お金の持ち運べる量は決まっていて、こうしてお財布をアップグレードすることで大金を持ち歩けるようになるんですが、なかなか見ないシステムなので斬新でした。
結局、武器のアップグレードくらいしかお金の使い道はないので、私のように隅から隅までマップを探索していると、全ての武器を限界までアップグレードして、最大強化済のお財布をもってしても溢れてしまい、泣く泣くお金を捨てていく羽目になりましたが。
欲を言えばもうちょっと使い道が欲しかったですね。
また、収集品の回収も親切設計なのが嬉しかったです。NPCから周辺の地図を買えばもれなく表示されるので、あとはその付近に行ってじっくり探したり、どうやって取りに行くかを考えればいいだけなので楽しかったです。
他には、基地解放といって、敵に占領された小規模な基地を潰して回るミッションなどもあるのですが、これがまたどの基地も個性があっていろんな攻め方を試せたのが非常に良かったです。
一つとして同じ基地がないことに気づいたときは、少しだけ感動しました(笑)
ただ、これらの要素は一つ一つ、どれも楽しいものではあるのですが、またまた前述行けども行けども緑緑な景色と同様、繰り返していると次第に新鮮さを失い、飽きてくる傾向にあります。
ボリュームとしては結構な量があるとは思うのですが、若干、最後まで遊ばせきるモチベーションに欠けると思うんですよね。
そこが非常に残念で、あと一味、あともう一工夫あればすばらしいゲームになったのではと感じてしまいます。
シングルプレイは、こうして非常に楽しめたと同時に、あともう一味が足りないんだよなぁというジレンマに悩まされました。個人的にはこれでも十分に満足していますけどね。
面白いのはマルチプレイでした。
なんと、本作には他ゲーのような面倒臭いマルチ実績はないのですが、それがわかっていながらしばらく対戦やCo-opを遊ぶくらい、自分でも不思議なんですがハマっていました。
というのも、私の感じた限り、非常にラグが少ないんですよね。海外の人とも同等に戦え、したがってキルを取れることが多く、それが私を惹きつけたのでしょうか。
実績コンプしたあともしばらくは軽機関銃を持って戦場に出向いていました。やっぱマルチプレイはこうでなきゃ! マルチ実績はんたーい。
その延長でシングルとは別の協力ミッションも何度もプレイしましたね。
敵をキルしたときの「シャキン」という音がクセになります。
基本的には道を塞ぐ敵を殲滅して進んでいくだけの単純なルートに、時間や別の目的を果たすための防衛シーンがあったり、仲間内で競争するようなミニゲームがあったりと結構いろいろなことをやらされます。
ですが目的はどれも明快なので、細かいことを気にせずさっくり遊べるのが面白かったですね。
実は本作、ちゃんとステルス要素もあって、それはこの協力ミッションでも通用します。見つからなければ増援を呼ばれず、案外サクサク進めたりして。フレンドと二人での隠密プレイはまた別の趣があって、脳汁が溢れた記憶があります。
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