おはようございます。あるへです。
本日はこちらアサクリこと「アサシンクリード」のレビューです。
爆発的人気を誇り、瞬く間にシリーズ化した作品の初作になり、「ソーシャルステルス」という自由度の高いシステムが話題になりました。
公式サイト
というわけで、本作はステルスアクションタイプのゲームですが、MGS、シーフ、デウスエクスなどとは少しベクトルが違い、「攻め」のステルスゲームとなっています。というか、ステルスはあくまで攻略手段の一つであり、別にステルスしなくてもいいです(笑)
このソーシャルステルスとは、群衆に紛れたり、民衆の力を借りて標的に近づいたり、あるいは逃げ延びたりするための手段なのですが、本作はシリーズの処女作ということもあって、やや大味です。
背後から忍び寄ってステルスキルという個対個ももちろん可能ですが、敵のルートを確認しつつ周りを警戒しつつ隙を見てさっと……というものではなく、さーっと近づいてサクッとやってハイ次へといった感じの、やはり大味なシステムです。
ただしこれには理由があって、本作のゲームデザインとも関係しているんですね。
というのも本作の目的である「暗殺」はドラマティックに、スタイリッシュに、ダイナミックに、というのがコンセプトになります。
凄腕の暗殺者として、時に民衆の力を借り、あるいは聖職者のふりをしたりして紛れて近づき、頃合いを見て一気に駆け寄りグサリ、あとはやはり協力してくれる民衆などが追っ手を食い止めているうちに遠くへ逃げおおせるという、まるで映画のような暗殺方法が売りなわけです。
ですので鉄壁の要塞に単身忍び込んで、見張りの目を躱しつつ、誰にも気づかれずに暗殺、逃走、というデザインではないのです。
また、ご存じだと思いますが本作は路地などの道だけでなく建物の屋上にも簡単に登れ、非常に立体的な攻略が可能です。
かつてディスオナードを攻略していた時にも感じたのですが、ここまで立体的で身を隠す場所が多いと、むしろ警備する方が大変だろ(笑)と、思わずにはいられません。
本作の主人公は凄腕の暗殺者でありとても強く、追っ手とは違って非常に身軽ですし、あまり深く考えずに特攻してもけっこうなんとでもなっちゃいますね。
ほどほどに隠れつつ、時に大胆に、こんな感じがダークヒーローっぽくて受けたのでしょうか。
本作のステルス要素は味付け以上の大事な要素ですが、これ一辺倒ではないダイナミックなアクションも用意されており、よくあるアクションゲームとはまた一味違ったアクションゲームとして楽しむことができます。
攻略についてですが、やはり鬼門は旗集めですね。自力での回収は自殺行為です。似たような風景が多く、言葉では案内しづらい地形ですので、是非ともマップを用意して消し込みながらのプレイをお勧めします。
2を用意してあるので、これから続編をプレイする身としては割と楽しみです。2は評価が高いですしね。
ただ今作1に関しては、前述の通り快適さや映画的手法と引き換えにシステムがまだ煮詰まっていません。
ストーリーも二転三転あり、伏線回収や別視点同士の繋がりや、関係の修復などのシーンがあり、やはり面白かったと記憶しているのですが、サブミッションの種類の少なさや、複数回答アリゆえの難易度の低さが印象を薄くしている嫌いがあります。
傑作ではないけれど、良作ですね。
P.S.
マルチ実績さえなかったら3以降、外伝も迷わず買うのになぁ。
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