おはようございます。あるへです。
本日はこちら「シュタインズゲート :比翼恋理のだーりん」のレビューです。
手元の電子辞書を引いてみたところ、「比翼"連"理」とは、「比翼の鳥、連理の枝」の略で、男女の深い契りのたとえ。とありました。
さて本作ですが、ぶっちゃけ素晴らしかったです(笑)
「あったかもしれない、ラボメンたちとの物語」がキャッチコピーですが、個人的に十分すぎるほどにアリでしたね!
公式サイト
本作は「カオスヘッド :ラブChu☆Chu」と同じようなノリですが、カオスヘッドがかなり変態的なコンセプトだったのに対して、今作は純粋にラブコメ、ギャグコメのノリです。
ですが、そこが非常にシュタゲらしくもあり、笑わせてくれるので良いんですよね。岡部倫太郎こと宮野真守氏は一流ですね。セリフがうまいのなんのって、これもシュタゲの楽しみの一つです。
またストーリーも良くできていると思います。どのキャラとも非常によく描かれており、ダルの「萌え萌え☆キュン」の叫びには思わず涙腺が緩みかけました。
何を言っているかわからないと思いますが(笑)
きっとこれは、本編であるオリジナルのシュタゲの記憶を引きずっているからこそだと思います。
本編では悲願の達成、シュタインズゲートに到達するため、断腸の選択を強いられましたし、各ヒロインルートも幸せの裏側に常に悲壮な決意が鎮座していました。
このベースがあったからこそシュタインズゲートは何重にも深みを増し、神作となり得たのですが、あの体験を思い出すといまだに身震いします(笑)
本作はそんな心の傷を癒す処方箋として、これ以上にないくらいに効果的です。
後顧の憂いを断ち、ヒロインたちと面白おかしく日常を過ごせますし、「あったかもしれない」じゃなくて、「あって良かった。本当に良かった」お話です。
自分もようやっと救われた気がして、そうしてオカリンと各ヒロインとのエンディングを祝福できるんですよね。
よくあるアフターストーリーのように、キャラの人格や話の構成が崩れることもなく、一定の質を保っているのはさすがだなぁと思いました。多くのファンに愛されなければ、ここまでしっかり作れませんし、作りません(笑)
何より前作「カオヘChu☆Chu」のように主人公とヒロインのみに焦点をあてたChu☆Chuではなく、オカリン+選んだヒロインを中心に秋葉原での日常の延長が展開されるのが、非常に良かったです。
実はプレイ前はかなり侮っていたんですが(笑)、今ではプレイして良かったと思っています。
よくよく考えると、この「だーりん」シュタインズゲートに到達しちゃってますよね?w 誰も死なない、未来には幸せだけが待っている最高の世界線じゃないですか。
P.S.
そんなわけで本作にはオリジナル本編での重要な伏線やら要素やらが結構詰まっています。本編時間軸中から派生したストーリーなので、まるっと明かされるわけではないのですが、興味のある方は是非とも先にオリジナルを攻略してから本作に手を付けることをお勧めします。
とはいっても、本作単体でも掛け値無く面白いと言える出来なので、まぁ、順番が逆でも、いいのかな?
とりあえずこれをやるならシュタゲをやれw シュタゲやるならこれもやれw
あ、ってことは「フェノグラム」や「ゼロ」にもいつか手を出さんといかんわけか……。楽しみのような、不安のような。
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