本日はこちら「イロミロ」のレビューです。
なんとも言えない、優しくて緩んだ世界観に惚れ込んだ作品でした。
つまり雰囲気ゲー(笑)
本作はギミックの詰まったステージ内で、離れ離れになってしまったイロとミロというキャラを出会わせる(隣接させる)ことでステージクリアとなるパズルゲームです。
昔、ファミコンだったかで、十字キーを押すと二人が同時に鏡合わせのように動き、ステージ内のギミックや壁をうまく使って二人を接触させるようなゲームがあったのを思い出しました。私はあれは好きではなかったんですけどね。
本作はそんなに難しいわけではなくて、好きなタイミングで交互にキャラを動かしながら道を作っていきます。ハイスコアのためには少ない歩数でクリアする必要がありますが、実績には関係ないし、時間の要素も皆無なので、本作らしくお散歩のような気分でじっくりまったり遊ぶことができました。
このステージ背景なんかが非常に、……なんて言うんでしょうね。柔らかいタッチでありながらポップな感じもあって、ストーリーやBGMも相まって本当に癒し系なんですよね。
二つのコントローラで遊ぶ協力モードは、基本ソロとは変わらないんですが、操作していない方のプレイヤーがヒントを出したり、トランペットなどを吹いて遊べるのがすごく可愛らしいんです。
そう、可愛い。
本作はカジュアルな可愛い系パズルですね。
山のようなたくさんのステージを浴びるようにクリア、とはいかないですが、ステージ数はそれなりにあると思いますし、どのステージもなかなか頭を使いました。
独特のルール上、初見の頃は複雑そうに見えて(6面キューブのどの面も歩けるので容易に天地がひっくり返ります)混乱するかもしれませんが、そうした混乱や焦りを、優しい世界観が和らげてくれているように感じます。
決して難易度は高くないです。実績要件も緩いし、個人的には非常に良いゲームで、楽しませてもらいました。
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