The Elder Scrolls V: Skyrim Legendary Edition 【CEROレーティング「Z」】 |
おはようございます。あるへです。
本日はこちら「スカイリム」のレビューです。
現在はFallout4が出てしばらく経った状況ですが、ベセスダの箱庭系オープンワールドハイファンタジーRPGとして屈指の出来であることは間違いありません。数々の名言を生み出した作品として、知っている人も多いかと思います。
公式サイト
私は全てのDLCが集約されたレジェンダリーエディションで遊びましたが、最後まで飽きることなく、非常に濃密な時間を過ごせました。
最高に楽しかったです!
欲を言えば物足りない部分(主に戦闘)やバグ、フリーズもたくさんあるのですが、気にならないとは言い切れない頻度で固まりつつも、それらを押し退けてプレイしたくなるほど楽しいです。
この楽しさはもはや説明不要、誰もが実感していることですが、やはり奥深くしっかりと細部まで設定された世界観と、それを盛り上げる一辺倒ではないストーリー構成が肝ですよね。
クエストは極論お遣いに過ぎないのは確かですが、そうさせるための理由付けが世界観に沿い、無理のない範囲できちんと理由になっています。
私が特に印象深く感じた部分をいくつかあげますと、まずはタイトルのBGMのインパクトですよね。あの重厚で勇ましい合唱は、聞くたびに心が震えます。あのBGM一つで、雄大な自然と大冒険と、「ドヴァーキン」の伝説が見事に表されているような気がして、本作のテーマとしてもぴったりだと思うんです。
このBGM一つとっても、作中のムービーにしても、前作オブリビオンとは迫力がまったく違いますね。
次はマップ。基本平面の地図には違いないんですが、3Dで表されていて、すごく綺麗なんです。ちゃんと高さがわかって、カーソルを動かすとマップの角度もかわるのでかなり驚きました。地味だけどインパクトあります。
「声」というキーワードも物凄く斬新で、それでいてゲームにも世界観にもベストマッチで、物凄く好感が持てました。
よ〜く練り込まれた作品に接すると、私はプレイヤーとしてだけではなく、クリエイター視点としても作品を分析しようとするのですが、そんな時、この「声」という題材がどのようにこの世界に影響(世界観だけでなくゲーム部分やリアルの観点でも)を与えているのかを考えると、身震いするくらいにうまく絡み合っているんですよね。
ヘッドセットとか使って実際に叫んで発動出来たら素敵だな、とか思っちゃったり(笑) 実際出来てもそんな恥ずかしいことできませんけど(汗)
それからDLCの新規マップ。ちょっと名前忘れちゃいましたが、吸血鬼の女の子と旅をして、すっごく綺麗な洞窟に入りませんでした? 広い空間に花が咲き乱れていて、小川がちょろちょろ流れているとこ。たしか星霜の書を取りに行くダンジョンだったかな。
あそこはもう本当に溜め息モノでした。感動……。
最後もまた絶景が印象深いです。ノルドの最後の安住の地、ソブンガルデです。まさかこんな美しいステージがあるとは夢にも思いませんでした。いやまあ、草原と森ばっかりだったオブリビオンに比べれば自然の厳しい土地ということで雪山やら見てるだけで寒くなる流氷やらスカイリムの土地もほんと目を楽しませてくれる素晴らしい自然の宝庫だったんですけど。
あの時はちょっと本気でソブンガルデに行きたくなりました。
話は変わり、バグやフリーズも非常に多かったです。
これだけ緻密に描かれた世界ですから、本体のCPUも悲鳴を上げるのでしょう。馬に乗ってダッシュで世界を駆けているとかなりの高確率でフリーズしました。たぶん、早い頻度でどんどん先のマップを読み込むのが原因かと。
馬は便利なのですが、これのおかげで早駆けは出来ず、徒歩よりちょっとだけ速いお散歩くらいしかできなかったのは残念といえば残念ですが、私は世界そのものの美しさに心奪われていたので、特に徒歩でも問題なかったりします。
吸血鬼DLCのストーリーを終えてからは召喚馬が愛馬になりましたね。ショートカットにいれて好きな時に呼び出してさっとしまえる。斬っても死なない、超便利馬でした(笑)
それからデイドラの秘宝関連。全て集めたのに実績が解除されなかった時はなきそうになりました。バグです。
ただし、とあるクエストでとある手順を踏むと、二択であるはずのもう一方の秘宝が入手できてしまうバグを使って窮地を切り抜けることが出来ました。バグに苦しめられ、バグによって救われた印象深い実績でした。
もう一つ、詰んだか、と思った瞬間は、最後のDLCでラスボスを倒す時です。その頃はDLC特典であるスキルリセットを使ってレベルがとんでもなくあがっていたので、最高難易度と言えども敵は撫でれば蒸発するような状態だったんですね。
そんな中、そのDLCラスボスは段階を踏まないと倒せないタイプのボスで、本来周囲を飛び回っているドラゴンの体力を吸収して回復をするのですが、これがうまく吸収してくれず、吸収しないと無敵バリアが解けないという状態で先に進まなくなってしまいました。
なんの因果か3つくらいに分けていたセーブデータどれを試してもこの状態を抜けられず、かといってこの決戦に来るまでの道のりを考えると最初からプレイする気にもなれず、ほとほと困ってしまいました。
結果的に、接敵後、DLCラスボスには触れず、先に体力を吸収するはずだったドラゴンを倒してしまうことで体力回復フェーズを発生させずに倒せたので助かったのですが、ほんと、苦肉の策でした。
こちらもドラゴンに乗っての空中戦なのですが、ちょろちょろ飛び回るので魔法が当てにくく、結構な長期戦でした。
そんな感じでこれも非常に印象に残っています。
まだまだ語りたいことは山のようにあるのですが、これらバグやフリーズでさえも飲み込んで愛せる素晴らしい作品だと思います。
私は核戦争後の世界より、大自然に囲まれたハイファンタジー設定の方が何倍も好みなので、TESの続編が待ち遠しいですね。
P.S.
今TESオンラインなるものがありますが、あれはどうなんだろうな。
PCは作業用のでスペックはほどほどなので、あんまりゲームとかは出来ないんですよね。
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