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2016年03月22日

174.ゲームにも賞味期限がある

 ふと思うのですが、ゲームもなんだかんだ言って「傷みモノ」ですよね。
「生モノ」ほど劣化が早いわけではありませんが、旬を過ぎるとやっぱりおいしくなくなるのかなって。
 ゲームをより楽しくするコツは、文芸なんかと同じでその背景を知ることです。

 たとえばシリーズ。長く続いたものはその初作に触れたりして時代を感じることが出来ます。グラフィックの進化なんかは顕著に感じられますよね。
 システムの一つを取っても、前作はこれが出来なかった、ということを知っていれば、そしてそのために悪戦苦闘したんだという記憶があれば、そのシステムのありがたさを身に染みて理解できると思います。
 当時画期的で、画面が見やすく美しく、直感的で、面白かったゲームも、数年経てば大して綺麗でもなく、操作は煩雑で、もっさりの駄ゲーになっちゃうこともあるんです。
 そんな中でも根本的に人を惹きつける面白さがあるから名作は名作であり続けるのですが。

 あるいは会社。
 制作会社によってゲームに様々な特徴が現れるのはご存知の通りですが、有名な会社や自分の気になる会社を見つけたりすると楽しくなります。
 ネット記事なんかで「RPG」の新作が紹介されていたとして、そのゲームをどの会社が手掛けているかがわかれば、謎に包まれたPVだけでもなんとなくゲームの全容を推測したりも出来るかもしれません。
 逆に、「普段○○ゲーばっか作ってるあの会社が!?」と、興味をそそられるかもしれません。

 それらはある意味、時代のイベントで、この機を逃すともう味わえないんです。

 もっと近眼的に見れば、マルチプレイ。
 人がいる間がそのゲームの華です。

 また、ゲームの売り方も変わってきていて、ユーザーのみならず、ゲーム会社全般もまたゲームを「旬のある傷みモノ」として見ていますよね。
 期間限定のキャンペーン、いつか停止されるDLC。ONEには実績とは別にチャレンジなる販促キャンペーンもありますしね。
 ツイッターやフェイスブックなどのSNS経由で「口コミ」による人気の爆発を狙っていますが、裏を返せば火がついてもすぐに鎮火するということです。口コミには瞬発力がありますが、持久力はありません。
 売る方もロングセラーは狙っていないというわけです。いや狙ってるけど本命はそこじゃない。

 みんなに期待されて世に出てきたゲーム。今まさに売り出し中の新作、というのは、シングルプレイで黙々と遊んでいたとしても、やっぱり何か空気が違うんですよ。




↓↓↓
〜要約〜

たまにはタイムリーな新作で遊びてぇなぁ〜。
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