おはようございます。あるへです。
本日はこちら「デフ ジャム アイコン」のレビューです。
とっくの昔にオンラインサーバーは閉鎖、全編未翻訳、なんちゃって格ゲー、と、Z級の匂いがするのですが、まぁ間違っていません(笑)。
ただ、激安だったのでついつい手に取ってしまった私はせめてオフライン実績だけでもと、意味不明なアルファベットの羅列に苦労しながらも奮闘したのでした。
本作は、鉄拳やDoAに代表されるような3D格闘ゲームで、本作何よりもの特徴がキャラがDJである、という点です。
ステージにはギミックが溢れており、相手を掴んでそこへ投げ入れるとさまざまな仕掛けが作動し大ダメージを与えられます。
あまり音楽とは関係ないギミックもたくさんあるのですが、DJがよくやるスクラッチのジェスチャーをすることで、ステージ各所のギミックが一斉に作動するわけです。
相手を掴んでギミックの方向へ投げ、左右スティックをくるくるしてキュキュッとやると、相手の頭の上に天井が落ちてきたり、火を噴いたり、ポールダンサーがくるっと回って強烈なキックを入れたり、あるいはエレベーターシャフトや高層ビルの窓から投げ落として一発KOを狙ったり、洋ゲーらしくこれらのギミックはかなり容赦がなく、決まった時は本当に爽快です。
ぶっちゃけ本作の魅力というのはこのギミックに相手をぶちこむのが楽しい、ただそれだけに尽きるのですが、もう一つの嬉しい点としては実在のアーティスト達が登場し、彼らの曲をバックに戦うことができる、という点でしょうか。
洋楽が好きならば意外と楽しめるかもしれません。
本編は全て英語であり、特にストーリーモードにおいてはスラングが多いので多少英語に自信がある人でさえきっちり意味を理解するのは難しいかもしれません。
とはいえやることは決まっているので感覚で十分に攻略可能でした。
終盤の展開(主人公の顔が。)には非常に驚かされましたし、とても海外製らしくもあり、やっぱり一味違うなと、良い意味で衝撃を受けました。
意味深な会話やヒューマンドラマはあまりないので、ゲームらしい動きのある展開で、眺めていればだいたいストーリーも把握できると思います。
さて、本作の肝、格闘についてですが、打撃コンボ要素というのはほとんどありません。どちらかと言うと、間合いを測りつつ、相手の一瞬の隙を狙って掴みに行き、ギミックに投げ込む、ヒットアンドアウェイが主な展開になります。
初めのうちはこの戦略に至らなくて、相手にボコボコにされ、買って後悔したと嘆きたくなるほどでしたが、ストーリーのハードモードも終盤になり、戦闘に慣れてきたころから不思議と敵との距離感、間合いを感覚で掴めるようになり、近づいて相手の攻撃を空振りさせ、すぐに掴みに行けるようなぎりぎりの位置というのがわかってきて、途端に本作が面白く感じました。
この時初めて、すでにオンラインサーバーが閉鎖していることを残念に思ったほどです。
サーバー閉鎖に伴い、オンライン実績は解除できず、また実績wikiにある「Signature」の実績は対戦せずともサーバーに繋ぐ必要があるので「オフライン実績」の項に記述されていますが、間違いです。
マイナス5されて、合計は685が限界です。
多くの人は英語に苦しめられて、本作の魅力を理解するまでに時間がかかるでしょうし、それに見合った楽しさや中毒性を得られるとも思えません。加えてコンプ不可ですし、あまりお勧めできないのですが、クソゲーと呼ぶにはちょっとギミックに放り込むのがクセになるくらい気持ちよく、相手がボロボロになっていく様、無様にギミックにもみくちゃにされる様が意外と楽しいです。
間違えて逆にギミックに放り込まれると十分腹が立ちます(笑)。
そして衝撃を受けた意外なストーリー展開。
光る部分が、たしかにあります。
あとは洋楽ですね。この分野には疎いので確かなことは言えませんが、遊べるサウンドトラックとしても機能しそうです。
攻略サイトはありませんが、こちらのレビューも詳しくて面白かったのでこっそり紹介。
初心者向けあすか120%ファイナル攻略及び格闘ゲーム紹介サイト(仮)
【このカテゴリーの最新記事】