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2021年11月02日
【スマホ向け】セキュリティソフトのVPNって何?【Wi-Fi用】
【PCにもスマホにも】マルチプラットフォームに対応、ノートン 360【30日間無料体験版もあるよ】とあなたのスマホやPCのセキュリティ対策は大丈夫?の記事でセキュリティソフトを取り上げましたが、主にスマホ向けのよく分からない機能がアピールされていませんでしたか?そう、「VPN」なる物です。そこで、今回はスマホ用VPNに迫ってみたいと思います。
・VPNとは
そもそもVPNとは、Virtual Private Network(バーチャル プライベート ネットワーク)の略です。
かつてのプライベートネットワークは、拠点間を専用線で接続されていました。もちろん拠点間でのみの通信になります。ですが、拠点間を専用線で繋ぐとなるとコストが掛かって仕方がありません。そのコスト問題を解決するために登場したのがVPNとなります。VPNは、専用線ではなくインターネットで仮想的に専用線接続を行う技術のことを指します。
ここではVPNによく使われるプロトコルの一つであるIPsecで説明します。
・まずは、二つの接続点の間をSA (Security Association)という単方向コネクションをすることでセキュアな通信を実現します。双方向通信を行う場合というか最近ではほぼ全てのケースですが、SAを二つ確立します。この時に暗号化されたパケットを復元するための鍵の共有もされます。
・さて、仮想的な配線が出来ました。次に、パケットを送信する際に共有された鍵を使い暗号化を行って送信します。送り出された暗号化されたパケットはSAの一つを通過して行き、通信先の拠点に到達します。
・暗号化されたパケットが通信先に到達したら、共有化された鍵を使い暗号を解きパケットの復元を行います。鍵を共有化するのは、SAを突破されてしまった時に覗き見をされることを防ぐ為です。
本来はもっと複雑な処理が行われているのですが、長くなる為に大まかでざっくりとした説明に留めさせていただきます。
ちなみに、VPN接続は所謂業務用ルーターで行うことが殆どです。こんなヤツです。
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・スマホ用VPN
さて、スマホがフリーWi-FiなどのWi-Fiに接続された時に、一体何処とVPN通信を行っているのでしょう?答えは、セキュリティソフトを販売している企業が各国に用意した拠点です。Wi-Fi接続時にまずは、用意された拠点で通信された内容とユーザーが見ている接続先を監視します。つまり、スマホ用VPNサービスはVPNで接続された拠点での監視を含めたものとなります。
セキュリティ企業や団体はフリーWi-Fiの利用には対策を講じることの必要性を訴えています。スマホ用VPNを備えたセキュリティソフトを導入することで簡単に解決することが出来ます。
以上の理由から僕は、スマホ用VPNの導入を強くお勧めします。
タグ:スマホ用VPN
2021年11月01日
DDR5ってどうなの?
発売前の「Intel第12世代CoreプロセッサAlder Lake」に思う事で取り上げたIntel第12世代Coreプロセッサですが、対応メモリーがDDR4とDDR5に両対応となっています。実際のパフォーマンスやDDR4・DDR5両対応のマザーボードが発表されないのは何故なのかなど、気になる点が多いことでしょう。そこで、ユーザー視線で気にするべきポイントに焦点を当ててDDR5について迫ってみたいと思います。
・ゲームパフォーマンス
リーク情報で恐縮なのですが、いきなりゲームパフォーマンスです。
・Core i9-12900K
・RTX 3080
・DDR4環境 メモリーDDR4 3200 CL 16 マザーボードGigabyteZ690 AERO G DDR4
・DDR5環境 メモリーDDR5 4800 CL 34 マザーボードASUS ROG Maximus Z690 DDR5
上記環境での比較動画だったのですが、10%〜20%もFPSが上昇していました。20%程の上昇は僅かなケースでしたが、10%程の上昇が確実に見込める内容でした。驚くべき結果で、僕は我が目を疑うほどでした。
確かに鵜呑みにするのは禁物ですが、一度は目を通してみては如何でしょうか。まぁ、GPU負荷を下げた設定にしてメモリー性能を比較しているので、GPUに負荷が掛かるようになれば結果は変わる可能性はあります。ただ、メモリーの速度によるボトルネックはある程度解消されているのは確かなのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=s39c48YMvjk
・XMP 3.0
オーバークロックメモリー用の機能であるXMPが3.0にアップデートされました。
・これまで保存が可能だったプロファイルが2つだったのに対して、5つのプロファイルの保存が可能になりました。
・メーカーによって定義される固定プロファイルを3つ保存することになります。
・ユーザーによって設定が変更が可能なプロファイルの枠が2つ用意されます。
・プロファイルにそれぞれの名前を書くことが出来ます。(ある程度の制限はあります)
・PMIC
新しくメモリーモジュールに搭載される電力管理用のチップです。今までのメモリーへの電力管理はマザーボード側で行われていたのが、メモリーモジュール側で行う事になります。
PMICの利点は
・これまでは、マザーボードからメモリーモジュールに対してザックリとした電力の管理の仕方だった。
・DDR5からは、メモリーモジュールに搭載されたPMICからメモリーチップに対して1チップ毎に電力の管理が可能となった。
このため、必要電圧がDDR4では1.2V必要だったのが、DDR5では1.1Vまで下げる事が出来ました。
DDR4・DDR5両対応のマザーボードが発表されていない理由は、このようにメモリーモジュールの電力管理が大幅に変わってしまったからだと思われます。
如何でしたか、今回はDDR5についてユーザー目線で目につく部分を取り上げてみました。規格として定められた仕様を比較しても、僕自身が「だから何?」と思いがちなのでこの様な記事になってしまいました。
特にPMICについては、DDR4・DDR5両対応マザーボードが発表されない理由がよく分かった気がします。
ともあれ、皆さんにとってざっくりと分かりやすい内容になっていれば幸いです。
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タグ:DDR5