「僕のいた時間」は
数年前に放映された、
今は亡き、
三浦春馬さん主演のドラマです。
このドラマに、多くの事を考え、
突然失われる時間の残酷さに、
涙した方も多かったのではないでしょうか。
筋肉の機能が徐々に失われていく病気は、
ALSのほかにも、
パーキンソン病や筋ジストロフィーなどがあり、
その違いを知るきっかけにもなりました。
このドラマではALSという難病になります。
呼吸器の手術をすれば長生きできるが、
最後は痛みがあっても、
それを伝えることができなくなると知り、
その痛みと死ぬまで闘わなくてはいけないの
主人公の葛藤する姿に、
生きるってなにと、
見ながらずっと考えてしまいました。
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病という敵
闘う相手にぶつける怒りのやり場がなく、
それでも闘わなくてはいけなくて、
主人公を取り巻く人たちが温かいので、
辛い話ですが見てほしい作品です。
私自身も病気の家族を抱えていたので、
先が見えない病の物語はきつくて、
言い方は悪いですがお涙頂戴のような作品は、
避けていたところはありました。
三浦春馬さんの演じる姿に
俳優さんは本当にすごいですね。
病気のことをずいぶん勉強されたんだろうなと、
見ていて感じました。
このドラマで印象に残っているのが、
主人公である拓人に対して、
対等に付き合える友人達です。
難病であるという以外は、
何も変わりはありません。
ドラマの中で
拓人は自分の病気を隠して彼女と別れ、
彼女のことが好きだった自分の先輩に託します。
その後、彼女と再会し、
彼女は拓人が自分と別れた理由を知ります。
既に先輩と婚約をしていましたが、
結局、
先輩と別れ拓人と生きる道を選びます。
結婚まで決まっていたのですから、
拓人に怒りがわいても仕方がありません。
車いすで体もうまく動けない拓人に、
先輩である斎藤工さん演じる向井が、
一発殴るシーンがあります。
自分だったらできるだろうかと、
考えてしまいました。
私だったら、
上から目線と言われても、
偽善者と呼ばれても、
拳を握りしめてしまうかも・・・・・
今話題になっているドラマ
「silent」でも、
手話講師をされている風間俊介さんが、
こういうことをしていると、
いい人だとか優しい人と思われると言います。
このセリフにドキッとさせられました。
風間俊介さんは「僕のいた時間」でも、
拓人の友人役で出演されています。
「silent」は、
難病により聴覚を失う主人公の物語です。
これも主人公は自分の病気から、
恋人と別れることを選択します。
「silent」は脚本と演出が
とてもきれいに合わさっているので、
見ていて胸が痛くなったり、
大事な人と照らし合わせて考えたり、
そんな気持ちで見ている方が多いのだと思います。
障害者を主人公にする難しさは、
登場人物の想いを、
自然な形でどれだけ伝えられるかにあります。
無理な演出やセリフがあると、
それだけで絵空事になってしまい、
見ている側も感情移入しにくくなります。
「僕のいた時間」は、
どんなにつらい状態でも前を見続け、
大切な人の為に死ぬことより辛いかもしれない、
一緒に生きることを選択します。
「silent」は病気に違いはありますが、
最後はこうなるのかな
という想像はつきますが、
それを裏切るような、
誰にとっても幸せが見つけられる、
そんなラストになれば嬉しいです。
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