2017年05月23日
退職。
不妊治療を、5年以上頑張っておられる方もたくさんいらっしゃいますし、
こんな、たった一度の陰性は、どんなに順調でもあたりまえのことです。
頭ではわかっていましたが、
私は少し心が弱っていました。
ホルモン補充周期での、胚移植だったので、
こないだの妊娠判定時、すぐに全てのホルモン剤をストップしました。
ホルモン剤の影響で、身体は妊娠初期のように熱く、胸は張って大きくなり痛かったんです。
それが急になくなったものだから、
なんだか、お腹にいた赤ちゃんかいなくなったような空虚で、なんとも悲しい気持ちになりました。
子宮壁にくっついた小さなかわいい卵の映像が忘れられません。
ホルモンの変化で精神も不安定で、
どうにも自己コントロールがむずかしく、ネガティヴな気持ちでした。
こういう気持ちは男性には理解し難いことで、
旦那さんも、「なんでたった一回でそんなに落ち込んでんの?」と、不思議に思うばかりで、気持ちに寄り添ってくれることはなかったです。
周りにも、流産したわけではないので、伝えるわけにもいかず、
わかってもらえる人がいないような、孤独な気持ちでした。
移植後から判定までの、体力仕事や、どんどん大きくなる、職場の妊婦さんたちのお腹や、休憩時間での私がいない間の同僚たちの、私の不妊の噂話や、部長に守ってもらえなかった不妊治療についてのプライバシーや、今までは我慢できたいろんなことが、なぜか我慢できなくなってしまいました。
主人の収入が安定してきたことや、
次の職場が決まらなければ、
独身時代に始めた定期預金を崩せばいいと、割り切り、
不妊治療は今しかできないことと、
自分に言い聞かせ、退職しました。
本来、私は責任感が強いです。
なので、辞めないでと言われたら、
自分を犠牲にしてでも、
辞めない人でした。
でも、そういう生き方をしてきて
思ったんですが、
自分が犠牲にしたものが、どれだけ大きく、一生後悔したとしても、
職場の人はそれほど感謝してくれないし、その感謝は、一瞬。
例え、どんなに人手不足だったとしても、自分が大きな役割を果たしていたとしても、職場が困るのはせいぜい3ヶ月くらい。ある程度の企業団体ならすぐに、立て直す。
どんなことでも、
自分の人生を左右する決断は、自分本位に考えても、人に責められる筋合いはないし、そんな人、人生に必要ない。
人の為になるにはまず自分が幸せになる。
と、そんな考え方になっていたので、
この時ももちろん人手不足でしたが、
退職しました。
社会人として失格でも構いません。
社会人になって初めての、勝手です。
こないだ、37歳の友達と食事しました。
その子は大手チェーンの取締役ですが、昔から結婚願望がとても強く、子供も持ちたいと考えています。
でも、今の彼と結婚するかもしれないけど、今忙しいから子供は2、3年は無理だなと言いました。
39歳から子作り初めて、
もし、2年できなければ41です。そこからいろんな検査して、本格的に不妊治療に入るにしても、42歳です。
人によっては採卵自体が難しくなっていきます。
そういうことを伝えたかったけど、
もしかしたら、友達に、焦ってると思われたくない強がりかもしれません。
なにも言えませんでした。
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