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2021年05月06日

必須アミノ酸は人体では合成できないから食事で


人が健康を維持する上で必要なことは適度な運動と適量の栄養素をとることがあげられる。

 ご飯やパンなど炭水化物を主体とした食事と緑黄色野菜、

果物と魚貝類だけでは必要な栄養素をとることは困難であると考えられるからである。

なぜなら、ストレスが多くまた、厳しい労働環境の中で仕事をし

生活すると人の体内では多くのビタミンやミネラルが消費される

だけでなく、多くの必須アミノ酸も消費される可能性が高い

からである。また、ストレス耐性と必須アミノ酸には深い関係があると考えられるからである。


1,アミノ酸とは

 アミノ酸はタンパク質を体内の酵素で何度か分解され小さくなった分子と

言える。アミノ酸には人の体内で合成できるものと、合成できないものとがあり、

合成するためにはタンパク質の食べ物を採る必要がある。

また、体内酵素の強弱も個人差によって異なる。

一方、体内で合成できないアミノ酸は食べ物で直接アミノ酸の形で摂取する必要がある。

この人の体内で合成できないアミノ酸を必須アミノ酸という。


2,アミノ酸の種類
 必須アミノ酸といわれるものは以下があげられる。
 1:トリプトファン
 2:フェニルアラニン
 3:メチオニン
 4:イソロイシン
 5:ロイシン
 6:バリン
 7:スレオニン
 8:リジン

 アミノ酸(体内にあったほうがよいとされるもの)
 1:アルギニン
 2:タウリン
 3:システイン


3,必須アミノ酸の種類と主な作用

 1)トリプトファン
  脳内で睡眠物質のメラトニンや神経の安定に作用する脳内物質セロトニンの材料となる。

  したがって、睡眠障害への効果やセロトニンの不活性が原因でおきる抑鬱状態、不安発作、
  衝動性などを抑える働きがあるといわれている。
  食物としてはバナナや牛乳、魚類に多く含まれる。


 2)フェニルアラニン
  種類としてDL型とL型が存在し、一般にDL型は精神や神経に有害であることがある。
   ここではL型について述べる。

  脳内では快感物質ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、甲状腺ホルモン
  などの原料になると言われている。

   したがって、ストレス耐性向上、抑鬱状態の改善、記憶力増進、肥満症の食欲抑制
  などに効果があると考えられる。
   食物としては肉類やチーズなどに多く含まれる。


 3)メチオニン
  体内で有害な重金属(鉛、水銀、カドミウム)などと結合し、体外に排出させる作用
 があると言われている。
 また、子供の多動症などに関係するといわれている。

  食物摂取で体に上記重金属が蓄積されないようにする働きがあり、重金属が蓄積されると体の痛みや
  高血圧、記憶障害などが生じるという報告がある。

  カドミウムは食品からだけでなくタバコ吸引によってもおきるという報告もある。
   食物としては牛乳や肉類に多く含まれる。


 4)ロイシン、イソロイシン、バリン
  脳内の過剰な興奮を抑え、情緒安定に必要である。

   また、記憶力増進や精神の活性に必要とも言われている。

  筋肉の増強に寄与すると言われている。
   

 5)スレオニン
  小腸の働きを良くし、消化吸収を高めると言われている。
食物としては魚類に多く含まれる。

 
 6)リジン
  抗体やホルモンの材料となり、筋肉の増強作用があると言われている。
   成長期の発育を抑制するとの報告もあることから子供での多量摂取はよくないと言われている。
   食物としては魚類に多く含まれる。  
  

 7)アルギニン
  体細胞の修復に寄与し、白血球の成長を助け免疫力を高める。

  脂肪の燃焼を助けるためダイエットに効果があると言われている。

   ただし、多量の摂取は皮膚や神経系に悪影響があるといわれ妊婦や子供には用いないとされている。
   栄養ドリンクなどに含まれている場合がある。

 8)タウリン
  中枢神経の興奮を抑え、緊張緩和に寄与すると言われている。
  栄養ドリンクなどによく含まれている成分でもある。

 9)システイン
  髪の毛の構成成分であり、不足すると男性の頭部脱毛の原因とも言われている。

  また、インスリンの過剰な分泌を抑える働きが有ると言われ、低血糖患者には有効との見方もある。
   糖尿や高血糖症者には有害と考えられる。
  食物として卵に多く含まれる。

このようにアミノ酸は特に人の精神状態を正常に保ち、気力や記憶力
免疫力、筋肉増強、体内臓器の運動などに必要と言われている。

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さかえ
中年で管理職でのストレスや長時間労働での過労やプレッシャーが続き、うつ病と不安障害を発症して失業し、何とか5年でほぼ治りました。一時期社会復帰について悲観的になりましたが、今は社会復帰して働いております。うつ病を治すには時間と運動と薬が必要だと思います。 治るために試行錯誤した内容や治癒に役立ったと思うノウハウを発信しております。
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