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2024年06月22日

親に甘えられなかったのではなく、甘える必要がなかったのかも

幼少期の親子の関係が、その子供が大人になるための人格形成に影響を及ぼす要因になっているとも言われています。

特に、親に十分に甘えられなかった子供は、大人になりきれないとも言います。

確かにそれも一理あると思いますが、私はもしかしたら、親に甘えられなかったのではなく、甘える必要がなかったのではないかと考えるようになりました。

大人になった自分が対人関係でうまくいかなかったりすると、子供の頃、親に十分に甘えられなかったからと言われたり、自分でもそう思うかもしれません。

大人になった自分が、子供の頃の自分をすべて受け入れることで、この悩みが少しずつ解消されたりします。

この時、原因が親にあると思ってしまうと、問題は解決しにくいでしょう。

さまざまな親がいることも事実ですし、中にはあり得ないような親もいるでしょう。

幼少期に親に甘えようとすると、何らかの問題が起きてしまったり、そのような状況に違和感を覚えたりした経験があるかもしれません。

もし、生まれた時から子供の精神年齢が親よりも高ければ、甘える必要がない可能性もあります。

この場合は逆に親が子供に甘えるパターンになるかもしれません。

他にも、親の圧力が強すぎたとしても、子供の方が精神年齢がかなり高ければ、悩みながらもうまく対処していくことができるでしょう。

親子関係はさまざまなパターンがあります。

いずれにしても、親に甘えられなかったことを後悔するのではなく、甘える必要がなかったと解釈することができれば、気持ちが少しは楽になれるかもしれません。

親子とは言えども、相手は自分ではないので、価値観も精神年齢も違います。

特に親子は近すぎる関係なので、気付きにくいかもしれませんが、自分から見たら、外の世界にいる人間の一人です。

子供は親の分身ではないですし、いくら子供とは言え、人格のある一人の人間です。

だからこそ、考え方が違って当然です。

親子だから同じでなければいけないということはないですし、むしろ他人の方が自分に似ていると感じることもあるでしょう。

親から見れば、子供は世界で一番大切な存在かもしれませんが、子供から見た親は、その捉え方が違って見えます。

子供はいつかは巣立っていくもので、表面的にはどうであれ、親はそれを心から応援してくれるありがたい存在です。

親子関係は時には難しいこともあります。

しかし、親子関係をもっと広い視野で捉えて見てみることも、場合によっては必要かもしれません。

そうすることで、親子関係の問題解決の糸口が見つかり、お互いの負担が軽減することで、気持ちが少しでも楽になれることを願っています。
posted by えすさん at 01:19| tubuyaki
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