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2014年07月10日

中公新書の魅力

中公新書の魅力はなんといっても、内容にあるだろう。各分野の一流の学者たちがそれぞれの領域について、最新の学説をわかりやすく、啓蒙的なスタイルで紹介してくれることにある。1000円以下で歴史などの人文科学から自然科学、社会科学を網羅し、多用な世界を繰り広げている。引き続き中公新書について、内容ではなく本本体について調べたことを記してみたい。

中公新書はなんといっても帯が素晴らしい。様々な色の帯があるが、途中からデザインが変わり今は白地で大きなタイプの帯になった。従来より、帯のキャッチコピーも非常にハイセンスでエレガント。今後こちらでも紹介する予定だが、読者が読みたくなるような推薦文や内容紹介が実に心憎い。当時はビニールカバー(ビニカバと略)で、内容について簡潔かつわかりやすくキャッチフレーズがつけられた紙の帯で、濃い緑のカバーと調和している。本全体がほしくなるような作りになっているといえるかもしれない。ちなみに1〜937番までは、ビニカバ・帯で完本。また28番の『豊臣秀吉』から200番までは内容に関する栞が同封され、栞帯もついている。マニア泣かせのスタイルになっている。

また『音楽の現代がはじまったとき』(通し番号938番)からビニカバではなく、現行のカバー体制になった。ビニカバは古くなると経年劣化のため縮んでいくために、本本体が折れたり、ビニカバが入らなくなってしまい、悲しいことになることもある。またヤニなどが付くと、塩ビのカバーのためか取りにくいことこの上ない。

ということで、ややマニアックな話になったが中公新書の全貌を明らかにする旅を今後も探求していきたい。

お勧めの中公新書についてはNaverまとめも併せて参考にしてほしい。

posted by empirestar at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書
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