2019年11月06日
通訳案内士になりたい人へ。通訳案内士はこんな仕事です。
こんにちは、不安をFunに変える、英会話向上隊、はなりです。
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通訳案内士になりたい人へ
さて、今日は私のお仕事のお話をしたいと思います。
私は通訳案内士として、全国津々浦々、外国人観光客と旅しながら日本の文化や歴史を英語で紹介しています。
通訳案内士に興味はあるけれど、色々と不安もある。
迷っている人に通訳案内士のお仕事とはどんなものなのか?
紹介したいと思います。
通訳案内士の資格は必要?
以前、通訳案内士は独占業務で、通訳ガイドの仕事は資格がないと出来ない仕事でした。
しかし、法律が改正され、今は資格がなくても出来るようになりました。
じゃあ、資格なんて取らなくてもいいのね!
そう思われるかもしれませんが、実際に通訳案内士として仕事をするには、資格取得をおススメします。
その理由は3つ
- 旅行会社によっては有資格者のみに仕事を依頼するところも多い
- お客様からの信用度が高くなる
- 観光施設によってはガイド証の提示を求められる
まず、通訳案内士というのは、フリーランスですので、どこか特定の会社に所属しているわけではありません。
つまり、資格がなければ、どこのだれか、信用材料がないのです。
きちんと勉強していない、素人に任せられない。
そう考えると資格があるのとないのとでは、得られる仕事量が変わって来ます。
また、これは私の問題かもしれませんが、外国人にとって、日本人はかなり若く見えるそうです。
なので、大学卒業して何十年も経っている私でも「学生?」と聞かれます。(これは喜んでいいんですか?!)
見た目だけだと学生のアルバイトがやってきた!と不審がる人も少なからずおられ、そういう時にライセンスがあると、ちゃんとプロのガイドであるということが分かって頂けます。
そして、観光施設によってはガイド証の提示が必要となりますので、全国回って仕事するのであれば、ガイド証がないというのは、非常に大きなデメリットであると思います。
通訳案内士としての仕事
通訳案内士はフリーランスですので、複数の旅行会社と委託契約し、仕事を請け負います。
なので、私はまず、資格取得後、色々な旅行会社に営業に行きました。
実は初年度が一番取引している会社が多かったのですが、徐々に減ってきています。
え?仕事減っているの?
いえ、実は逆で、1社から受ける仕事の量が増えており、お仕事の多い会社に絞っているのです。
特に通訳案内士を本業として稼ぐ場合、1日だけのツアーより、1週間〜10日間ほどの長いツアーを担当した方が効率がいいため、私の場合、長いツアーをやっている会社がメインになっています。
となると、必然的に大手旅行会社との取引が多くなってきています。
仕事が決まったら、ツアーの準備を行います。
- 旅行スケジュールの確認
- 旅行会社との打ち合わせ
- スクリプトの準備
- 荷造り
旅行会社からスケジュールや、予約表など、必要書類が送られて来ます。
それを確認し、必要であれば、旅行会社の担当者と打ち合わせを行います。
また、ツアーが始まる前に何を説明するか、スクリプトも準備します。
最初のころは、スクリプトの準備に大慌てだったのですが、一度スクリプト作ってしまえば、2度目は同じものを使いまわせるので、段々とラクになっていきます。
最近では、行った事ないところに行くことも徐々に減っており、スクリプトはマイナーチェンジくらいで、新たにイチから作ることが本当に減りました。
始めたばかりのころは、初めて行くところを案内するのはかなり緊張しましたが、段々と、同じところばかり行くと飽きてきたので、新しいところ行きたいと思うようになりました。
こうなると、ちょっと余裕が出て来たのかなと思ったりします。
最近では、スクリプトより、道順の確認の方が時間がかかります。
歩いて行く場合、どこを通ると効率がいいか。
どこが安全か
どこなら通れるか
迷うとカッコ悪いので、出来るだけ迷わないように、入念に道の確認をします。
初めて行ったところだと迷う可能性大なので、事前に下見に行くこともあります。
しかし、最初のころの失敗。
下見に行ったのに、駐車場の場所を確認しなかったために、駐車場から観光地が離れていて、迷った!
なんてこともあります。
私は車の運転が出来ないので、基本的に電車移動のため、駐車場の場所を確認せずに帰って来て、当日冷や汗をかいたこともあります。
また、たばこを吸わないので、喫煙場所の確認を忘れてしまうこともしばしば。
下見の際も細かいところまで確認することが大切だと失敗しながら学びました。
いざ出陣!
何度やっても、やっぱり初日が一番緊張します。
初めて会う人ですからね。
元々人見知りだし。
英語の通訳案内士は特に色々な国の人を担当します。
東南アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、中東etc...
お国柄も違うし、年齢によっても興味の対象が違うので、初日でどういうキャラの人たちか見極めるようにしています。
観光地での説明、食事のケア、イレギュラー対応、トラブル対応など、長時間勤務の日でもあっという間に1日が過ぎてしまいます
病気になったり
パスポート無くしたり
渋滞に巻き込まれてスケジュールが大幅に狂ったり
同じツアーは一つもないです。
そして、毎回色々なことが起こるので、どんどん精神的にも強くなっているなと思います。
ツアーの後は?
さて、長いツアーもようやく終わり、別れを惜しみながら帰っていく皆さんを見送った後、まだ一仕事あります。
ツアーでかかった費用を旅行会社に請求するために、請求書を作成します。
当然ですが、ツアーが長くなればなるほど、作業量が多くなります。
なので、余裕があるとき、ホテルに帰った後などに少しずつ作業をするようにしています。
この請求書を旅行会社に送ってやっとお仕事終了です。
まとめ
かなりざっくりとした紹介になりましたが、少しはイメージつかんで頂けたでしょうか?
大変な仕事ではありますが、でも色んなところ行けるし、世界中に友達が出来るし、楽しいこともたくさんあります。
また、稼げない仕事と言われていたりするようですが、少なくとも私は通訳案内士だけで生活出来るくらいには稼げています。
聞いていた話とやってみるのとでは、違います。
なので、もし興味がある、ということであれば、挑戦してみてはいかがでしょうか?
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