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2014年10月03日

エボラ出血熱、取材中の米NBCカメラマン、エボラ感染し発症

はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱、取材中の米NBCカメラマン、エボラ感染し発症】をお届けします。



米テレビ局NBCは2日、
西アフリカのリベリアでエボラ出血熱の取材をしていた同局の
米国人男性カメラマン(33)がエボラ出血熱に感染し、
発症したと発表した。

 

米メディア関係者の感染確認は初めて。
近く、
治療のためチャーター機で米国に帰国する。

 

カメラマンはフリーで活動していたが、
同局が9月30日に現地で採用。
翌10月1日に体調不良を訴え、
2日に国際NGO「国境なき医師団」で診察を受けたところ、
感染が確認された。

 

一緒に取材していた同局の医療担当特派員らも、
念のため米国に帰国し、
最長潜伏期間である21日間にわたり、
隔離された状況で経過を観察する。

 

米国ではこれまでに、
西アフリカで支援活動中に発症した医師ら5人が帰国、
3人が既に退院した。



アメリカの動きは機敏ですね。
結果を見守りたいと思います。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar

エボラ出血熱、エボラ患者の家族を自宅アパートで隔離

はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱、エボラ患者の家族を自宅アパートで隔離、シーツもそのまま】をお届けします。



リベリア人男性が米国に入国した後にエボラ出血熱を発症した問題で、
この男性のパートナーの女性がテキサス州の自宅アパートで家族と共に隔離され、
悲惨な生活を強いられていると訴えた。
当局者によると、
2日の時点でこの女性や家族にエボラの症状は出ていないという。



米国でエボラを発症したのはリベリア国籍のトーマス・エリック・ダンカンさん(42)。
9月20日に米国に到着し、
パートナーの女性が家族と住むテキサス州のアパートに滞在中に発症した。
女性はCNNの取材に対し、
アパートでの隔離生活の様子を説明。
ダンカンさんが使ったシーツやタオルもまだそのまま残っているという。



女性によると、
ダンカンさんは米国に到着した3日後の9月23日に頭痛や発熱の症状が出て、
同州ダラスの病院を受診した。
しかしダンカンさんがリベリアから来たことを2度も告げたにもかかわらず、
抗生剤を処方されただけで帰宅させられたという。



ダンカンさんは9月28日にこのアパートから救急車で病院に運ばれ、
エボラウイルス感染が確認された。



女性は現在、
ダンカンさんが発症した時点でアパートにいた10代の子ども1人と20代のおい2人と共に隔離されている。
ダンカンさんが使ったタオルはどうしていいのか分からず、
ビニール袋に入れてあると話した。



テキサス州の当局は、
このアパートに
「衛生問題」
があることを認め、
女性と家族を別の場所に移ってもらう準備を進めていると説明。
疾病対策センター(CDC)は2日、
医療廃棄物取扱い業者をアパートに向かわせたことを明らかにした。



このアパートのある集合住宅は2日夕、
暴風雨のため停電に見舞われた。
空調が効かなくなったため住民はドアを開け放っている。



女性たちは21日間の隔離期間中、
外出できない状態にある。
女性は定期的に自分と家族の体温を測っていると話し、
どうやって食事を調達すればいいのかも分からないと訴えた。



当局者は2日になって、
女性と家族に食事を届けていると説明した。
アパートは地元の警察官が監視していて、
当局者によれば、
女性や家族が
「外出禁止の要請に従わなかった」
場面もあるという。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar

エボラ出血熱、4人を隔離「接触可能性」の100人調査

はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱、4人を隔離「接触可能性」の100人調査】をお届けします。



西アフリカのリベリアから先月米国に入国した男性がエボラ出血熱を発症した問題で、
米疾病対策センター(CDC)は2日、
約100人を対象に男性と接触があったかどうか調査中だと明らかにした。
 


このうち接触したと思われる
「少数」
の人々を特定し経過観察を実施。
フリーデンCDC所長は
「米国内での一切のエボラ拡散を阻止できる自信がある」
と強調した。
 


CNNテレビは経過観察対象者を「12人以上」と伝えた。
男性はテキサス州ダラスの病院で隔離治療を受けており、
深刻な容体。
観察対象者には親族や医療関係者らが含まれ、
男性が滞在したダラスのアパートで密接な接触があったとみられる4人がアパート内に隔離され、
外出を禁じられた。
これまでのところ体調を崩した人はいない。 



米国内で初のエボラ出血熱感染者が見つかった問題で、
患者の男性が最初に米テキサス州ダラスの病院を受診した時点でリベリアから来たと告げたにもかかわらず、
病院側は男性を入院させないまま帰宅させていたことが2日までに分かった。
米国立アレルギー感染症研究所が明らかにした。

同研究所によると、
男性の渡航歴が記録されていたにもかかわらず、
その事実が医師に伝わらないまま見過ごされてしまったという。



同病院も30日、
渡航歴が完全には医師に伝わっていなかったことを認めた。
男性は9月25日に急患としてこの病院を受診。
低い熱と腹痛などの症状があったものの、
「入院が必要な容体ではなく、
エボラ特有の症状も出ていなかった」という。
男性は血液検査は受けたもののエボラの検査は受けず、
医師が抗生剤を処方して帰宅させた。



その3日後、
男性はこの病院に運ばれ、
エボラ感染の疑いがあると診断されて隔離された。



米疾病対策センター(CDC)は全医療機関に対し、
エボラと一致する症状がある患者には渡航歴を尋ねるよう促した。



知人によると、
患者は42歳のリベリア国籍の男性で、
家族や友人を訪ねるために、
今回初めて渡米した。
CDCによれば現在も容体は重く、
集中治療室で治療を受けている。



テキサス州ダラスの市長は、
この男性が約20人と接触していたことを確認したと語った。
CDCのチームがダラス入りして男性と接触した可能性のある人を特定する作業を進めている。



接触が確認された人の中には学校に通う子ども5人も含まれる。
この5人は自宅で経過を観察しているが、
休校などの措置は取っていないという。



ユナイテッド航空の広報はCDCからの情報として、
男性が同航空を使って米国に来たと話していることを明らかにした。
ベルギーのブリュッセルから米ワシントンのダレス空港を経由して、
9月20日にダラスのフォートワース空港に到着したと思われる。



同航空はCDC長官の話として、
「患者が使った便で感染するリスクはない。
発症したのは到着してから数日後であり、
旅行中に人を感染させる恐れはなかった」
と強調した。



エボラが流行しているリベリア、
ギニア、
シエラレオネからの渡航者は全員、
出発前と到着後に検査を受ける。
しかし男性の場合、
具合が悪くなったのは米国に到着してから数日後だったと話していることから、
検査には引っかからなかったと思われる。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar

2014年10月02日

エボラ出血熱、米でエボラ発症の男性、最初は渡航歴見過ごされ帰宅

はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱、米でエボラ発症の男性、最初は渡航歴見過ごされ帰宅】をお届けします。



米国内で初のエボラ出血熱感染者が見つかった問題で、
患者の男性が最初に米テキサス州ダラスの病院を受診した時点でリベリアから来たと告げたにもかかわらず、
病院側は男性を入院させないまま帰宅させていたことが2日までに分かった。
米国立アレルギー感染症研究所が明らかにした。

同研究所によると、
男性の渡航歴が記録されていたにもかかわらず、
その事実が医師に伝わらないまま見過ごされてしまったという。



同病院も30日、
渡航歴が完全には医師に伝わっていなかったことを認めた。
男性は9月25日に急患としてこの病院を受診。
低い熱と腹痛などの症状があったものの、
「入院が必要な容体ではなく、
エボラ特有の症状も出ていなかった」という。
男性は血液検査は受けたもののエボラの検査は受けず、
医師が抗生剤を処方して帰宅させた。



その3日後、
男性はこの病院に運ばれ、
エボラ感染の疑いがあると診断されて隔離された。



米疾病対策センター(CDC)は全医療機関に対し、
エボラと一致する症状がある患者には渡航歴を尋ねるよう促した。



知人によると、
患者は42歳のリベリア国籍の男性で、
家族や友人を訪ねるために、
今回初めて渡米した。
CDCによれば現在も容体は重く、
集中治療室で治療を受けている。



テキサス州ダラスの市長は、
この男性が約20人と接触していたことを確認したと語った。
CDCのチームがダラス入りして男性と接触した可能性のある人を特定する作業を進めている。



接触が確認された人の中には学校に通う子ども5人も含まれる。
この5人は自宅で経過を観察しているが、
休校などの措置は取っていないという。



ユナイテッド航空の広報はCDCからの情報として、
男性が同航空を使って米国に来たと話していることを明らかにした。
ベルギーのブリュッセルから米ワシントンのダレス空港を経由して、
9月20日にダラスのフォートワース空港に到着したと思われる。



同航空はCDC長官の話として、
「患者が使った便で感染するリスクはない。
発症したのは到着してから数日後であり、
旅行中に人を感染させる恐れはなかった」
と強調した。



エボラが流行しているリベリア、
ギニア、
シエラレオネからの渡航者は全員、
出発前と到着後に検査を受ける。
しかし男性の場合、
具合が悪くなったのは米国に到着してから数日後だったと話していることから、
検査には引っかからなかったと思われる。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar

最強の抗生物質も効かない薬剤耐性の悪夢の細菌が増加

おはようございます、ecarです。
今日は【最強の抗生物質も効かない薬剤耐性の悪夢の細菌が増加】 をお届けします。



米疾病対策予防センター(CDC)が5日明らかにしたところによると、
米国の病院では治療が難しく、
ときにはまったく治療が不可能なこともある感染症の症例が増えており、
感染が医療機関外の健康な人々にまで広がる恐れがあるという。
 


犯人はenterobacteriaceae(腸内細菌科)として知られる細菌の一種で、
消化器官に通常存在するが、
ぼうこう、
血液など本来存在していない器官に到達すると、
感染症を引き起こす可能性がある。 
CDCは今回の報告で、
この細菌の薬剤への耐性が上がっているとして問題の深刻さを初めて指摘し、
感染を検知・予防する方策を果敢に講じることが流行阻止に効果的だろうと述べた。
 


CDCによると、
カルバペネム系と呼ばれる強力な抗生物質
(悪性感染症の治療の最終手段として使われることが多い)
に耐性を持つ腸内細菌への感染の比率は、
2011年時点で4.2%と10年前の1.2%から増えている。
それらの腸内細菌の中で最も厄介な部類とされるクレブシエラ(グラム陰性の桿菌)ではさらに顕著で、
薬剤に耐性を持つ細菌の比率が10.4%と、
10年前の1.6%を大きく上回っている。
 


これらはカルバペネム耐性腸内細菌(CRE)と呼ばれる。
これによる血流感染が起きると、
約半数もの患者が命を落とす。
 


CDCのトム・フリーデン所長は記者会見で、
「CREは悪夢の細菌だ」と述べ、
「われわれの持つ最も強力な抗生物質が効かないため、
感染した患者にはなすすべがないと言っていい」
と付け加えた。
 


CREの感染症は、
院内感染の原因で最も多いメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による感染症ほど広がっていないものの、
昨年上半期に短期入院型の病院でCRE患者が少なくとも1人いた病院の比率は4%近く、
長期型の急性期病院では18%近くに達した。
またCDCによると、
薬剤耐性を持つクレブシエラへの感染は、
10年前にノースカロライナ州の1件の医療機関で初めて確認されたが、
現在は42の州で報告されている。
 


CDCの当局者は病院や医療機関に感染の予防策を取るよう呼び掛けている。
手洗いを励行する、
カテーテルや人工呼吸器といった医療器具をできるだけ早く患者から取り外す、
感染した患者を隔離する、
感染拡大を防ぐためCRE患者に専用の病室、
器具、
スタッフを準備する−−といったことだ。
コロラドやフロリダなど多くの州はこういった予防策を通じて流行を阻止できているという。
 


CDCの医療関連感染予防プログラムの副責任者、
アージュン・スリニバサン博士は、
「今行動すれば、
より大きな問題になる前にこういった薬剤耐性細菌の感染を制御できる」
と述べた。
 


スリニバサン博士によると、
MRSAは市場に出回っている比較的新しい抗生物質で治療可能だが、
CREは治療の選択肢がほとんどなく、
新薬が早期に開発される見込みもない。
それに加え、
CREは抗生物質への耐性を他の細菌に伝えられる。
同博士は、
潜在的に治療不可能な感染症が医療機関の外に広がり、
他の健康な人々にまで及ぶ恐れがあると警告した。
 


CRE感染に関する懸念は近年、
強まっている。
11年にはメリーランド州ベセスダにある国立衛生研究所の施設で薬剤耐性を持つクレブシエラの感染が広がり、
感染した18人のうち11人が死亡した。
科学者らはこの感染ルートについて、
院内で感染例が確認される3週間前に退院した1人の患者から広がったことを突き止めた。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
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それでは、「ごきげんよう!」ecar

キッチンスポンジの捨て時は?

おはようございます、ecarです。
今日は【キッチンスポンジの捨て時は?】 をお届けします。



家庭にあるスポンジは矛盾をはらんでいる。
食器や調理台をきれいにするために使うのに、
水や汚れを含んでいるため細菌の温床になっていることだ。
クリーブランド・クリニックのウェルネス・エンタープライズの
メディカルディレクター、
ロクサーヌ・スコル氏からスポンジを交換すべき時期を聞いた。



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大量の細菌

スコル氏によると、
おろしたての新しいスポンジにはほとんど細菌はない。
だが、
普通に使って2週間もすると、
スポンジは家の中でも特に汚い物体になっているかもしれない。
アリゾナ大学が過去10年に発表してきた調査結果によると、
スポンジ1平方インチ(6.4516平方センチ)当たり1000万の細菌が潜んでいる恐れがあり、
トイレの便座の20万倍も汚いこともあり得る。
 


スコル氏は、
環境科学の分野で7年を費やし、
現在は予防医学の分野が専門だ。
スポンジは
「誰かが触ったとたんに汚染される」
と話す。



隠れる場所はほぼ皆無
 
ポリウレタンフォーム(発泡ポリウレタン)、
セルロース、
天然素材、
布。
スコル氏の知る限り、
スポンジの種類によって細菌がずっと少ないということはない。
同氏が家で使っているのは、
フォームスポンジだ。
ほかに比べ、
穴が小さめで均一性が高いことが多く、
細菌が潜む余地が少ない。
特にナイロンメッシュで包むとそうなる。
メッシュが傷んだら、
スポンジを捨てる時期がきたしるしだ。
 

スポンジは気温の低い冬のほうが長持ちする。
だが、
天候にかかわらずひと月に少なくとも2回から4回は換えたほうがいいという。



漂白よりいい方法
 
スポンジを清潔にしてサルモネラ菌、
大腸菌、
その他有害な細菌を寄せ付けない方法はいくつかある。
 


抗菌石けんとお湯である程度の効果が得られる。ただ、
完全に殺菌できるほどお湯が熱いことはまれだという。
 


米農務省が2007年に行った調査によると、
スポンジを食洗機にかけたり、
ぬらして電子レンジで60秒温めたりすると、
細菌は100%近く減った。
レモンジュースに浸すと37%、
10倍に薄めた塩素系漂白剤では87%が死滅した。
 


レンジや食洗機を使う場合、
プラスチック製のメッシュや針金が溶けたり火花を散らしたりしないよう注意が必要。
レンジにかける前に十分にぬらして火が出ないようにしなくてはならない。



最後に
 
調理台については、
スコル氏は使い捨てのペーパータオルや化学繊維を使っている。
細菌だらけの台所スポンジを捨てる前に家の掃除に使うこともあるという。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar

病院はなぜ患者から医師に「手を洗いましたか」と尋ねさせるのか

おはようございます、ecarです。
今日は【病院はなぜ患者から医師に「手を洗いましたか」と尋ねさせるのか】 をお届けします。



研究によると、
何年にもわたる医師や患者への教育にもかかわらず、
医療従事者が石けんや水、
アルコールジェルなどで手を洗うという規則の順守率は50%にすぎない。
二つの新研究では、
患者は医師やスタッフに手を洗うよう求めることに10年前よりも苦痛を感じているという。
 


病院は、
不必要なカテーテルをやめたり、
手術前に患者の皮膚を抗菌石けんで洗ったりすることで、
過去4年間に一部の感染症を減らすことができた。
一部の病院では、
厳しい手洗い規則を導入して順守率を100%近くにまで高め、
また一部では、
指定されたスタッフが同僚の衛生管理状態を監視している。
病院の共同購入事業を行うプレミアのジーナ・パグリース氏によると、
一部の病院は手洗いの改善は規則順守や、
これを無視する医師に対する勤務資格の一時停止などによるものだとしている。
2010年の研究によると、
ケンタッキー大学医療センター(レキシントン)の医師の勤務資格停止を含む罰則の導入によって順守の度合いが高まったという。



とてもシンプルな要求だが、
病院の一室で弱さや恐怖、
居心地の悪さを感じる患者やその家族にとっては、
この問題はとても脅威となり、
「手を洗いましたか」
などとは言い出せない場合がある。
 


病院は、
抗生物質に耐性を持つ感染症への不安が高まる中で、
患者たちにもっと自己主張をするよう求めている。
 


手を完全に清潔に保つことは医療に関連した感染症を減らす上で最も大事なことだ。
米疾病管理予防センター(CDC)によると、
病院はもとより、
介護施設や外来手術センター、それに医院も含めて、
年間100万人が感染症にかかり、
これによって10万人近くが死亡している。
 
 

電子式センサーや赤外線画像装置、
ビデオカメラなどを使って手洗いの監視をする病院が増えており、
一部では病室に入る前に手洗い室を使ったかどうか無線で管理するバッジをスタッフに付けさせている。
一部の監視システムは患者の関与を高めるようになっており、
スタッフが病室に入ってくる時に患者に声をかけさせるためのアラート音が鳴る。
 


CDCは「手洗いが命を救う」という題名のビデオを1万6000本作り、
患者が入院時に見せるようにしている。
ビデオでの一つのシナリオでは、
医師が病室に入ってくると、
患者の妻が「先生、
大変失礼ですが、
ここへ来る前に手を洗ったかどうか尋ねてもよろしいですか」
と言うと、
医師は「部屋に入る直前に手を洗いました」と答える。
すると妻はさらに、
「できましたら、もう一度私の前でしていただけませんか」
と頼んでいる。
 


10年の研究では、
シンシナティに本部を置くカトリック・ヘルス・パートナーズが運営する17の病院は患者にこのビデオを見せたが、
その後医療スタッフに手を洗うよう求める患者の比率、
それにそう要求されたと報告した医師と看護師の比率が高まったという。
CDCの院内感染症予防を担当するジョン・ジャーニガン氏は
「手洗いはおそらく、
患者を感染症から守る上で医療従事者ができる最も重要なことだ」
と指摘し、
患者が声に出して言えば、
「安全の文化」
を創り出すのに役立つと述べた。
 


NPOの感染管理・疫学専門家協会は10月にキャンペーンを開始し、
手洗い励行で患者がいかに能動的な役割を果たせるかを説明したポスターを1万5000の病院に郵送する計画だ。
同NPOは、
医療スタッフに手を洗うよう要求し、
病院の部屋が不潔に見える時はこれを清掃するよう要求するよう患者に求めている。
 


レキシントンの感染症予防コンサルタント、
キャロル・マクレイ氏は「われわれはずっと以前から、
医療従事者の手指の衛生状態改善を訴えてきているが、
ほとんど進展は見られない」とし、
「患者とその家族が声を上げられるよう力を与え、
その役割を理解してもらう」と話している。
 


一部の病院では
「手洗いが済んだかどうか私に聞いてください」
と書かれたポスターやプラカードを貼ったり、
スタッフにバッジを付けさせたりしている。
フィラデルフィア小児病院の小児感染症担当の医師スーザン・コッフィン氏は、
多くの善意の努力が払われているが、
「これらのバリアの一部を克服するにはまだ不十分だ」
と指摘した。
同氏は今年6月にAmerican Journal of Infection Control誌に掲載された研究の共同執筆者。
この研究によると、
84%の親は感染症のリスクを承知しているが、
病院スタッフに手を洗うよう求めるとしているのは67%止まりだった。
これは、
そんなことを言うのが失礼に見えたり、
スタッフの権威を損ねたりするのではないかとの懸念が主な理由だった。
ただ、
スタッフが受け入れる用意があるならそうすると答えた親は92%に上った。
コッフィン氏は、
同病院はこうした会話を日常的にできるようにしようとしていると述べた。
 


9月にInfection Control and Hospital Epidemiology誌に載った研究では、
ピッツバーグ大学医療センター(UPMC)の患者の3分の1は医師が手を洗わなかったのを見たと答えたが、
3分の2近くの患者は手の衛生状態について医師に何も言わなかったとしている。
この研究によれば、
ほとんどの患者は医師に手洗いを求めるのが自分たちの役割だとは考えておらず、
これを要求した場合の医師からの報復を恐れているという。
 


医学部准教授のグレゴリー・バンプ氏は、
患者は手洗いについては医師よりも看護師の方が要求しやすいとし、
「白衣には医師に挑戦しにくくする何かがある」
と語った。
同氏は、医師は患者の要求に抵抗したり、
頑固に受け入れなかったり、
さらには患者の言葉に敵意を持ったりする可能性があると話している。
 


UPMCの研究では、
患者らは感染症や手洗いに関する情報を受ける代わりに、
むしろ病院スタッフが手を洗ったかどうかを示すボタンやライトを身に付けてくれた方がいいと思っていることも明らかになった。
UPMCはスタッフが手洗いをしたかどうか測定・追跡できるシステムや、
スタッフが病室に入る前に手洗いをしたかどうか尋ねることを患者に喚起させるコンピューター音声システムの開発を進めている。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar

青果の細菌、水洗いで流れるか?

おはようございます、ecarです。
今日は【青果の細菌、水洗いで流れるか?】 をお届けします。



新鮮な果物や野菜を食べることは栄養面でメリットが大きいが、
微生物が付いていないことを確かめることも基本だ。
ドイル氏は
「いつも流水で洗う」
という。
では、
着ているシャツでリンゴを拭くという昔ながらの方法はどうか。
同氏によれば、
「ペーパータオルでリンゴをこすると摩擦で細菌が取り除かれることを示す研究が
(複数)ある」
という。
「そのため、
シャツで一所懸命にこすれば、
同じ効果がありそうだ」



オーガニック(有機栽培)果物や野菜を生で食べるケースが増えている。
それに伴い多くの消費者が、
青果の洗い方が正しいのかどうか不安を持つようになった。
ジョージア大学の食品病原菌学教授で同大の食品安全センター
(Center for Food Safety)ディレクター、マイケル・ドイル氏から、
新鮮な食品の洗い方について意見を聞いた。



敵が潜む場所

ドイル氏は、
収穫した果物や野菜には主に2つの懸念があると話す。
このうち農薬についてはあまり気にしていないが、
微生物について心配しているという。



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微生物の中では、
サルモネラ、リステリア、
一部の大腸菌が特に深刻な脅威だ。
これらの微生物で具合が悪くなるのは、
肉を食べた人より果物や野菜の食べた人のほうが多い。
細菌は、
汚染された下水を通して広がることもあり、
青果、
特に葉物野菜の表面に付着する恐れがある。
 ドイル氏は
「青果は水道水で洗うと、
リステリアその他細菌が潜んでいることの多い表面の土や残留農薬が減るはずだ」
と話す。
だが、
カットされている葉物野菜の奥深くに有害なバクテリアがあったら、
「家でさらに洗っても役に立たない」
という。



袋の中
 
ドイル氏によれば、
袋入りのレタスは2度洗い済みだとうたわれていても、
加工施設の水に入った細菌が洗う対象の青果に付着することもあり得る。
また、
レタスやほうれん草はいったん切ってしまうと、
表面の細菌が葉の間に封じ込められる可能性がある。
「そうなったら、何をしても洗い流すことはできない」という。
「そうしたことから、袋入りのサラダやカット野菜(グリーン)は最近、
食品由来の病気が拡大する最大級の要因になっている」
 


同氏は、
レタスはカットされた袋入り商品でなく、
丸ごと買うよう勧めている。
「外側の葉をはがし、
手を洗い、
それから残りの葉を水で洗う」ことだという。
バジル、
ローズマリー、
パセリといったハーブも洗うべきだ。
青果は他の細菌源である生の鶏肉などとは離して保存すること。



さらに用心

果物や野菜を漂白剤、
酢、
レモン汁などを入れた自家製の溶液に浸すのは構わないが、
有害な細菌や微生物を全て殺せる公算は小さい。
市販の洗浄剤のほうが多くの細菌や微生物を消滅させられることがわかっているが、
切っていない青果の大半は流水で20秒も洗えば十分なはずだ。
これを
「長くしても大差ない」
とドイル氏は言う。
水温を上げるのもやはり無駄で、
細菌を破壊するほど熱い湯を使えばレタスはしなびてしまう。
 


むくのもいい。
「長期で海外を訪れる際には、
外側の葉を取り除くことが病気を避ける戦略の1つだ」



リスクが高いのは
 
食品中の少量の細菌は大半の人には影響しない。
だが、
高齢者、
子ども、
妊婦はリスクが高いため、
青果を食べる前に丹念に洗うべきだ。
ドイル氏は、
アルファルファやもやしを生で食べないようみなに勧めている。
「栽培と洗浄の方法から、
害がないと確信できない」ためだ。
ドイル氏は
「もやしは好きだし食べる。
だが、
熱々のフォー(ベトナム料理)に入れてからにしている」
という。
 


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紙幣に膨大なバクテリア「口にお金を入れる」のはやめよう

おはようございます、ecarです。
今日は【紙幣に膨大なバクテリア「口にお金を入れる」のはやめよう】 をお届けします。



1ドル紙幣に関する遺伝物質の分析の結果、同大学の研究者たちは、
全部でざっと3000種類のバクテリアを特定した。
これは、
顕微鏡でサンプルを検査した従来の調査結果よりも何倍も多い。
それでも、
人以外のDNAは全体のわずか20%前後にとどまっている。
これは遺伝子データ銀行に登録されていないDNAが非常に多いからだ。



ダーティーマネー(汚いお金)の話をしよう。
科学者たちは、
紙幣には驚くほどの数のバクテリアが住んでいることを発見した。
英語にPut your money where your mouth is
(あなたの口にお金を賭けよ=ことばで言うよりまず実行を)
ということわざがあるが、
文字通り
「あなたの口にお金を入れる」
のはおやめになった方がいい。
 


米ニューヨーク大学の「ダーティーマネー・プロジェクト」の研究者たちは、
ドル紙幣に付着しているDNAの最初の包括的調査で、
銀行紙幣が人の手から手に渡るにつれて、
それが何千種類ものバクテリアを交換する媒介と化していたことを発見した。
  


発見した最も多い種類は、
アクネ菌(皮膚に生息する微生物の一つ。
にきびや吹き出物の原因を作り出す)だ。
その他では、
胃潰瘍、
肺炎、
食品中毒、
ぶどう球菌感染症にリンクした種類の細菌だ。
一部には抗生物質耐性を担う遺伝子があったという。
 


「ダーティーマネー・プロジェクト」
を実施したニューヨーク大学ゲノミクス・システム生物学センターのジェーン・カールトン所長は
「それはわれわれにとって驚くべきことだった」
と述べ、
「われわれはお金の上での微生物の成長を発見したのだ」
と述べた。
 


彼らの研究(未公表)によって、
ダーティーマネーという国際的な問題を垣間見ることができる。
ルピーからユーロに至るまで、
紙幣は世界で最も頻繁に受け渡しされる品目の一つだ。
衛生学者たちは長年、それが感染源になり得ると懸念してきた。
 


特殊な銀行紙幣用紙を製造して23カ国に提供しているイノービア・セキュリティのフィリップ・エティエンヌ社長は
「体温と同じ温度になる財布はシャーレ(ペトリ皿)のようなものだ」
と述べた。
 


各国の中央銀行や財務省は、
紙幣について微生物上の問題よりも偽造や耐久性を心配するのが通常だ、
と幾人かの通貨専門家は言う。
世界中で流通する新たな銀行紙幣は年間約1500億枚で、
政府は所有に適した紙幣を人々に供給するため年間約100億ドル(約1兆円)支出している。
 


米国の1ドル紙幣は、コットンとリネンの混合繊維で、
わずか21カ月しか持たない。
米連邦準備制度(FRS)は今年、
8億2670万ドルを投入して新紙幣78億枚を製造する。
額面総額は2971億ドルに達する。



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紙幣をもっと長持ちさせるため、
カナダからブータン王国に至る諸国は柔軟性のあるプラスチックポリマーフィルムのシートに銀行紙幣の図案を印刷している。
それが微生物面にも影響するようになっている。
 


オーストラリアのバララット大学の研究チームは、
新しい紙幣の素材の公衆衛生上の効果に関する近年の調査で、
10カ国のスーパーマーケット、コーヒー店、
カフェテリアから採集した紙幣を分析した。
 


「食品媒介の病原菌と疾患」誌に掲載された2010年の同チームの論文によれば、
バクテリアの数は採集した場所によって大きな差があったが、
一般的にポリマー紙幣ではコットン・ベースの紙幣よりもバクテリアの数が少なかったことが判明した。
 


イノービアのエティエンヌ氏は
「ポリマー紙幣の利点は吸収性でないことだ」
と述べ、
「清潔さの利点がある」と語った。
 


総じて、
ニューヨーク大学の研究者たちが従来の調査に比べて、
これほど多くのバクテリアの種類を特定できたのは、
高速DNAシークエンシングとコンピューター化されたデータ分析のおかげで、
DNAによって生命形態を認識できたためだ。
これは細胞を培養して顕微鏡で観察する従来の調査とは異なっている。
 


ニューヨーク大学のチームは調査にあたって、
マンハッタンのある銀行
(名前は公表せず)
から昨年採集した1ドル紙幣80枚で見つかったDNAを分析した。 
全部で、
このドル紙幣にはDNAセグメント(断片)が約12億個見つかった。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar

オフィスはウイルスだらけ

おはようございます、ecarです。
今日は【オフィスはウイルスだらけ】 をお届けします。



しつこい空咳やうつりそうなクシャミをする人からそろりと離れようと思う季節がそろそろやってくる。

 

しかし、
オフィスでは同僚が持っている細菌やウイルスから逃れるのはかなり難しいことが分かった。
それはあまり接触のない同僚でさえも同じだ。
アリゾナ大学の調査によると、
オフィスのドア1つにウイルスが付着すれば4時間以内にオフィスの床や壁、
天井、
そして設置機器などの表面の半分と、
そのオフィスで働く同僚の半分にウイルスが広がることが分かった。
研究者がオフィス内のたった1人に人工ウイルスを感染させた場合も広がる速度は同じだった。

 

アリゾナ大学で細菌学を教えるチャールズ・ガーバ教授は
「(ウイルスの付着した)手の方がクシャミより速くウイルスを広げる」
と話す。
教授は今月、
首都ワシントンで開いた対細菌物質と化学療法の学際シンポジウムでこの調査結果を発表した。

 

アリゾナ大学の調査チームがこの研究を実施したのは80人の社員が働くオフィスビルだ。
ビル入り口のタッチプレート方式の開閉ドアにバクテリオファージMS‐2と呼ばれるウイルスを付着させて実験した。
これは人体に無害だが、
その形や大きさ、
耐性は通常の風邪ウイルスや胃腸炎を起こすウイルスと似ているものだ。

 

すると、
2時間以内にコーヒーポットや電子レンジスイッチ、
冷蔵庫のハンドルなど、
休憩室にあるものにウイルスが広がった。
それからはトイレ、
個人のオフィスや占有場所へと拡大した。
4時間たつとオフィス内で皆が触るものの表面の半分以上と、
約半数の社員の手からウイルスが検出された。

 

ガーバ教授は
「この結果は驚きだ。
社員の大半はお互いによく知らず、
個人的な接触もなかった」
と言う。
この調査はテキサス州に本社を置き、
クリネックスなどの商品で知られる日用品大手キンバリークラークが資金を提供した。
調査結果は現在、
出版に向けチェックが行われている。

 

また、
この実験の途中で、
教授らは約半数の社員に殺菌剤や消毒用の紙タオルを配布した。
その使用後ではウイルスが付着した手の比率は39%から11%に低下した。

 

また、
疾患を引き起こさない人工ウイルスを含んだ水滴を与えた1人の社員によるウイルスの伝播状況を実験したところ、
ほぼ同じ結果となった。
4時間以内には、
皆が触る表面の半分と社員の半数の手に最低1つのウイルスが付着していた。

 

調査では平均的な成人は1時間に約16回、
指を鼻や口、
目に持って行くことが分かった。
2歳から5歳までの幼児はその回数が50回にも達していた。



この研究に加わた微生物学の准教授をしているケリー・レイノルズ氏は、
試算では社員がウイルスに感染する確率は約30%だったと明らかにした。

 

ただ、
細菌・ウイルス恐怖症の人々がパニックに陥る必要はない。
ウイルスやバクテリアにさらされたからといって、
必ず病気になるとは限らないからだ。
微生物学者は、
その確率はどれだけ体内に吸収するか、
どの程度の量のウイルスにさらされるか、
以前にそのウイルス・細菌にさらされたことがあるか、
またその時点の全体的な健康状態によるとしている。

 

多くの人々は細菌・ウイルスを避ける簡便な方法を持っている。
ダラス在住の3人の子供の母親であるエロイーズ・レアードさんは、
自身の免疫力が弱いため細菌・ウイルス嫌悪症になっている。
常にペンを携行し、
エレベーターのボタンを直には決して触れない。

 

以前はある会社で最高財務責任者(CFO)をしていたレアードさんは
「エレベーターでは肘やこぶしを使い、指先は使わない」
と話す。
そして公衆トイレではドアを開けるのに手をペーパータオルに包むという。
「トイレから出る時、誰が手で直に触っているか分かりはしないわ」。

 

ウイルスはそれぞれの寿命があり、
それもウイルスが宿る場所の温度や質によって変わる。
そして感染力もウイルスによって異なる。

 

ニューヨーク大学ランゴン医療センターの人類微生物医療プログラムのディレクターを務めるマーチン・ブレーザー氏は
「われわれ人類の体は常にウイルスを宿している」とし、
「平均的な人で体内には数兆個のバクテリア、
数十のウイルスが生息している。
それが体内をどう動くかの研究は可能だ。
ただ、
こうした細菌・ウイルスが体内を動き回るからといってそれが健康に害となるかといえば、
たいていの場合はならないものだ」という。

 

フロリダ州のアーノルド・パーマ小児病院で小児感染症の専門家であるフェデリコ・ラハム氏によると、
感染性下痢の主因であるノロウイルスなどは大変強い感染力を持っているが、
感染力が弱く、
ほとんど発症しない細菌・ウイルスもあるという。


 
ラハム博士によると、
デイケアセンターに預けられる子供の30%から40%は呼吸器官に感染するウイルスを持っているが、
症状は出ないという。

 

アリゾナ大学のレイノルズ准教授は、
病原体の寿命は数秒から数カ月と幅広いと指摘する。
大半の呼吸器関連ウイルスの寿命は2‐4日という。
その寿命は周囲の環境や温度に大いに左右される。
一部のウイルスは高温に耐えられない。

 

付着する物質もその寿命に影響する。
カーペットや張り布など空気穴の多い材質に付着した細菌は、
ポリエステルなどの合成繊維や綿などに付着する場合に比べ生き延びる確率が上がる。
病原体はステンレス鋼材の表面は簡単に生き延びて他へ感染する力を持つが、
銅などの一部の鋼材は殺菌力を持ち、
2、3時間で死んでしまう、
とレイノルズ准教授はいう。
また、
プラスチックや合成樹脂上では細菌は比較的生存率が高い。
さらにキーボードや子供の玩具など、
溝や接続箇所など汚物がたまる場所があるものは細菌・ウイルスの生存を助ける。

 

アリゾナ大学の研究者らは手の殺菌剤や消毒紙タオルの使用はウイルスを激減させると考えているが、
反論する専門家もいる。

 

ニューヨーク大学のブレーザー氏は、
こうした薬剤を使用すると、
悪玉バクテリアを防ぐ善玉バクテリアまで殺してしまうことになるという。
ただ、
病院内やインフルエンザの季節は消毒剤を使うべきと話す。

 

一部の研究者は潜在的に危険な細菌・ウイルスの伝播を遅れさせる方法は、
1つの社会的儀礼を止めることだという。
つまり、
握手しないことだ。

 

専門誌に今年発表された研究では、
握手がこぶしを合わせるのと比べて10倍から20倍のバクテリアを伝播する力を持つことが分かった。
また、
各種の研究では病院勤務者のわずか40%しか十分な手洗いをしておらず、
一部の医師は病院内で握手を禁じることを提唱している。

 

アリゾナ大学の研究者らはまた、
ホテル、
学校、
健康関連施設で別の実験を行った。
食物とウイルス環境に関する雑誌で発表されたその研究結果では、
ホテルである部屋にウイルスを付着させるとその周辺の部屋に伝播した。
研究者らはモップやタオルなどの清掃用具がその伝播の原因とみている。
ウイルスはまた、
会議室にも飛び火していた。
この研究についてもキンバリークラークが資金を提供した。

 

研究者は次の実験として公衆トイレでのより詳細な状況把握を考えている。
ガーバ教授は、
公衆トイレに細菌・ウイルスを付着させ、
それがどこへどれだけ遠くまで伝播していくか調べたいと話している。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
おきてがみ
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