2017年01月08日
年明けて
年も明け今日で5日目、、
と書き始めたが、
既にもう8日になっていた。
心も新たに、、
まったく新たにもならず、
正月の気分はどこへ行ったのやら、
相変わらずいつものような毎日が
繰り返しやってくる。
いつからだろうか、
晦日が晦日でなくなり、
正月が正月でなくなったのは。
娯楽も少なく、時がゆっくり流れていた頃は、
晦日があり、正月があり、
節分があり、ひな祭り、端午の節句があった。
今はバレンタインデイにホワイトデイ、
それにハロウィンにクリスマス。
じっくり味わうことなく、
食べて騒いで終わってしまう。
時間と世相に流されっぱなしで、
人生は終わってしまうのか。
そんな世の中を余所目に、
植物は自然界のサイクルの中で、
芽吹き、実をつけ、種を残し、
枯れてゆく。
我が家の軒先には、
11月に種を蒔いたほうれん草が、
寒いのに元気に育っていた。
昨年、
地に直まきしたほうれん草は良く育ち、
木のようになって種を一杯つけた。
だから種を蒔いても蒔いても蒔ききれない。
春になったらまた蒔こうと思う。
昨年の収穫は、
株から抜いてしまうとそこで終わってしまうので、
食べる分だけ葉を摘まんだ。
だから結構長く楽しめたのだが、
そのうちに真ん中から茎のようなものが出てきて、
ズンズン伸びてきて木のようになった。
そしてそこに沢山の花をつけた。
その頃はもう葉も小さく茎も硬くなっていた。
食べようとしたが、
硬くて食べられない。
あとで解ったこと、
それはこの茎のような状態のものを、
「とうが立つ」と言うこと。
茎が伸びて硬くなり、
食べ頃を過ぎてしまったことを、
こう呼ぶのだそうだ。
この言葉は人の年にも当てはめられており、
このほうれん草を見て、
あぁ〜、そう言うことなんだ、
と初めて理解したような気がした。
何気なく使っている言葉にも、
深〜い意味があるのだ。
初詣には行ったが、
初日の出は見ていない。
年賀状は2日に書いた。
めでたくもない師走に書く気はしなく、
いつも年が明けてから書くことにしている。
なんだか最近は書くこともなく、
困ったものだ。
これではいかんと数日後、
夕日を撮ってみた。
今年もこんな感じなのかな〜?
良く育つように、
マルチ(土の表面をポリエチレンフィルムなどで覆うこと)にした。
ほうれん草は筋蒔きにするので、
マルチを帯状にカットする。
切り口を止めるために、
ビニールテープを等間隔に貼った。
こうすることにより帯の長さを一定にできるし、
切り口が広がることがない。
あまり日当たりは良くないようで、
太陽がもっと頭上に来ればよいのだが、
今は木の影の中に入ってしまう。
夕日を撮ってみたが、
田舎は電柱が多くって。
海は凪いでいた。
今年の初日は見れたのかな〜
太陽が水平線の下にいるときは雲一つなく、
水平線から昇り始めるころには、
水平線上に雲が出る。
いつもそうであった。
その頃の磯には湯気が立ちのぼる。
太陽のエネルギーを吸った海水は、
雲になる。
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