銀子と八一が二人旅。ネタバレ注意!
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<姉弟子と二人旅>
月光会長:『そのまま空さんと一緒に数日間どこかへ身を隠していただきたい』
月光会長は銀子の精神状態が危ういと判断。月光会長は八一に、しばらく彼女を連れてどこかへ行って欲しいとお願いしてきました。宿は会長がとってくれるようです。
今の将棋界は、名人が国民栄誉賞を受賞するかもしれない大事な時期。このタイミングで銀子の自殺未遂の報道などされてはたまったものじゃないという、会長の計略でした。(ひどい)
<銀子は昔、心臓病だった>
この巻には八一と銀子の幼少時代の話がありました。八一、銀子がどうして清滝師匠の内弟子になったのか、その経緯が描かれています。
銀子は小さい頃、原因が不明の心臓病でした。清滝師匠の内弟子になった時に、『5年生きられる確率が50パーセント』という重い状態。
銀子は病気のせいで親や周りから『かわいそう』な目で見られること嫌でした。
心臓病の子供達を預かっている病院に銀子はお世話になっていました。この病院には銀子と同じような『かわいそう』な子たちが入院しています。
この手の原因不明の心臓病は、子供が成長すると自然に治ってしまうことがあります。病院の先生は子供達が無理な運動をするのを避けて延命するため、子供たちに将棋を教えていました。
そして銀子も将棋を教わり才能が発覚し、清滝師匠と出会い、その後は心臓病も無事に治って現在に至ります。
<東尋坊に到着>
八一は、姉弟子を自殺スポットである東尋坊という断崖へ連れて行きました。銀子も気持ちが落ち着いて来たようです。
八一:「どうです? 身を投げられますか?」
銀子:「………………死ねないよ。私は『かわいそう』じゃなかったんだから」
病院でいなくなっていった子供達を思い出し、心臓病が治った自分が命を捨てるのは許されないと思ったのか、銀子は自殺しませんでした。
<八一の実家で銀子に告白>
八一はそのまま、銀子を福井の実家に連れて行きました。八一の実家は米農家。銀子は突然八一の実家に訪問することになり、ひどく緊張した様子。
八一はその晩、銀子を棚田と星空が綺麗な場所へと連れていき、銀子に告白しようとしました。しかし銀子に止められてしまいます。
八一:「空銀子さん。俺はずっと、あなたのことが――――」
銀子:「ま、待って!」
銀子:「そこから先は、その………………封じ手…………」
銀子:「私の気持ちは決まってるの。でも今はそれを言っちゃだめで……今それを言っちゃったら、戦えなくなっちゃう………………幸せすぎて…………」
八一の告白は銀子がプロになるまでおあずけ。八一は銀子にキスをすることで、その先の言葉を『封じ手』としました。
<銀子が椚颯太に勝利>
銀子はこれまで全勝してきた椚颯太を破り見事復活!更にその後も勝ち進んだので、銀子が四段に昇格する可能性はまだ残っています。
<銀子が燎・万智を成敗!>
八一や銀子がまだ小学生だった時の話。
小学一年生だった銀子は、当時から八一にベタベタとくっついて来た月夜見坂燎と供御飯万智が気に入らず、将棋の勝負を挑みました。
相手は年上二人でしたが、二面指しで二人まとめて勝利。銀子は勝者の命令として、二人に『八一』と呼ぶことを禁止しました!
その後、銀子が『女王』の将棋タイトルを取った際、銀子への仕返しとして供御飯万智が八一に『姉弟子』という言葉を教え、それ以降『銀子ちゃん』と呼んでもらえなくなりました。
(自分達が「八一」と呼べなくなったので、八一から「銀子ちゃん」と呼んでもらえなくして仕返しした)
また、『浪速の白雪姫』という(恥ずかしい)呼び名を広めたのも万智です。
『りゅうおうのおしごと!』11巻ネタバレ・あらすじ。
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