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2019年07月29日

ありふれた職業で世界最強 5巻のネタバレ(ミュウのお母さん、香織の覚悟!)

ありふれた職業で世界最強 5巻のネタバレ
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ありふれた職業で世界最強 5 [ 白米良 ]

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<グリューエン大砂漠>

辺り一面赤銅色のグリューエン大砂漠を、ハジメ、ユエ、シア、ティオ、香織、ミュウの6人はブリーゼ(四駆の乗り物)で駆けていました。
車内はクーラーが効いていて快適。冷たい飲み物も完備されています。

恋敵となったユエと香織は口論が絶えません。香織はハジメの過去の話、ユエは夜のベッド上での話などでハジメとの仲をアピールします!(ハジメは遠い目をしてる)

グリューエン大砂漠でモンスターに襲われ倒れている人を発見。香織が治療して救助。彼は意識を取り戻します。

助けた人(ビィズさん):「まず、助けてくれたことに感謝する。あのまま死んでいたらと思うと……アンカジまで終わってしまうところだった。私の名は、ビィズ・フォウワード・ゼンゲン。アンカジ公国の領主ランズィ・フォウワード・ゼンゲン公の息子だ」

助けた人物はかなりの大物だったようです!
ビィズが言うには、アンカジで高熱を出して倒れる人が続出。ある薬師が調べたところ、飲み水に魔力の暴走を促す毒素が含まれていることが発覚したそうです。
倒れた患者たちを助けるには、“静因石”と呼ばれる鉱物が必要で、これは【グリューエン大火山】の大迷宮の中にあるという話でした。
しかし並の冒険者では、大火山を包み込む砂嵐を突破することすら不可能です。

ビィズ:「……君達に、いや、貴殿達にアンカジ公国領主代理として正式に依頼したい。どうか、私に力を貸して欲しい」

本当は断りたいハジメですが、ミュウに「パパー。たすけてあげないの?」と言われてしまい、この依頼を引き受けることになりました。

アンカジに着くと、香織は得意の回復魔法で患者たちを治癒し、シアはその剛力で患者の乗った馬車ごと香織の所に届け、ユエは大量の水を魔法で用意し、更にこの国の水を汚染していた魔物も討伐しました!
あとは【グリューエン大火山】で静因石を取って来るだけです!

<グリューエン大火山>

グリューエン大火山の内部、そして周辺は凄まじい熱気に包まれていました。ここは七大迷宮の1つでもあるため、ハジメ、ユエ、シア、ティオの4人はついでに迷宮の攻略も目指します。

熱気と炎の魔物に体力と精神を消耗しながらも、遂に解放者の隠れ家らしき場所を発見!
しかしそこで大迷宮の最終試練が待っていました。周りのマグマの海から炎弾が飛び出し、巨大な蛇の魔物が何匹も出現!
この蛇は体がマグマでできていて、半端な攻撃ではすぐに再生されてしまいます。倒しても次々湧いて来るマグマ蛇ですが、シアはマグマ蛇を倒すと壁に埋め込まれていた鉱石が光っていくことに気づきました。
壁に埋まっている鉱石は100個ほど。
やがて4人は競うようにマグマ蛇を倒していき、【グリューエン大火山】の最終試練を突破しました!




<魔人族の奇襲!>

最後のマグマ蛇を倒す瞬間、強大な光の攻撃がハジメを襲いました!
回避できなかったハジメは、右腕は焼き爛れて骨まで見え、義手は融解、腹部は炭化という酷い状態でした。
ユエがすぐに『神水』を飲ませますが、なかなかハジメは回復しません。
敵の光線による攻撃は続きます。

襲ってきた男:「……看過できない実力だ。やはり、ここで待ち伏せていて正解だった。お前達は危険過ぎる。特に、その男は……」
ユエ達が天井を見上げると、そこにはおびただしい数の竜、そして他の竜よりずっと巨体な白竜、その白竜の背には赤髪で浅黒い肌、僅かに尖った耳を持つ魔人族の男がいました。

襲ってきた魔人族:「まさか、私のウラノス(白竜)が、ブレスを直撃させても殺しきれんとは……おまけに報告にあった強力にして未知の武器……。女共もだ。まさか総数五十体の灰竜の掃射を耐えきるなど有り得んことだ。貴様等、いったい何者だ? いくつの神代魔法を習得している?」

フリード・バグアーと名乗った魔人族と激しい交戦。フリードはハジメ達の戦闘力を警戒し、グリューエン大火山を噴火させ、大迷宮もろともハジメ達を破壊することにしました。
マグマの流れは暴走してしまい、そんな中フリードは空から逃げてしまいました。

ハジメ:「ティオ、よく聞け。これを持って、お前は一人であの天井から地上へ脱出しろ」
龍化したティオ:『ご主人様よ。妾は、妾だけは、最後を共に過ごすに値しないというのか? 妾に切り捨てろと、そういうのか?妾は――』
「ティオ、そうじゃない。時間がないから一度しか言わないぞ。俺は、なにも諦めていない。神代魔法は手に入れるし、いつかあの野郎はぶっ殺すし、そして”静因石”を届けるという約束も守る。だが、一人じゃ無理なんだ。だからお前の力を貸して欲しい。お前でなければ、全てを突破して期限内にアンカジに戻ることは不可能なんだ。……頼む、ティオ」

ここで死ぬ気もなければ、神代魔法を手に入れることも諦めていないというハジメの言葉にティオは説得され、敵の攻撃をかいくぐり一人でアンカジへと飛んでいきました!

【グリューエン大火山】で手に入った神代魔法は、空間操作の魔法でした。

”人の未来が 自由な意志のもとにあらんことを 切に願う”
”ナイズ・グリューエン”

大迷宮の製作者のシンプルなメッセージを受け取り、ハジメ達は脱出を試みます。
ハジメ制作のマグマの中でも融けない潜水艇を“宝物庫”から取り出し、皆でそれに乗り込みます。火山の噴火によって、マグマと一緒に外へ脱出しようとしました。
しかしマグマの奔流に流されると、マグマは火口の方へは流れてはいない事が判明!

ハジメ達は溶岩に流され、頂上ではなく、逆に地中へと流されていってしまいました。

<メルジーネ海底遺跡>

ハジメ、ユエ、シアの乗っていたマグマの流れは海底から噴出し、ハジメ達は偶然にも海人族たちの住む町、エリセンの近くに来ることができました!ここはミュウの故郷でもあります。

ハジメ達は海人族の兵士たちに不審者扱いされて襲われ、そのままエリセンに兵士たちを送り届けましたが、ハジメへの誤解は解けません。
ミュウが誘拐されたことで海人族たちは大分ナーバスになっていて、ハジメがミュウの特徴を知っていたので誘拐犯と間違われてしまったのでした。話も聞いてくれません。

そんな海人族とハジメが睨み合っている中、空からミュウが飛び降りて来ました!

ハジメ達の生存を信じていたティオ、香織、ミュウの3人も、エリセンにやってきていたのでした。
「パパぁー!」とハジメに抱きつくミュウを見て、戦意を失う海人族たち。「よかった……。本当によかったよぉ〜、ぐすっ」と香織に泣きつかれ、たちまちハジメは美女たちに囲まれました。

ティオに預けていた“宝物庫”からステータスプレートを出して身分を明かすと、すんなり誤解は解けました。
“金”ランクの冒険者であること、そしてフューレン支部長の指名依頼で来たことなどに海人族は驚いた様子。

ミュウ:「ママーーッ!!」
レミア(ミュウの母親):「ッ!? ミュウ!? ミュウ!」

ミュウはステテテテー!と勢いよく走り、母親レミアに抱きつきました。
レミアは足を負傷して歩くのもままならない状態で、更にミュウが攫われたショックで精神的にも衰弱していました。

<メルジーネ海底遺跡>

【海底の町エリセン】から西北西に300キロメートル。
ここにある七大迷宮の一つ、【メルジーネ海底遺跡】に挑戦します。メンバーはハジメ、ユエ、シア、ティオ、香織の5人。

海底遺跡の内部に入ると、巨大なクリオネのような魔物に襲われて苦戦。このクリオネが出す液体は強力な溶解作用があり、衣服はもちろん魔法の障壁をも溶かしてしまいます。

一度海底神殿の奥へ逃げることに決めたハジメ達は道中ではぐれてしまい、ハジメと香織、二人だけで海底神殿を進むことになりました。

<過去の歴史を追体験させられる>

他とはぐれたハジメと香織の二人は、夥しい数の巨大な帆船が置かれている場所に到着。

――うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
――ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

突然、大勢の人間の雄たけびが聞こえたかと思うと、周囲の風景がぐにゃりと歪みます。
気がつけばハジメ達は大海原の上に浮かぶ船の甲板に立っていました。
どうやらハジメと香織は、過去に実際にあった戦争の再現を相手に、戦わなくてはならないようです!

倒れている人に向かって香織が回復魔法を使うと、その人は光となって霧散してしまいました。

香織:「え? えっ? ど、どうして……」
ハジメ:「魔力さえ伴っていれば、魔法の属性や効果は関係ないってことじゃないか?」
香織:「……それじゃあ、わ、私……あの人を殺し……」
ハジメ:「香織、これは現実じゃない。“直接作用できる幻覚”くらいに考えておけ。それに、回復魔法をかけられて消えるものを人間とは呼ばない」

意志を取り戻した香織と共に、ハジメは過去の戦争を相手に戦いました。
二人は狂気に染まった人間たちの戦争の様子を見せ続けられ、精神的な苦しみを味わわされました。

『全ては神の御為ぃ!』
『エヒト様ぁ! 万歳ぃ!』
『異教徒めぇ! 我が神の為に死ねぇ!』

香織は亡霊に取り付かれてしまったり、自分の無力感を感じながらも、それでもハジメ達と一緒に冒険を続ける覚悟を固めます。
ハジメからは香織と恋人になれないことを改めて伝えられましたが、それでも彼女の心は折れません!

<メルジーネ海底遺跡を脱出!>

ユエ、シア、ティオと合流し、大迷宮を攻略!神代魔法“再生の力”を手に入れました!
この迷宮の製作者メルジーネは、メッセージを残していました。

メイル・メルジーネ:「……どうか、神に縋らないで。頼らないで。与えられることに慣れないで。掴み取る為に足掻いて。己の意志で決めて、己の足で前へ進んで。どんな難題でも、答えは常に貴方の中にある。貴方の中にしかない。神が魅せる甘い答えに惑わされないで。自由な意志のもとにこそ、幸福はある。貴方に、幸福の雨が降り注ぐことを祈っています」

シア:「証の数も四つですね、ハジメさん。これで、きっと樹海の大迷宮にも挑戦できます。父様達どうしてるでしょうねぇ」

シアのそんな言葉のすぐ後、神殿が鳴動を始め、水位が上がってきました。ハジメ達は強制的に海水に排出され、そこで巨大なクリオネのような魔物と再び戦いに。
攻撃をいくら加えても再生するクリオネでしたが、最終的に大火力で焼き払うことに成功。偶然そこを通ったハジメの友達の人面魚、『リーマン』の助けも借り、無事に脱出できました!

<メルジーネ海底遺跡攻略後。>

以下、起こった事を箇条書きで。

★ミュウと別れて、ハジメ達は旅立ちました。
「全部終わらせたら、必ず、ミュウのところに戻ってくる。みんな連れて、ミュウに会いに来る」
「戻ってきたら、今度は、ミュウも連れて行ってやる。それで、俺の故郷、生まれたところを見せてやるよ。きっと、びっくりするぞ。俺の故郷はびっくり箱みたいな場所だからな」

★新たに覚えた神代魔法である再生魔法で、香織はアンカジの水を浄化しました。
そこへ正教教会の関係者と、神殿騎士たちがハジメを討伐するために来ましたが、彼にお世話になったアンカジの人々がハジメを庇ってくれました!
教会の騎士たちを追い返します。

★愛子先生が行方不明になっていました。(4巻最後で攫われた)

★シアとティオがユエの日記を見つけて勝手に読んでしまい、厳しく怒られました!

『ありふれた職業で世界最強』5巻のネタバレ、荒筋
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