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＜書道部を告発する愛梨!＞
4人のバニーガールが慧輝に抱きついている写真が、生徒会の会長である高崎先輩に見せられてしまいました。写真を撮ったのは愛梨です。
愛梨は、慧輝のハーレムと化している書道部が風紀的に問題だと主張。しかし生徒会長の高崎さんは寛容で、『今後バニー服の校内での着用を禁止』という寛容な処分が下りました。
しかし愛梨は納得できず、しばらくの間愛梨も書道部に通い監視することになりました！
＜書道部の不正が発覚！＞
愛梨が書道部へ監視に来ている間、女の子達はおとなしくしていました。しかし全く関係の無い所で書道部の不正が発覚！
紗雪先輩はバニースーツを部費で購入しており、それがバレてしまいました！明らかな部費の不正使用。しかも一着2万円の物を4着！紗雪先輩も観念して全てを白状します。
紗雪：「私が注文したのは素材にこだわった高品質なバニー服なのよ。どうせなら良いものを揃えようと思って」
「なにその謎のこだわり!?」
「ちなみに私のバニー服は胸のサイズの関係でオーダーメイドの特別仕様だから、衣装のお値段もプラス五千円の特別プライスよ」
「うぉおおおおいっ!?」
即座に廃部にされても文句は言えない状況ですが、幸いにも部費を返済すれば許してもらえることになりました。皆でそれぞれバニー服代2万円を用意することに。
慧輝は部費の返済が終わるまでの間、ペナルティとして生徒会の臨時役員として働かされることになってしまいました！
＜バイトをする紗雪先輩＞
紗雪先輩だけ自分のバニー服代を支払う目途がたたず、バイトをすることになりました。
書道部ではなく生徒会に通うようになった慧輝は、愛梨以外の皆から歓迎されました。(愛梨は男嫌い)慧輝の臨時の生徒会入りを祝して歓迎会がファミレスで開催されます。
そのファミレスは奇しくも紗雪先輩が働くバイト先で、彼女の働く様子を見て慧輝は不安になりました。
「――きゃあああああっ!?朱鷺原さん、なにやってるのおおおっ!?」
「――おわあああっ!? お皿が滝のようにいいいっ!?」
「――すみませえええええええんっ!!」
慧輝：「……バイト代が出る前にクビになったりしないよな？」
＜紗雪先輩を訓練＞
初めてのバイトで紗雪先輩のポンコツぶりが明らかになり、本人ですら驚いている始末。
慧輝は紗雪にウェイトレスの訓練をすることになりましたが、話はおかしな方向に進みます。
「わかったわ！ 立派なウェイトレスには、どんな羞恥プレイにも耐えられる不屈の精神が必要ということね！」
「うん……あれ？ なんだろう……なにかが違うような……」
＜彩乃さんとデート＞
生徒会では、目安箱としてメールでお悩み相談を募集しています。彩乃さんはこれに答える係ですが、恋愛に関する悩みが寄せられました。
相談主は、最近年下の彼氏ができて、近々2回目のデートをするとのこと。うまくリードできるか心配なので、デートのアドバイスが欲しいということでした。
彩乃さんは参考のため、慧輝とデートをすることに。
最終的に彩乃さんは慧輝の自宅に訪問し、ベッドで思いっきり匂いを堪能されてしまいました。
＜愛梨は唯花と仲良くなりたい＞
愛梨は、女の子同士の恋愛が好きな百合少女！！周りには隠していますが、身近な女子たちをモデルにして百合小説を執筆するのが彼女の趣味です。(この子も変態だった)
唯花と仲良くなりたそうにしている愛梨。しかし唯花は、心を許した相手以外には冷たい態度で、友達もあまりいません。
慧輝は唯花と愛梨の仲を取り持ち、二人に話し合いをさせますが、唯花が人の口にパンツを詰め込み窒息させるようなドSであると発覚！話がおかしな方向へ向かいます。
「もしかして……古賀さんはドSな女の子なの？」
「ドSだったらなんですか？ お友達になるの、やめますか？」
「ちょっ、唯花ちゃん!?」
「いえ、むしろますます好きになりました！ ドSな古賀さん……アリです！」
「アリなの!?」
愛梨：「……びっくりしたけど、これは嬉しい誤算かも。小悪魔な古賀さんが朱鷺原先輩をいじめ抜く展開を想像すると……今夜はいろいろ捗りそうね」
唯花：「？ 捗るってなんですか？」
「唯花ちゃんは知らなくていいよ」
唯花：「もうバレてしまったのでついでに言っちゃいますけど、慧輝先輩は奴隷にするために唯花が狙っているので、長瀬さんは手を出さないでくださいね？」
愛梨：「それ、すごくいいじゃないですか！」
「男なんて奴隷で充分！ むしろ古賀さんみたいな可愛い女の子の奴隷になれるなら光栄なことですよ！ 私、古賀さんのこと応援する！」
慧輝：「……え？ なにこの展開？」
＜生徒会に女装した変態がいる＞
生徒会には、三谷凛という一年生がいます。慧輝は完全に女子生徒だと思っていましたが、生徒会でプール掃除をしたときに男だと発覚！
三谷凛は女装が趣味で、普段は男子の制服を着ていますが、生徒会の時に女子の制服を着ることが許可されていたそうです。
＜紗雪先輩がクビに＞
紗雪先輩が仕事に集中できずミスを繰り返した結果、バイトをクビになってしまいました。先輩は慧輝のことが気になって仕方が無かったようです。
「仕事中にお皿を盛大に割っちゃったのよ。さすがに店長に怒られて、その場でクビを言い渡されたわ。しかも、割ってしまった食器の弁償でバイト代はほとんどなくなるわね」
「ふふっ。明日からこなくていいなんて台詞、ドラマ以外で初めて聞いたわ」
紗雪のバイト代が無いということは、書道部が廃部の危機です。
慧輝に迫られうつむいた紗雪先輩は不満が爆発。
「私がクビになったのは、ぜんぶ慧輝君のせいじゃないっ！」
「私の知らないうちに藤本さんと仲良くなって、楽しそうに勉強会なんかしたりして、今日なんて中庭であの子の頭を撫でてたわ！ 私というペットがいるのに、他のメスを可愛がってる姿なんて見せられたら、気になって仕事に集中できるはずないでしょう！」
そのまま紗雪先輩と口喧嘩した慧輝は彼女と会えなくなり、音信不通となってしまいます。しかし生徒会の彩乃さんに励まされ、書道部を救うことを決意！部室に書道部の皆を集め行動を開始します。
真緒、唯花、瑞葉に紗雪先輩がバイトをクビになり、残り二万五千円を用意する必要があること、そして先輩と喧嘩して連絡が取れないことを伝えました。
慧輝：「みんなには、お金のためにエッチなメイド服を着てほしいんだ！」
「「「…………」」」
(7巻へ続く)
『可愛ければ変態でも好きになってくれますか？』6巻のあらすじ・ネタバレ
