ネタバレ注意!
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5巻の感想。
可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 5 (MF文庫J) [ 花間燈 ] 価格:648円 |
<瑞葉が恋のライバルと認められる>
紗雪:「さて、それでは教えてもらいましょうか?慧輝君がベッドの上で、裸の妹さんと激しく抱き合っていた件について」
唯花:「唯花も聞きたいです。慧輝先輩が裸の瑞葉先輩といったいナニをしていたのか」
合宿中の夜。
瑞葉に露出癖があること、瑞葉が血のつながっていない義理の妹であることなどを打ち明けました。そして実際に裸になって抱きついてきたのは瑞葉の方ですが、慧輝はそのまま朝まで正座の刑に処せられました。
紗雪:「あなた、慧輝君のことどう思ってるの?」
瑞葉:「兄さんの、こと?」
「大好き。――結婚したいくらい好き」
瑞葉が彼女たちのライバルとして認識された瞬間でした。
<目指せ、脱・変態!>
相変わらず変態女子たちに言い寄られ、特殊な性癖に付き合わされる毎日を送る慧輝。
生徒会の後輩、愛梨に相談して、変態な彼女たちを更生させる決心をしました!
「たのも――――う!」
勢いよく部室に入る慧輝。
「俺は、俺を取り巻く書道部の現状に異議を唱えたい! 奴隷にしたいとか、ペットになりたいとか、BL本のモデルにしたりとか、裸を見せびらかしたりとか――すこぶる普通じゃないこの状況を変えたいんだ!」
「だから俺は、みんなを普通の女の子に変身させようと思う! 目指せ、脱・変態!」
「「「「……はい?」」」」
<変態は治らず……>
「無理。あたしにとってBLは食事と一緒だもん。摂取しないと死ぬ」
「死ぬの!?」
その後慧輝は、紗雪、瑞葉、真緒の3人に変態改善を試みましたが、本人たちに全くその気が無く撃沈。
1年生の生徒会役員、愛梨に相談し、唯花のドS攻略を考えました。唯花は大好きなお婆ちゃんが他界し、そこから心を閉ざし友達を作らなくなってしまった女の子。慧輝は、彼女のドS属性が寂しくて構ってほしい思いから来ていると推測。
慧輝は唯花の心の穴を埋めるために行動に出ました!
「唯花ちゃん!」
「は、はいっ!?」
「俺、これからはずっと唯花ちゃんの傍にいたい!」
「…………ふぇっ?」
「そ、それって……唯花の奴隷になってくれるってことですか?」
「違うよ。ぜんぜん違う」
「なんだ。違うんですか……」
「そういう主従関係じゃなくてさ、唯花ちゃんとは対等な関係を築いていきたいと思ってる」
「え、それって、もしかしてプロポ……ふ、ふぇぇっ!?」
唯花ちゃんは、慧輝のこの言葉を愛の告白と勘違い。
その後、すっかり恋人気分の唯花とデートして誤解が発覚。唯花は乙女心をもてあそんだ慧輝に激怒して、持ち前のドSぶりを発揮するのでした。
<翔馬に浮気疑惑>
翔馬と美女が公園でデートをしていました。鳳先輩(ストーカー)と慧輝がその様子を見ていると、お姉さんの方が「……ね? 君が学校を卒業したらさ……私と結婚してくれる?」と聞いてきました。
後日翔馬に確認すると、彼に告白していたのは彼の姉で、演技の練習に付き合っていただけだと発覚!
翔馬には姉が二人いて、姉たちは双子です。二人の名前は朝妃(あさひ)と夕妃(ゆうひ)。翔馬の姉二人はどちらも重度のブラコンで、そのせいで翔馬は年上の女性に拒絶反応をするようになりました。年下しか愛せなくなりロリコンとなった彼でしたが、現在は鳳先輩を受け入れつつあります。
その後、姉たちによる彼女認定試験を鳳先輩は余裕でクリア。
翔馬から告白をして、二人は正式にお付き合いすることになりました!
<パンツ泥棒の猫探し>
球技大会の最中、長瀬愛梨のパンツが着替え中に猫に盗まれてしまいました!
パンツを咥えた猫は逃げているうちに木に登って降りられなくなっていました。慧輝が木に登って猫を救助。猫が暴れてパンツが落ちそうになりましたが、慧輝が猫を抱えたまま口で愛梨のパンツをキャッチ。(その様子を見ていた瑞葉もパンツを脱ごうとしたが制止)
愛梨にパンツを渡し、愛梨が男嫌いになった過去の話などを聞いて二人は良い雰囲気に。しかし保健室で慧輝が愛梨をベッドに押し倒してしまい、股間を蹴られて良いムードは台無しになってしまいました。
その後愛梨は恥ずかしそうに慧輝にアドレス交換を申し出て、二人は連絡先を交換し合いました。
<真緒の漫画活動>
真緒が描いた少女漫画が雑誌に掲載されました。しかしネットで酷評され、ショックで真緒は学校を休むようになりました。
もっと良い少女漫画を描けるようになるため、真緒は慧輝と一緒に恋愛取材をしていくことにします。
まず取材したのは鳳小春・秋山翔馬カップル。
漫画の的確なアドバイスも貰え、真緒は鳳先輩を『師匠』と呼ぶようになりました。
次は翔馬の双子の姉たちである朝妃と夕妃に取材。
朝妃:「まあ、どうしても聞きたいっていうなら、朝妃お姉ちゃんが弟のパンツをクンクンしたことや、寝ている弟の頬にチューしたことなんかを事細かく語ってもいいけど……」
夕妃:「初めては、小学生の時でした」
「……え?」
「放課後の理科準備室で担任の先生と――」
「ストップストップ! なにを語ろうとしてるんですか!?」
「なにって、ウチの初体験の話やけど?」
「初体験!? 待って? 今、小学生の時って言わなかった!?」
最終的に、真緒は慧輝をモデルにして少女漫画を描くことにしました。
慧輝:「始まりは、みんなで部室の掃除をした日だった。俺はひとり、掃除道具を片づけるために残って。誰もいない部屋に戻って――」
「俺はそこで、差出人の名前のない不思議なラブレターと、真っ白なパンツを見つけたんだ――」
慧輝は夜通し、真緒にこれまでの経緯を話しました。
慧輝が眠りに落ちると真緒はそのまま漫画を描き始めます。
タイトルは『イケメンなら変態でも好きになってくれますか?』
主人公の女の子が、イケメン変態たちと出会っていくストーリー。真緒の自信作です。
<廃部の危機>
紗雪、唯花、瑞葉、真緒の4人は、最近生徒会と親しい慧輝を不満に思い、彼を取り戻すためにバニースーツを着て彼を誘惑。その様子を愛梨に見られてしまいました。
愛梨:「生徒会役員として、こんな不健全な部活を野放しにはできない……」
「学園の風紀を守るため、書道部を廃部にします!」
6巻へ続く。
(『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』5巻ネタバレ)