また新しい仲間が登場!ネタバレ注意。
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<愛子先生の現状>
畑山愛子、25歳。高校の先生。生徒たちと一緒に異世界に呼び出された彼女は、この世界で与えられた能力で各地の農地改善、及び新農地の開拓を任せられていました。
農業に革命を起こす愛子の能力はとても希少で、彼女の護衛に付けられた騎士たちはイケメンばかり。彼女を篭絡して自国に取り込んでしまいたいという思惑が透けて見えるようです。しかし……。
神殿騎士専属護衛隊隊長デビッド=ザーラー
「心配するな。愛子は俺が守る。傷一つ付けさせはしない。愛子は天…俺の全てだ」
副隊長チェイス=ドミノ
「彼女のためなら、信仰すら捨てる所存です。愛子さんに全てを捧げる覚悟はある。これでも安心できませんか?」
近衛騎士ジョシュア=オキーズ
「愛子ちゃんと出会えたのは運命だよ。運命の相手を死なせると思うかい?」
近衛騎士ジェイド=ハット
「……身命を賭すと誓う。近衛騎士としてではない。一人の男として」
愛子へのハニートラップの筈が、逆に騎士たちが全員が愛子にメロメロになってしまっていました。(愛子先生にそんなつもりはない)
やがて生徒たちが『愛ちゃんをイケメン軍団から守る会』改め『愛ちゃん護衛隊』を結成。
純粋な愛ちゃん先生を、生徒たちが付き添って守るようになっていきました。
愛子たちは今も農地開拓のため、湖畔の町ウルを目指しています。
<フューレンで救助の依頼を受けた>
ハジメ達の次の目的地は、中立商業都市フューレン。【グリューエン大砂漠】にある七大迷宮の1つ、【グリューエン大火山】に行く道の途中にある都市です。
ハジメ、ユエ、シアの3人は、同じくフューレンに行く商隊の護衛をしながら移動。
商人から『シアを奴隷として売ってくれ』と頼まれても、ハジメは『たとえ、どこぞの神が欲しても手放す気はないな』と一蹴。シアはとっても嬉しそうでした。
フューレンに着くと、シアとユエを自分の物にしようとする男が登場。もちろん即時に撃退。
この事件でハジメ達はフューレンのギルド長に目を付けられ、依頼を受けることになりました。
【北の山脈地帯】という場所で魔物の群れが見つかったので、この町のギルドに調査依頼が来ました。その調査に、本来の冒険者メンバーではないクデタ伯爵の三男ウィル・クデタが、半ば強引に同行していったようです。そしてこの冒険者たちもウィルも消息不明となってしまいました。
彼らの状態を確認し、もし生きてたら彼らを連れてくるというのが今回の依頼の内容です。
迷宮の攻略に関係ないので本来なら断る話ですが、この依頼を受けるとギルドの支部長がハジメ達の後ろ盾となってくれます。色々の揉め事の多いハジメ達にはありがたい話。
3人は【北の山脈地帯】を目指して移動します。
<クラスメイト達と再会!(愛子先生も)>
「南雲君!」
「あぁ?……………………………………先生?」
【北の山脈地帯】への道中で、稲作の行われている【ウルの町】に寄ると愛子先生と再会しました!
愛子先生に付き添っているクラスメイト達も一緒です。
ハジメの頭は白髪になっていて、攻撃的な護衛騎士を瞬殺するなど、ハジメのあまりの変わりように皆が驚きました。
その夜。
ハジメは愛子の泊っている部屋に侵入し、オスカーから聞いた“解放者”と狂った神の遊戯について、愛子に話しておきました。
また愛子も、白崎香織がまだハジメを探して【オルクス大迷宮】を攻略していることを知らされました。
<捜索依頼に愛子たちも付いて来る>
【北の山脈地帯】へ向かう朝。ハジメ達が町を出ようとすると、愛子と優香(クラスメイト)達六人の姿がありました。
ハジメ:「……なんとなく想像はつくが、一応、聞こう。なにしてんだ?」
「私達も行きます。行方不明者の捜索ですよね? 人数は多いほうがいいです」
<竜人族、ティオと出会う>
【北の山脈地帯】でウィルを発見!(愛子先生たちは足手まといだった)
冒険者たちが消息を絶ってから5日が過ぎていて生存は絶望的でしたが、ウィルだけは生き延びていました。話を聞くと、漆黒の竜に襲われ冒険者たちは全滅したようです。
すぐにウィル達を襲ったと思われる巨大な黒龍が登場!
ハジメは撤退を指示しましたが、愛子たちが反応できていなかったので、しかたなく黒竜のブレスを正面から受け止め、交戦に入りました!
ユエは習得した重力球の魔法で黒竜を押し潰し、シアもドリュッケン(武器)で応戦。黒竜を圧倒してボコボコにしていきます。
ハジメ:「ケツから死ね、駄竜が」
パイルバンカーの杭がドラゴンのお尻に突き刺さると、竜は急に喋り出し、『アッ―――――!!!? なのじゃああああああっーーーーーー!!!』と絶叫を上げました。
黒竜:「お尻がぁ〜、妾(わらわ)のお尻がぁ〜」
彼女(黒竜)の正体は、竜人族でした!この種族は亜人で、竜に変身することができる種族です。
彼女は状況を説明。彼女の名前はティオ。『黒いローブを頭からすっぽり被った男』に闇魔法をかけられ、自分は操られていたと説明しました。
『恐ろしい男じゃった。闇系統の魔法に関しては天才と言っていいレベルじゃろうな。そんな男に丸一日かけて間断なく魔法を行使されたのじゃ。いくら妾と言えど、流石に耐えられんかった……』
ウィル:「……ふざけるな」
「……操られていたから……ゲイルさんを、ナバルさんを、レントさんを、ワスリーさんをっ、殺したのは仕方ないとでも言うつもりかっ!」
ティオ:『操られていたとはいえ、妾が罪なき人々の尊き命を摘み取ってしまったのは事実。償えというなら、大人しく裁きを受けよう。じゃが、それには今しばらくの猶予をくれまいか? せめて、あの危険な男を止めるまで。あの男は、魔物の大群を作ろうとしておる。竜人族は大陸の運命に積極的な干渉をせぬと掟を立てたが、今回は妾の責任もある。放置はできんのじゃ……。勝手は重々承知しておる。じゃが、どうか妾に、悲劇を止める機会を与えてはくれぬか?』
ティオは竜から人間の姿に戻り(和服美人だった)、ハジメ達と行動を共にします。ティオが勝手にハジメ達に付いてくるようになってしまいました。
竜人族であるティオは長い時を生きていて、実力も相当な物。今まで彼女に『痛み』を与えられる者などいませんでした。それがハジメ達にボコボコにされたことによって痛みによる快楽を知ってしまい、彼女のドMな性癖が開花してしまいます。
ユエは竜人族を高潔な種族だと思っていましたが、やがてティオの変態ぶりに失望していきます。(悲しい)
ティオの話から魔物の大群が攻めてくることが分かったので、皆で【ウルの町】へ戻り報告しました。
<魔物の大群を掃討!>
ハジメ達は、魔物の大群の討伐を任されてしまいました!
激しいバトル描写はここでは割愛。
数万の魔物の大群を、ハジメ、ユエ、シア、ティオの4人だけで全滅させてしまいました!
そしてこの魔物の大群襲撃事件の犯人は清水幸利(しみず ゆきとし)。
闇魔法が得意で魔物を操れるかれは魔人族にヘッドハンティングされ、ウルの町ごと愛子先生を殺害するのが目的でした!
ティオを操っていた黒いローブを被っていた男の正体も清水です。
清水幸利の話を聞いている際、清水と愛子先生が魔族の不意打ちによって瀕死の重傷を負ってしまいました。
口も動かせず『神水』を飲むことができない愛子先生に、ハジメは仕方なく口移しで飲ませ、愛子は一命をとりとめました。
しかしハジメは、清水幸利は改心する気が無いと判断し殺害!彼のその行動に、愛子先生は衝撃を受けるのでした。
『ありふれた職業で世界最強』3巻のネタバレ
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